出荷要求の生成

出荷明細を外部システムに送信するには、出荷リクエストの生成スケジュール済プロセスを使用します。このプロセスを使用する前に、ピック・ウェーブ・リリース・ルールを定義する必要があります。このプロセスでは、ピック・ウェーブ・リリース・ルールを使用して、出荷明細を外部システムとインタフェースするための基準を指定します。このプロセスでは、出荷リクエストが生成され、外部システムが消費できることを示すアウトバウンド出荷リクエスト・ビジネス・イベントが発行されます。

イベント出荷パラメータを発行する前にアウトバウンド出荷明細を処理が選択されていない場合、このプロセスでは、需要および処理基準を含む出荷リクエスト・バッチが作成され、アウトバウンド出荷リクエスト・イベントが公開されます。出荷明細変更リクエスト(処理)を使用する必要があります: generateShipmentRequest) RESTリソースまたは資材出荷明細(工程): GenerateShipmentRequest)出荷明細を処理する統合レイヤーのSOAPサービス。

イベント出荷パラメータを発行する前にアウトバウンド出荷明細を処理する場合、プロセスは需要基準に基づいて明細を選択し、必要に応じて明細を予約し、すべての適格明細の「バッチID」フィールドを更新して、明細をインタフェース済としてマークします。次に、アウトバウンド出荷リクエスト・イベントが発生します。

使用する場合

このプロセスは、事前に定義された時間および間隔で出荷明細をWMSまたは3PLシステムに送信する場合に使用します。異なる時間間隔で出荷明細に異なる選択基準を使用する場合は、プロセスで様々なリリース・ルールを定義して使用します。

必要な権限

出荷要求の生成(WSH_GENERATE_SHIPMENT_REQUEST_PRIV)

仕様

このスケジュール済プロセスを設定する前に、次の内容を確認してください:

仕様	説明
ジョブ・タイプ	アドホック予定済
頻度	必要に応じて、通常は、出荷明細を外部システムにインタフェースする必要がある頻度に応じて異なります。
時間	常時
期間	プロセスでピッキング・バッチが作成され、ビジネス・イベントが公開されるのみであるため、プロセスは数秒以内に完了する必要があります。
互換性	プロセスの複数のインスタンスがいつでも実行されている場合がありますが、プロセスの1つのインスタンスのみが実行されるようにプロセスをスケジュールすることをお薦めします。

パラメータ

パラメータ	オプションまたは必須	説明	パラメータ値	特別な組合せが必要	ノート
リリース・ルール	必須	ピック・ウェーブに選択される出荷明細を決定するピック・ウェーブ・リリース・ルールの名前。	ピック・ウェーブ・リリース・ルールの管理で定義されたリリース・ルールのリストを含む、値リストからの単一値。	なし	該当なし

トラブルシューティング情報

プロセスのステータスは、「スケジュール済プロセス」ページで表示できます。
プロセスが完了すると、ログ・ファイルと出力ファイルが含まれます。
出力ファイルには、プロセスによって作成された出荷リクエスト番号が含まれます。
イベント出荷パラメータを発行する前にアウトバウンド出荷明細を処理する場合、出力ファイルには、処理用に選択された出荷明細、インタフェース済、インタフェースされていない出荷明細、代替品目および取消済の出荷明細数の要約が含まれます。
イベント出荷パラメータを発行する前にアウトバウンド出荷明細を処理する場合、ログ・ファイルには、出荷リクエスト需要選択基準、処理パラメータ、リリース順序、出荷明細の選択に使用される動的SQL文、およびそれらの明細が除外された事由で選択から除外された出荷明細の全体的な数が含まれます。
プロセスの実行中に発生したエラーおよび警告メッセージがログ・ファイルに表示されます。
プロセスが発行されると、「スケジュール済プロセス」ページの指定に従って、再発行、保留、プロセスの取消およびプロセスのリリースを行うことができます。
詳細は、Oracle Fusion Cloud SCMの「外部システム統合の出荷リクエストおよび出荷確認プロセス」トピックを参照してください: 製造およびサプライ・チェーン資材管理の実装ガイド。
詳細は、Oracle Fusion Cloud SCMの「RESTまたはSOAPサービスを選択して3PLシステムまたはWMS統合と統合するにはどうすればよいですか。」トピックを参照してください: 製造およびサプライ・チェーン資材管理の実装ガイド。