経費プールと原価要素グループ、間接費会計基準の連携方法

費用プールと原価要素グループ、間接費会計基準を使用して、在庫トランザクションの間接費配賦を計算します。間接費は、在庫に配賦および資産計上することも、費用として配賦および組替することもできます。

費用処理済または資産計上済間接費

インバウンド・トランザクションおよび在庫転送トランザクションでは、間接費を配賦して在庫価額に資産計上したり、配賦を費用勘定にリダイレクトできます: 配賦勘定科目への貸方、および在庫勘定科目または費用勘定への借方。アウトバウンド・トランザクションでは、間接費配賦は費用勘定にリダイレクトされ、総マージンの計算に含められます。

たとえば、購入する在庫品目がそれぞれ$10で、入庫トランザクションの間接費$2を配賦する場合を考えてみます。品目が販売されると、アウトバウンド・トランザクションでそれぞれ$3の追加の間接費を配賦します。売上原価の合計は15ドルです。

費用プール

費用プールは、間接費として配賦できる総勘定元帳費用勘定の集合を表します。費用プールは、原価組織レベルで定義されます。間接費ルールは経費プールに対して定義され、経費プールには、経費プールを吸収する多くの間接費ルールを含めることができます。

費用プールは原価要素にマップされ、原価要素には1つ以上の費用プールを含めることができます。間接費が配賦されると、経費プールごとに会計配分が作成されるため、配賦勘定を費用プール・レベルで貸方記入する会計基準を定義できます。インバウンド・トランザクションが在庫にあると、在庫の価値が原価要素レベルで追跡されるため、必要な粒度レベルで在庫を介して原価を追跡できます。

原価要素グループ

原価要素グループは、間接費ルールが原価のパーセントの場合に合計する原価要素を指定します。原価要素グループは、システム定義またはユーザー定義にでき、原価組織レベルで設定されます。

トランザクション原価と資材の2つの原価要素グループが事前定義されています。独自の原価要素グループを定義することもできます。

間接費会計基準

アプリケーションでは、ユーザーが定義した間接費会計基準を使用して、間接費を計算する時期と方法を判断します。間接費計算は、原価要素プールまたは原価要素グループに基づきます。

間接費会計基準は、原価組織台帳レベルで定義されます。原価組織、在庫組織、品目カテゴリまたは品目のレベルで間接費を配賦する計算を設定できます。