契約製造でのエンティティのモデル化の連携方法

契約製造がOracle Fusion Cloud Manufacturingで機能するため、契約製造内の一部のエンティティは、次の項で説明するようにモデル化されています:

契約製造業者: 当初設備製造業者の企業内で通常のサプライヤおよびサプライヤ・サイトとしてモデル化されます。また、元の機器メーカーの企業内の在庫組織としてモデル化されます。

契約製造完了商品品目: 品目タイプは「製造」に設定されています。契約製造のチェック・ボックスは「はい」に設定されています。

契約製造サービス品目: 品目タイプは「購買」に設定されています。契約製造のチェック・ボックスは「はい」に設定されています。

契約製造完成品品目部品構成表(BOM): 元の機器メーカーが提供するコンポーネントは、BOMに含まれています。「契約製造業者」によって提供されるコンポーネントの「供給タイプ」は、「サプライヤ」としてマークされます。「オリジナル機器メーカー」によって提供されるコンポーネントの「供給タイプ」は、「プッシュ」としてマークされます。契約製造サービス品目は、BOMにコンポーネントとして含まれています。

次の図は、契約製造でエンティティがどのように連携するかを示しています:

契約製造におけるこれらのエンティティの連携方法の説明:

相手先商標製造業者(OEM)は、契約製造品目の供給作成リクエストを受け取ります。
供給作成リクエストを受け取った後、OEMは契約製造組織の契約製造終了商品品目に作業オーダーを作成し、契約製造業者の施設の製造プロセスをモニターします。契約製造組織は、製造が外注される契約製造業者を表すOEM企業で作成された仮想組織です。
OEMは、製造のアウトソーシングの一環として、契約製造サービス時間の購買オーダーを契約製造業者に送信します。
契約製造サービス品目の購買オーダー(PO)の受入時に、契約製造業者は、POが契約製造完成品品目を製造することであることを理解します。契約製造業者は、その個人がOEMとの契約に基づいて、契約製造サービス品目を企業内の契約製造完成品品目にマップすることになるため、これを理解しています。これは、品目相互参照、または契約製造の見通し外にある企業内のその他の手段によって実現されます。
契約製造業者が製造を完了すると、契約製造完成品品目が需要場所に保管され、契約製造業者は生産が完了したことをOEMに通知します。
OEMは、契約製造業者に配置された購買オーダーで受入トランザクションを開始し、契約製造仮想組織に契約製造サービス品目を受け取り、契約製造組織で作成されたトラッキング作業オーダーを完了します。契約製造サービス品目は、契約製造完成品品目の部品構成表(BOM)の構成部品の1つであり、契約製造サービス品目が「バック・フラッシュ」または「組立プル」に設定されているため、契約製造サービス品目は作業オーダーに自動消費されます。さらに、契約製造完了商品品目の在庫が契約製造組織に作成され、契約製造サービス品目在庫が契約製造組織から減少します。