供給プランニングでの予約の考慮方法

供給プランに制約付きプランニング・モードを使用すると、プランニング・プロセスでは供給と需要間の予約が考慮されます。これにより、販売オーダーに対する手持またはオーダー中の供給の予約が確実に受け入れられます。

この機能により、高優先度の顧客または高価値の販売オーダーに、使用可能な供給を割り当てることができます。販売オーダー・スケジュール日に変更がある場合、供給をプルインまたはプッシュアウトする推奨はありません。

プランニング・プロセスでは、次の既存の供給の予約がサポートされます。

手持
購買オーダー
購買依頼
WIPジョブ
Oracle Fusionソース・システムからの転送オーダー

制約付き供給プランには、考慮する必要があるいくつかの予約のキー・ポイントがあります。

すべての予約済供給は計画プロセスで確定とみなされますが、品目の作業オーダーや転送オーダーなどの供給オーダーは、依存需要が手持供給に予約されている場合、確定として扱われません。
依存需要または独立需要に予約された供給が手持供給以外である場合、作業オーダーまたは転送オーダーなどの供給オーダーは引き続き確定済とみなされ、再スケジュールされません。
予約の場合、供給は予約済数量の金額で販売オーダーにペグされます。
予約済数量によってリソースまたは供給能力に過負荷が生じた場合、プランニング・プロセスでは、それぞれのリソースまたはサプライヤ生産能力に過負荷がかかります。この場合、プランニング・プロセスでは過負荷例外も作成されます。
供給が需要に対して部分的に予約されている場合、残りの供給は他の需要にペグされることに適格です。
需要が予約済供給で部分的にのみ満たされる場合、残りの需要を満たすために他の未予約供給(既存または計画済)が使用されます。
プランニング・プロセスでは、ロット失効日に関係なく、ロットに対する需要予約が考慮されます。
プランニング・プロセスでは、予約済供給および需要を見積使用可能残高(PAB)の計算で使用します。予約済供給は、安全在庫所要量を満たすためには使用されません。
予約または予約済供給数量は、供給プランニングでは編集できません。

「供給および需要」表の「予約済数量」列には、需要の供給の合計予約済数量が表示されます。このフィールドは編集できません。

供給の場合、「予約済数量」列には、供給が予約されているすべての需要で予約された合計数量が表示されます。
需要の場合、「予約済数量」列には、その需要のために予約されたすべての供給数量の合計が表示されます。
バック・トゥ・バック品目の場合、「予約済数量」列には計画供給数量は移入されません。

「資材プラン」表で、これらの列には予約に関する情報が表示されます。

予約済供給数量: バケット内の需要に対して予約された合計供給数量を示します。
予約済供給価額: バケット内の需要に対して予約された合計供給数量の通貨額を示します。