出荷と輸送および取引管理システムとの統合方法

Oracle Shippingは、輸送管理または取引管理ソリューションとシームレスに統合します。

Shippingを次のものと統合する場合:

輸送管理システムでは、出荷のスケジュールと最適化、運送業者への出荷の依頼を行うことができます。
取引管理システムでは、トランザクションを適切にスクリーニングし、ボーダーを越えた取引の法的要件、規制要件、企業要件を管理することで、コンプライアンスを確保できます。

コールアウトの説明:

1.オーダー・マネージャは、計画のためにオーダー明細を輸送管理システムに送信できます。オーダー明細が計画されると、輸送詳細は後続の処理のために出荷に戻されます。

2.オーダー・マネージャは、Oracle Fusion Cloud Order ManagementとShippingの両方から直接コンプライアンス・スクリーニングを実行できます。オーダー・マネージャはオーダー明細のコンプライアンス・スクリーニングをリクエストでき、出荷ユーザーは出荷明細の取引コンプライアンスを確認できます。

次のサブセクションでは、Shippingとオーダー管理、輸送管理および取引管理システムとの統合方法の詳細情報を提供します。

オーダー管理との出荷統合

オーダー管理とOracle Fusion Cloud Inventory Management製品スイート(Shipping、Receiving、Inventory Management)は、ユーザーがオーダー管理で直接入力するオーダー、または他のソースからインポートするオーダーを履行するために連携します。

オーダー管理を輸送管理システムと統合して、輸送計画のためにそのシステムに販売オーダーを送信したり、プラン完了や搬送証明などの履行マイルストーンで更新を受信できます。オーダー管理と輸送管理システムとの統合の詳細は、Oracle Fusion Cloud SCMを参照してください: オーダー管理の実装ガイド。

Transportation Managementシステムとの出荷統合

出荷を輸送管理システムと統合すると、オーダー・マネージャは計画のためにオーダー明細をそのシステムに送信できます。オーダー明細が計画されると、輸送詳細は後続の処理のために出荷に戻されます。

この統合には次のような利点があります:

出荷では、輸送出荷情報、出荷方法詳細、出荷日などの輸送計画詳細が自動的に受け入れられます。

倉庫担当者は、関連する輸送出荷に基づいて、出荷明細に対する処理をまとめて実行できます。

輸送管理システムには、バックオーダー数量が自動的に通知されます。

出荷は最終出荷情報を輸送管理システムに伝達し、より正確な出荷文書の生成に役立ちます。

サードパーティ・ロジスティクス(3PL)アプリケーションおよび倉庫管理システム(WMS)は輸送管理システムに直接統合でき、出荷は3PLアプリケーションおよびWMSと直接通信します。

輸送管理の詳細は、Oracle Help Centerで入手できるOracle Fusion Cloud Logisticsのドキュメントを参照してください。

Trade Managementシステムとの出荷統合

出荷を取引管理システムと統合すると、オーダー・マネージャはオーダー管理およびShippingから直接コンプライアンス・スクリーニングを実行できます。オーダー・マネージャはオーダー明細のコンプライアンス・スクリーニングをリクエストでき、出荷ユーザーは出荷明細の取引コンプライアンスを確認できます。

この統合には次のような利点があります:

出荷ユーザーは、ビジネスに適したステージで出荷明細をスクリーニングするようにリクエストできます。たとえば、出荷ユーザーは、明細が自動的にステージングされるか、資材が出荷される前に手動でコンプライアンス・スクリーニングをリクエストできます。

倉庫担当者は、コンプライアンス・スクリーニングのニーズに基づいて出荷明細に対する処理をまとめて実行できます。

取引管理システムには、バックオーダー数量が自動的に通知されます。

最終出荷情報を取引管理システムに通信できます。これにより、源泉徴収されたライセンスのリリースおよびエクスポート・ドキュメントの生成に役立ちます。

サードパーティ・ロジスティクス(3PL)アプリケーションおよび倉庫管理システム(WMS)は、取引管理システムに直接統合でき、出荷は3PLアプリケーションおよびWMSと直接通信します。