カスタム・サブジェクト領域について

アプリケーションを使用すると、事前に構築されたアナリティクスを取得して、ビジネス上の一般的な質問に答えることができます。ただし、質問に回答しない場合は、組み込みサブジェクトエリアを使用して独自のアナリティクスを作成できます。

組み込みサブジェクトエリアで必要な対象が満たされない場合は、質問に回答するアナリティクスの作成に使用する独自のカスタム・サブジェクト・エリアを作成できます。この機能は、アプリケーションの構成プロセスを実行する際に特に役立ちます。たとえば、カスタム・オブジェクトを作成し、それをレポートする場合は、カスタム・サブジェクト領域を作成する必要があります。

サブジェクトエリアおよびアナリティクス

サブジェクト領域とアナリティクスの関係は何ですか。

アナリティクスの作成は、サブジェクト領域から開始します。基本的に、データベースからの関連情報の集まりです。一方、アナリティクスはサブジェクトエリアのスナップショットと似ています。これにより、その情報コレクションを集中的に把握できるため、データからより意味のあるインサイトを得ることができます。

画家のパレットなどのサブジェクト領域を確認でき、結果のアナリティクスはユーザーが作成した完成した絵画です。サブジェクト領域には、1つ以上のアート・ワークをペイントするために必要なすべての色が含まれています。また、完成したアート・ワークによって、ビジネスをよりよく理解し、運用するために必要なインテリジェンスが提供されます。

カスタム・サブジェクト領域を作成するタイミング

カスタム・サブジェクト・エリアを作成する必要はありません。独自のカスタム・アナリティクスを作成できる多くの情報を含む組み込みサブジェクトエリアを取得できます。ただし、次の2つの理由で、カスタム・サブジェクト領域を作成する必要があります:

カスタム・オブジェクトを作成し、そのオブジェクトをレポートする場合
既存の組み込みサブジェクトエリアにレポートに必要な測定(ファクト)が含まれていない場合

カスタム・サブジェクト領域の作成および使用方法

カスタム・サブジェクト領域を作成するには、プロセスを順を追って説明しますが、ここでは簡単な概要を示します:

「アプリケーション・コンポーザ」にナビゲートします。
アプリケーション・コンポーザの概要ページで「カスタム・サブジェクト領域」をクリックします。
「処理」メニューから「作成」をクリックします。
ガイド・プロセスを完了します。

次に、そのサブジェクト領域から実際にアナリティクスを構築するには、BIコンポーザを使用します。 BI Composerでのカスタム・サブジェクト領域の使用は、事前作成サブジェクト領域の使用と同じです。

「ナビゲータ」メニューから、「ツール」>「レポートおよびアナリティクス」を選択します。
コンテンツ・ペインで、「作成」をクリックします。
公開済カスタム・サブジェクト領域を選択し、レポートやオンライン・アナリティクなどのアナリティクの作成を開始します。

注意事項

カスタム・サブジェクト領域の作成を開始する前に、次のことを理解しておく必要があります:

ツール:
- アプリケーション・コンポーザを使用して、カスタム・サブジェクト領域を作成します。次に、BIコンポーザを使用して、それらのカスタム・サブジェクト領域に基づいてアナリティクスを作成します。
- 統合移行を使用して構成を移行する場合は、ターゲット環境ではなく、常にソース環境でカスタム・サブジェクト領域を作成します。そうしないと、移行時にカスタム・サブジェクト領域が上書きされます。また、移行ページで移行セットを作成する場合は、カスタム・サブジェクト領域がアナリティクス・アンサーとBIコンポーザの両方に表示されるように、必ずBusiness Intelligenceコンテンツを含めてください。
オブジェクト: サブジェクト領域は、常にビジネス・オブジェクトに基づいて構築されます。そのオブジェクトは、そのサブジェクト領域を使用して作成されたレポートのフォーカスです。サブジェクト領域に関連オブジェクトを追加できますが、常にプライマリ・オブジェクトがあり、変更できません。
日付と数値:
- レポート作成の実質的な意味は、通常、どのくらいの大きさまたは何個かです。事態を測定して、ビジネスの状況に関するインサイトを取得しています。カスタム・サブジェクト領域の作成時に、カスタム・サブジェクト領域オブジェクトの属性をメジャーとしてタグ付けできます。つまり、測定可能な日付および数値フィールドを指定します。これらの測定は、後でこのサブジェクトエリアを使用してアナリティクスを作成するときに使用します。
- 日付リングを有効にすることもできます。つまり、アナリティクスのデータを様々なカレンダ属性でグループ化できます。これを行うには、年度の週、月、エンタープライズ四半期など、日付属性をカレンダ・オブジェクトにマップします。このマッピングを使用すると、たとえば特定の四半期または年別にアナリティクス内のデータを表示できます。
公開: カスタム・サブジェクト領域を作成した後は、公開するまでBIコンポーザでその領域を実際に使用することはできません。

次のいくつかのトピックでは、これらの主な概念の一部を確認します。次に、カスタム・サブジェクト領域の作成方法について詳しく説明します。