ジャーニ表示プロパティ

ジャーニ・セクションまたはタスク処理に対するアクセスをロールに基づいて制御できます。これを行うには、ジャーニおよびタスクの設定中に「設定の表示」タブでジャーニまたはタスク・レベルで表示プロパティを指定します。

ライン・マネージャが従業員のかわりにタスクを「適用不可」としてマークしないようにするとします。このことを制限するには、ライン・マネージャに対してタスク・レベルでその処理を非表示にします。

ジャーニ・アクセス・レベル

ジャーニ・セクションまたはタスク処理に対して各ロールが持っているアクセス権がデフォルトで表示されます。これを変更するには、次の表に示されている値を指定します。何も指定しない場合は、デフォルトのアクセス権が適用されます。

その意味

表示

ジャーニまたはタスク・レベルでそのロールに対してセクションまたは処理が表示されます。

非表示

ジャーニまたはタスク・レベルでそのロールに対してセクションまたは処理が非表示になります。

許可

そのロールがジャーニまたはタスク・レベルで処理を実行できます。

次のユーザーのアクセス権を指定します。
  • 割当先: ジャーニが割り当てられているユーザー。
  • ライン・マネージャ: 割当先の直属のライン・マネージャであるユーザー。
  • その他のユーザー: 割当先およびライン・マネージャ以外のユーザー。
  • イニシエータ: トランザクションを開始するユーザー。

「割当先」、「ライン・マネージャ」および「その他のユーザー」に対して異なるプロパティが設定されている場合、開始者の表示プロパティ設定が最優先されます。

「順序に従ってタスクを並べる」プロパティでは開始者のデフォルト値が「はい」になりますが、開始者のそれ以外のすべての表示プロパティ値は「その他のユーザー」の値と同じになります。

構成レベル

設定中に様々なレベルで表示プロパティを確認できます。各レベルで構成できる内容は次のとおりです。

  • ジャーニ: ジャーニ・レベルでのアクセスを管理します。ここで指定した内容によって、デフォルトが上書きされます。ジャーニ割当先、ライン・マネージャおよびその他のユーザー(HRユーザーやITユーザーなど)のアクセス権を指定します。

  • タスク・タイプ: ジャーニ・レベルで特定のタスク・タイプのアクセスを制御します。構成は、ジャーニ内のそのタイプのすべてのタスクに適用されます。個々のタスク・レベルでこれを上書きできます。

  • タスク: 特定のタスク・レベルでアクセスを制御します。タスク・レベルで指定した内容によって、ジャーニ・レベルとタスク・タイプ・レベルで構成した内容が上書きされます。タスク実行者、タスク所有者、ライン・マネージャおよびその他のユーザーのアクセス権を指定します。

加えた変更はジャーニまたはタスクに固有であり、すべてのジャーニおよびタスクにグローバルに適用されるわけではありません。いつでも設定をリセットしてデフォルトに戻すことができます。また、ジャーニが割り当てられた後に変更を加えても、割当済ジャーニまたはタスクには影響しません。

タスク・レベルのアクセス権

次のユーザーのアクセス権を指定します。
  • 実行者: タスクが割り当てられたユーザー。
  • 所有者: タスク所有者として定義されているユーザー。
  • ライン・マネージャ: 割当先の直属のライン・マネージャであるユーザー。
  • その他のユーザー: 割当先およびライン・マネージャ以外のユーザー。

タスク・レベルで、タスク・アクセスを構成すると、タスクの一部としてロールが実行できる操作が決まります。

タスク・アクセスによって何が決まるかを次に示します。

  • 「構成可能フォーム」、「質問リスト」または「文書」タスク・タイプのタスク詳細ページでロールに対して表示される内容。たとえば、従業員のかわりにライン・マネージャまたはHR担当者が質問リストや構成可能フォームの応答を入力しないようにしたり、従業員が質問リストや構成可能フォームに対して提供した応答の表示をライン・マネージャまたはHR担当者に許可しない場合は、「ライン・マネージャ」または「その他のユーザー」のタスク・アクセスを「非表示」に設定できます

  • 「タスク・アクセス」について「非表示」を指定した場合に次のタスク・タイプでロールが実行できる操作。

    • 外部URL、アプリケーション・タスク、I-9およびレポート・タスクでは、「タスクに進む」ボタンが非表示になります。

    • DocuSignタスクでは、「ここに署名」ボタンが非表示になります。

    • ネイティブのeSignatureタスクでは、「完了」ボタンは非表示です。

    • 手動タスクについてはアクセスを制限できないため、このようなタスクには影響しません。

イニシエータの特定のジャーニ・レベルの処理がジャーニを自己割当するときに、その処理を制限できます。