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Oracle Fusion販売側統合のための補助元帳会計

補助元帳会計の統合により、Channel Revenue Managementで会計基準を定義および構成し、ビジネス・トランザクションの詳細会計を生成できます。

事前定義済の補助元帳会計設定

Channel Revenue Managementは補助元帳アプリケーションとして登録されています。 設定タスクはChannel Revenue Management(チャネルRevenue Management)機能領域で使用でき、補助元帳の設定に役立ちます。 これにより、企業は、管理性、可視性、効率性の向上を通じて、企業、地域、管理者の会計および監査の要件を順守できます。

仕訳ソースおよびカテゴリ

Channel Revenue Managementからトランザクションに対して作成された仕訳には、次の仕訳ソースとカテゴリが割り当てられます。 Channel Revenue Managementでは、デフォルトの仕訳カテゴリが各イベント区分に割り当てられます。 割当は、補助元帳会計オプション・タスクで構成できます。

この表は、Channel Revenue Managementの仕訳ソースと仕訳カテゴリを示しています。

フィールド	値
仕訳ソース	チャネル売上
仕訳カテゴリ	チャネル経過勘定 チャネル要求

Channel Revenue Management販売サイド・イベント区分

会計イベントは、Channel Revenue Managementのビジネス・イベントで、会計上の影響があります。 Subledger Accountingでは、会計イベントはイベント・タイプとして分類されます。 イベント・タイプはイベント区分にグループ化されます。 Channel Revenue Managementの会計イベント・モデルは事前定義されており、各イベント区分とそのライフサイクルが含まれます。 この会計イベント・モデルは、補助元帳会計作成の基礎を形成します。 イベント区分を使用すると、補助元帳会計で同様のビジネス・イベントの会計を一貫した方法で処理できます。

販売側フローの場合、補助元帳会計統合は、次の2つの会計イベント区分の会計ルールの導出に集中します:

イベント区分	イベント・タイプ
顧客経過勘定	顧客経過勘定作成
顧客要求決済	クレジット・メモ別顧客要求決済 顧客要求決済戻し処理

ノート: 要求/控除が非販促の場合は、補助元帳会計または一般会計にインタフェースされません。

顧客経過勘定イベント

作成されるすべての見越に対して、見越イベントによってGeneral Ledgerへの会計がトリガーされます。 会計イベントは、Channel Revenue Managementで作成されたすべての見越について、それぞれのイベント・タイプで発生します。 顧客経過勘定イベント:

• 売上または費用勘定の借方記入
• 貸方見越負債勘定

たとえば:

借方/貸方	勘定科目	金額
借方	販売または経費	USD 100
貸方	見越負債	USD 100

顧客経過勘定の事前定義済会計ルール

次の補助元帳会計基準は、事前定義済仕訳ルール・セットが使用されている場合、顧客経過勘定の会計を生成するために使用されます。 借方と貸方の勘定科目は、補助元帳会計マッピング・セットで定義されます。

イベント区分名	仕訳ルール・セット	仕訳明細ルール	サイド	勘定科目ルール	マッピング・セット
顧客経過勘定	顧客経過勘定ルール	販売または経費	借方	販売または費用勘定	販売または費用勘定
顧客経過勘定	顧客経過勘定ルール	見越負債	貸方	見越負債勘定	見越負債勘定

顧客要求決済イベント

要求または控除がプロモーション経過勘定または支給に関連付けられ、クレジット・メモによって要求が決済されると、別の会計イベントがトリガーされます。 Channel Revenue Managementは、売掛/未収金決済勘定を売掛管理に渡し、次の顧客要求決済エントリを作成します:

• 借方要求経過勘定負債勘定
• 貸方売掛/未収金精算勘定

たとえば:

借方/貸方	勘定科目	金額
借方	要求経過勘定負債勘定	USD 100
貸方	売掛/未収金精算勘定	USD 100

顧客要求決済の事前定義済会計ルール

次の補助元帳会計基準は、事前定義済仕訳ルール・セットが使用されている場合、顧客要求決済の会計を生成するために使用されます。 借方と貸方の勘定科目は、補助元帳会計マッピング・セットで定義されます。

イベント区分名	仕訳ルール・セット	仕訳明細ルール	サイド	勘定科目ルール	マッピング・セット
顧客要求決済	クレジット・メモ・ルール別顧客要求決済	要求見越負債	借方	要求経過勘定負債勘定	要求経過勘定負債勘定
顧客要求決済	クレジット・メモ・ルール別顧客要求決済	売掛/未収金精算	貸方	売掛/未収金精算勘定	売掛/未収金精算勘定

顧客要求決済の戻し処理イベント

問題が原因で請求が決済保留ステータスから再オープンされた場合、「顧客要求の決済」スケジュール済プロセスはイベントが正常に処理されたかどうかを検証します。

• 最初のイベントが正常に処理された場合は、戻し処理イベントが作成されます。

最初のイベントが処理されない場合は、既存のイベントが削除されます。

チャネルRevenue Management販売側のマッピング・セットの管理

Channel Revenue Managementの販売側では、次の事前定義済マッピング・セットを使用できます。 これらは、事前定義された入力ソースを元帳の勘定体系にマップします。

マッピング・セット	使用方法	出力タイプ	入力ソース
見越負債勘定	見越負債勘定のマッピング・セットです。	勘定科目組合せ	顧客経過勘定ビジネス・ユニット 顧客調整タイプ
要求経過勘定負債勘定	請求経過勘定負債勘定のマッピング・セットです。	勘定科目組合せ	顧客要求ビジネス・ユニット 顧客要求タイプ
顧客要求の為替差益勘定	顧客要求の為替差益勘定のマッピング・セットです。	勘定科目組合せ	顧客要求ビジネス・ユニット
顧客要求の為替差損勘定	顧客要求の為替差損勘定のマッピング・セットです。	勘定科目組合せ	顧客要求ビジネス・ユニット
売掛/未収金精算勘定	売掛/未収金精算勘定のマッピング・セットです。	勘定科目組合せ	顧客要求ビジネス・ユニット 顧客要求タイプ
販売または費用勘定	販売または費用勘定のマッピング・セットです。	勘定科目組合せ	顧客経過勘定ビジネス・ユニット 顧客調整タイプ

事前定義済マッピング・セットへの勘定科目の割当

事前定義済の仕訳ルール・セットを使用している場合は、前述のマッピング・セットごとに、元帳の勘定体系に少なくとも1つの出力値を関連付ける必要があります。

1. 必要なアクセス権を持つロールを使用して、設定およびメンテナンス作業領域にナビゲートします。
   • オファリング: Order Management/Procurement
   • 機能領域: チャネルRevenue Management/サプライヤ・インセンティブ
   • タスク: マッピング・セットの管理
2. マッピング・セットの管理: 「Channel Revenue Management(チャネル売上管理)」ページが開き、補助元帳のマッピング・セットを表示できます。 マッピング・セットを選択して編集します。
3. マッピング・セットの編集の勘定体系セクションで、「行の追加」アイコンをクリックします。 ドロップダウン・リストから勘定体系を選択します。
4. マッピング・セクションで、アカウントの「入力」ソースを「出力」タイプ・マッピングに追加します。 該当する場合は、「デフォルト」ボタンを選択して、入力ソース値に使用可能なマッピングがない場合に、使用するデフォルト勘定科目を指定します。
5. 「保存」をクリックします。

ノート: カスタム・マッピング・セットを作成するのは、アカウントを異なる入力ソースにマップする必要がある場合のみです。

トランザクションのスイープ

「チャネル・トランザクション会計イベントのスイープ」スケジュール済プロセスは、未計上チャネル・トランザクションをオープン期間または先日付入力可能期間にスイープするために使用されます。