カスタム・ロールのエクスポートおよびインポート
ある環境から別の環境にカスタム・ロール定義を移行しようとしています。 移行ニーズを達成するには、Financialsオファリング内のユーザーおよびセキュリティ機能領域でビジネス・オブジェクトをエクスポートします。
開始する前に
『Functional Setup Managerの使用』ガイドの設定データのエクスポートおよびインポートの概要のトピックの説明に従って、ビジネス・オブジェクト・データをエクスポートおよびインポートする方法を学習します。
エクスポート対象とインポート対象
カスタム・ロールを移行すると、次のビジネス・オブジェクトが、Financialsオファリング内のユーザーおよびセキュリティ機能領域から生成された構成パッケージにエクスポートされます。 次のビジネス・オブジェクトには、カスタム・ロール定義が含まれます:
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アプリケーション・データ・セキュリティ・ポリシー
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機能セキュリティ・カスタム・ロール
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機能セキュリティ・カスタム・ロール階層
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機能セキュリティ・カスタム・ロール権限メンバーシップ
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HCMデータ・ロール
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HCMデータ・ロール・セキュリティ・プロファイル
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各ビジネス・オブジェクトに含まれている内容を詳しく調べてみましょう。
ビジネス・オブジェクト |
エクスポートおよびインポートに含まれる情報 |
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アプリケーション・データ・セキュリティ |
アプリケーション・データ・セキュリティには、次の方法で作成されたデータ・セキュリティ・ポリシーが含まれます。
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機能セキュリティ・カスタム・ロール |
カスタム・ロールには次の詳細が含まれます。
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機能セキュリティ・カスタム・ロール階層 |
ロール階層には、次の詳細が含まれます。
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機能セキュリティ・カスタム・ロール権限メンバーシップ |
ロール権限メンバーシップには、次の詳細が含まれます。
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HCMデータ・ロール |
HCMデータ・ロールには次の詳細が含まれます。
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HCMデータ・ロール・セキュリティ・プロファイル |
HCMデータ・ロール・セキュリティ・プロファイルには、次の詳細が含まれます。
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セキュリティ・プロファイルを使用してHCMデータへのアクセスを構成した場合、ビジネス・オブジェクトHCMデータ・ロールおよびHCMデータ・ロール・セキュリティ・プロファイルが構成パッケージに含まれます。 Oracle HCM Cloudも使用している場合は、『HCMの保護』ガイドのHCMカスタム・ロールおよびセキュリティ・プロファイルのエクスポートおよびインポートに関するトピックの説明に従って手順を実行することをお薦めします。
インポート後の処理
財務オファリング内のユーザーおよびセキュリティ機能領域から生成された構成パッケージのインポートが完了した後、セキュリティ・コンソールで移行されたすべてのデータ・セキュリティ・ポリシーがすぐに表示されない場合があります。
アプリケーション・データ・セキュリティ・ポリシーをインポートすると、バックグラウンド・プロセスが実行され、インポートされたデータ・セキュリティ・ポリシーがターゲット環境のロールと同期されます。 インポートしたデータ・セキュリティ・ポリシーはこのプロセスが完了した時点でアクティブになり、この時点でセキュリティ・コンソールに表示されます。 これは、ソース環境内の他のロールからコピーしたカスタム・ロールのデータ・セキュリティ・ポリシーに影響します。 これは、セキュリティ・コンソールを使用して手動で追加されたデータ・セキュリティ・ポリシーを持つカスタム・ロールにも影響します。