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照合オプションがオーダーに設定されている取得原価調整の例

次の例では、購買オーダー・スケジュールで照合オプションがオーダーに設定されている場合の取得原価調整の会計仕訳を説明します。

一部受入のある購買オーダーと、価格差異がある対応する請求書について考えてみます。 この表は、トランザクションを示しています。

トランザクション日 ドキュメント 数量 単価 合計金額
1/17/2023 PO 01 2000 900 1,800,000.00
1/18/2023 RC 01 1500 900 1,350,000.00
1/18/2023 提供 - RC 01 1500 900 1,350,000.00
1/31/2023 INV 01 1500 1000 1,500,000.00

また、拡張原価処理による購買オーダー・トランザクションの取得原価の計算機能にオプトインしました。

原価プロセッサを実行すると、これらの入力は受入会計で作成されます。

トランザクション・タイプ 会計明細タイプ ドキュメント 借方 貸方
受入 受入検査 RC 01 1,350,000.00
受入 経過勘定 RC 01 1,350,000.00
請求価格調整 受入検査 INV 01 150,000.00
請求価格調整 請求価格調整 IINV 01 150,000.00

これらの入力は原価会計で作成されます。

トランザクション・タイプ 会計明細タイプ ドキュメント 借方 貸方
搬送 在庫評価 RC 01 1,350,000.00
搬送 受入検査 RC 01 1,350,000.00
搬送 在庫評価 INV 01 150,000.00
搬送 受入検査 INV 01 150,000.00

このように、請求書金額全体が、購買オーダーのオーダー数量ではなく、正味搬送済数量に配賦されます。

残りの購買オーダー数量を完全に入手するために、さらに少数のトランザクションを検討します。 今回は、請求書に価格差異は含まれません。

トランザクション日 ドキュメント 数量 単価 合計金額
2/05/2023 RC 02 500 900 450,000.00
2/05/2023 提供 - RC 02 500 900 450,000.00
2/07/2023 INV 02 500 900 450,000.00

原価プロセッサを実行すると、これらの入力は受入会計で作成されます。

トランザクション・タイプ 会計明細タイプ ドキュメント 借方 貸方
受入 受入検査 RC 02 450,000.00
受入 経過勘定 RC 02 450,000.00

これらの入力は原価会計で作成されます。

トランザクション・タイプ 会計明細タイプ ドキュメント 借方 貸方
取得原価調整 受入検査 INV 01 37,500.00
取得原価調整 在庫評価 INV 01 37,500.00
搬送 在庫評価 RC 02 450,000.00
搬送 受入検査 RC 02 450,000.00
搬送 在庫評価 INV 02 37,500.00
搬送 受入検査 INV 02 37,500.00

ご覧のとおり、次のことが発生しました:

  • 受入数量と請求書数量は同じままであるため、両方の受入に対してすでに在庫を記帳しているため、取得原価に変更はありません。

  • 請求書価格差異の差異は、最初の受入との関連で在庫から移動されます。

  • 在庫価額は、購買オーダー価格の受入数量および請求価格差異に基づいて更新されます。

「トランザクション原価のレビュー」ページでは、各購買オーダー価格イベントを追跡できます。