メンテナンス作業管理の概要
Oracle Maintenanceには、作業オーダーを効率的に作成および管理するための作業オーダー機能が用意されています。 作業オーダーは、資産の保守と修理作業の開始と管理を支援します。
作業オーダー詳細、工程、資材、およびリソースを作成して編集することができます。 作業定義と標準工程は、作業オーダーの作成時間を短縮するために使用できます。 また、一定の条件を満たす作業オーダーを検索して、それらの詳細と進捗を確認することができます。
一括処理を使用すれば、複数の作業オーダーの優先度とステータスを、同時に変更できます。 さらに、予定済プロセスを使用して、完了した作業オーダーをまとめてクローズすることも可能です。 予定済プロセスは、オンデマンドで実行したり、特定の間隔で実行するように予定を設定したりすることができます。 また、作業オーダー例外の表示と管理が可能です。 その作業オーダーに関連付けられた原価を表示することもできます。 原価に関する情報は、資材およびリソースのトランザクションに基づいています。
用意されたテンプレート・スプレッドシートを使用すれば、作業オーダーをインポートできます。 このインポート機能は、作業オーダーの作成と更新をまとめて行い、他のソースから使用アプリケーションへの作業オーダーのインポートを可能にします。 作業オーダー・オブジェクトはソーシャル・ネットワーキングに対応しており、Oracle Social Networkを使用してコラボレーションしコミュニケーションすることができます。 ソーシャル・ネットワーキングがサポートされているので、効率的に作業オーダーを完了させるための関係者との関係維持、作業の重要度の決定、または作業完了の遅れの理由確認などを行うことが可能です。 また、作業オーダー詳細と資材所要量からなるレポートを作成して、印刷することができます。 これらのレポートは、共有とオフライン・レビューに使用できます。
以上をまとめると、保守作業オーダー機能を使用すると以下のタスクを実行できます。
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ユーザー・インタフェースでメンテナンス作業オーダーを管理します。 メンテナンス作業オーダーを検索、作成および編集できます。
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一括処理機能を使って複数作業オーダーの優先度とステータスを同時に変更。
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予定済プロセスを使用した完了作業オーダーの一括クローズ処理。
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作業オーダー例外の表示と管理。
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作業オーダーに関連付けられた原価の表示。
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スプレッドシートを使用した作業オーダーのインポート。
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Oracle Social Networkを使った作業オーダーに関するコラボレーションとコミュニケーション。
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作業オーダー詳細レポートと資材所要量レポートの作成と印刷。