転送オーダーのキット品目

キット品目は、品目構成を表示する固定コンポーネントを備えた品目であり、オプションおよび区分はありません。キット品目自体は、一貫して結合および出荷される、標準、構成不可、選択不可の品目のリストです。最上位レベルはキット品目であり、プライマリ品目構成タイプが含まれています。

キット品目では、各コンポーネントを個別に要求するかわりに、転送オーダーのオーダー・ピック・キットを要求できます。 Oracle Product Hubでキットの親品目を定義し、コンポーネント構成を関連付けた後、転送オーダーを要求するときにキットの親品目名を使用します。 Oracle Fusion Cloud Inventory Managementでは、作成時にキットのコンポーネントが自動的に転送オーダーに展開されるため、ピッキングと出荷、受入が引き続きコンポーネント・レベルで行われます。

キット品目の転送オーダーが作成されると、Oracle Inventory Managementの「転送オーダーの管理」ページに表示できます。ここから、キット品目の転送オーダーをレビューおよび編集できます。キット・コンポーネントは、個別の出荷明細として出荷に表示される出荷可能品目です。キット内のすべての品目が確実に同時に出荷されるように、出荷明細は転送オーダー作成時に出荷セットに自動的にグループ化されます。キット品目は、在庫配賦先転送オーダーと費用配賦先転送オーダーの両方に入力できます。

オーダーを効率化するために頻繁にまとめて出荷される複数の品目を1つのキット品目にグループ化することは一般的です。このようにして、出荷対象の複数の品目に相当する単一品目に対してオーダーを発行できます。

重要なノート

Oracle Supply Chain Orchestration供給要求、RESTリソースまたはファイルベース・データ・インポート(FBDI)を使用して、キット品目の転送オーダーを作成できます。これは、Oracle Order Managementを介してルーティングされる転送オーダーのキット品目には適用されません。
「製品情報管理」作業領域からキット品目を定義する場合は、「社内転送可」および「転送オーダー使用可能」属性を「はい」に設定する必要があります。
キット品目は、オーダー・ピックまたは事前構築が可能です。たとえば、キット・コンポーネントを個別の場所に保持し、個別にピックした後、まとめて梱包してオーダーを履行できます。
キット・コンポーネントがバックオーダーされている場合は、取消できません。
Oracle Supply Chain Orchestrationの供給明細は、転送オーダー明細が更新されても更新されません。
複数の配分はセルフサービス調達からOracle Supply Chain Orchestrationによってサポートされており、在庫管理にインタフェースされます。サプライ・チェーン・オーケストレーションRESTリソースを使用した費用配賦先転送および在庫配賦先転送では、複数の配分はサポートされていません。これは、RESTリソースがRESTペイロードの一部として配分率および配分数量を取得しないためです。