プラン推奨の処理方法
サプライ・チェーン・プランニングでは、プラン推奨を生成できます。 これらは、供給と需要間のバランスを作り出すことができる処理を実行するための提案です。 これらの提案は、「供給および需要」表で確認できます。
プランニング・プロセスでは、2つの主要な種類のプラン推奨をリリースできます。
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新規計画オーダーの提案が可能: プランニング・プロセスにより、特定の製品について需要を満たすために新しい供給をいくらかオーダーすることが提案されます。 これらの供給の提案はすべて、プランニングによって新規計画オーダーの形式でOracle Supply Chain Orchestrationにリリースされます。 この新しい供給は、製造ジョブの形式にすることができますが、その場合、計画オーダーは製造にリリースされます。 新しい供給の提案が購買依頼である場合は、サプライ・チェーン・オーケストレーションによって計画オーダーが購買にリリースされます。 新しい供給の提案が転送である場合は、サプライ・チェーン・オーケストレーションによって計画オーダーがロジスティックスにリリースされます。
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既存の供給の再計画または取消の提案が可能: プランニング・プロセスにより、製品の供給合計がその需要と比較して過剰になる可能性があるため、現在の供給を再計画または取り消すことが提案されます。 ショップ型製造オーダーとして、あるいは購買オーダーまたは転送オーダーとして存在する現在の計画オーダーを取り消すことができます。 同様に、プランニングでは、将来の需要を満たすために既存の供給の一部を再計画する提案も可能です。 再スケジューリングは、ショップ型製造オーダー、購買オーダーまたは転送オーダーとして存在する供給に対して実行されます。
プランニング・プロセスによって新しい供給が提案され、プランナが計画オーダーをリリースした場合、リリースされた計画オーダーはサプライ・チェーン・オーケストレーションに送信されます。 計画オーダーには、次の詳細が指定されています。
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品目
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組織
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開始日、納入予定日および該当する場合は出荷日
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ソース
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製造品目の場合、組織は同じままです。
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転送品目の場合、ソース組織を指定する必要があります。
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購買品目の場合、サプライヤおよびサプライヤ・サイトを指定する必要があります。
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「供給および需要」表をオープンして、個々の計画オーダーを表示できます。 資材プランを開いて、プランの供給合計を確認することもできます。
再計画済のプラン推奨は資材プランでは確認できません。 資材プランでは、サプライ・チェーン・プランニングからの推奨を受け入れ、供給の集計時に再計画された日付を使用します。 プランニング計算では、再計画された推奨が集計供給計算にすでに組み入れられており、再計画された日付が使用されると見なします。