二重単位を使用した残余数量トランザクション
二重単位品目に対するトランザクションで、その品目のプライマリ単位の手持数量がゼロになり、セカンダリ手持数量がゼロにならない場合、在庫管理によって自動的に残余数量トランザクションが作成されます。
セカンダリ手持数量が、
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ゼロ未満の場合、残余数量トランザクションに残余数量受入が含まれます。
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ゼロより大きい場合、残余数量トランザクションに残余数量出庫が含まれます。
これらの差異の処理方法は「デフォルト管理」属性を使用して指定できます。
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値 |
説明 |
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固定 |
在庫管理ではプライマリ数量と単位換算を使用してセカンダリ数量が決定されます。 |
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「デフォルト」または「デフォルトなし」 |
指定した偏差によって、セカンダリ数量が決まります。 |
どちらかの方向で10%の偏差を許可する例を示します。 プライマリからセカンダリへの換算は1対1です(例: KGとリットル)。 重量100 KGの容量100リットルを受け取ったとします。
ここで資材を数回出庫しますが、標準換算からの偏差がいくらか発生します。 あるバッチまたは出荷に対して50 KGの51リットルを出庫したと仮定します。これは履行中に資材が膨張したためです。 これにより、50 KGの49リットルが手元に残ります。 ここで、50 KGの51リットルの別の出庫を実行します。 これにより、手持数量は0 KGの-2リットルになります。 明らかに、物理的には不可能です。 KGが0の場合は、リットルも0である必要があります。 0 KGの2リットルに対する残余数量受入が在庫管理によって自動で作成され、手持数量が0 KGの0リットルに同期されます。 同様に、0 KGのプラス2リットルが残された場合は、在庫管理によって残余数量出庫が作成されることになります。
通常、これらの残余数量トランザクションは、偏差を許可している場合に発生します。 ただし、「デフォルト管理」を「固定」に設定している場合、端数処理の誤差の累積により、プライマリ数量と単位換算との同期が維持されなくなることがあります。 トランザクションの手持数量がプライマリ数量ではゼロになるものの、セカンダリ数量ではゼロにならない場合は、残余数量トランザクションが作成されます。
デフォルト管理属性の設定方法について確認してください。 詳細は、二重単位の設定を参照してください。