稼働日情報のデフォルト

常勤換算(FTE)は、就業者が常勤ベースで勤務した時間数で、通常はワークロードの決定に使用されます。

独自の値を指定することも、標準勤務時間、標準年間勤務時間および単位(UOM)の値をデフォルト設定することもできます。稼働日情報は、従業員の常勤換算(FTE)を計算するために使用されます。

これらのエンティティの稼働日情報属性は、この順序でデフォルト設定できます。

  1. ジョブ
  2. 事業所
  3. 部門
  4. 企業

これがどのように機能するかを図で説明します。

次の図は、標準勤務時間、周期、標準年間勤務時間および単位がポジションでどのようにデフォルト設定されるかを示しています。

標準勤務時間、周期、標準年間勤務期間および単位のデフォルト設定ロジックを次に示します。

エンティティ 仕組み
ジョブ ポジションで指定されたジョブが最初にチェックされます。これらの属性のいずれかの値がジョブで使用可能な場合、これらの値はポジションにデフォルト設定されます。
事業所 属性値のいずれかがジョブに指定されていない場合は、ポジションで指定された事業所がチェックされます。これらの値が勤務地に指定されている場合は、これらの値がポジションにデフォルト設定されます。
部門 属性値のいずれかが事業所に指定されていない場合は、ポジションに指定された部門がチェックされます。これらの値が部門に指定されている場合は、これらの値がポジションにデフォルト設定されます。
企業 属性値のいずれかが部門に指定されていない場合は、企業がチェックされます。これらの値が企業で指定されている場合、これらの値はポジションにデフォルト設定されます。

ポジションのビジネス・ユニット、部門、事業所またはジョブを変更すると、これらのオブジェクトからデフォルト設定されている場合は、既存のデフォルト稼働日情報も削除されます。ただし、これはポジションを複製する場合には適用されません。

また、いずれかのエンティティに値を指定すると、デフォルト設定階層が再調整されます。たとえば、標準年間勤務時間が以前に企業からデフォルト設定されていた場合に、部門に対して標準年間勤務時間の値を新たに指定したとします。最新の標準年間労働期間の値が部門からデフォルト設定されるようになります。