プロジェクト固有の供給プランニングの概要
プロジェクト固有の供給プランニングは、プロジェクト駆動のサプライ・チェーン・ソリューションの機能の1つです。
プロジェクト駆動のサプライ・チェーンは、プロジェクトに基づいて供給を計画するビジネス・プロセスをサポートする、Oracle Fusion Cloud Supply Chain & ManufacturingおよびOracle Fusion Cloud Project Managementアプリケーション全体にわたるエンドツーエンドの統合ソリューションです。
前提条件
プロジェクト固有の供給プランニングでは、次の点に当てはまる必要があります。
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プロジェクト駆動のサプライ・チェーン機能およびプロジェクト固有の供給の計画機能が有効になっている必要があります。 これらの機能は、サプライ・チェーン実行に他のOracle SCM Cloudアプリケーションを使用しない場合でも有効にできます。 これらの機能を有効にする方法の詳細は、Oracle Help Centerで、サプライ・チェーン・プランニングの実装ガイドのサプライ・チェーン・プランニング機能の有効化の章を参照してください。
- 属性ベースのプランニングをオプト・インすると、「サプライ・チェーン・プランニング」作業領域で、「プロジェクト駆動のサプライ・チェーン」機能を使用できます。 ノート: Oracle Fusion Cloud Supply Chain & Manufacturingで属性ベースのプランニングを使用可能にするには、「プロジェクト駆動のサプライ・チェーン」をオプトインしてください。
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制約なしの供給プランニング・モードでプランを作成する必要があります。
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ルールを供給プランに関連付けることができるように、属性ベースのネッティング・ルールを定義する必要があります。
プロジェクト固有の供給プランニング機能
プロジェクト固有の供給プランニングでは、オーダーの作成および履行のためにコンポーネントの可用性を確保することで、オーダー履行の精度を向上させます。 また、過剰な在庫を発生させることなく、プロジェクトを定時に完了できるようにします。 次に、プロジェクト固有の供給プランニング機能を使用する方法を示します。
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プロジェクト固有の予測、需要、手持供給および受入供給に基づいて、プロジェクト固有の供給を計画します。
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プロジェクト固有供給のネッティング、プロジェクト・グループまたはプロジェクト・グループ内のプロジェクトの超過プロジェクト供給のネッティング、または共通供給のネッティングをするには、属性ベースのネッティングを有効にします。
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ハード・ペグされた品目に対して、プロジェクトおよびタスク固有の計画オーダーを作成します。 また、ハード・ペギング・レベルが「なし」に設定されている品目に対して、計画オーダーを作成します。 供給および需要のペギングをプロジェクト属性およびタスク属性とともに表示できます。
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属性ベースのネッティング・ルールを構成して、プロジェクト内の特定の指定タスクから供給をネット化します
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プロジェクト固有の安全在庫を計画します。
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プロジェクト固有の手動需要または計画オーダーを作成し、シミュレーションを使用してwhat-ifシナリオを分析します。
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オーダーに関連する例外、およびプロジェクトとタスクにおける供給不足に関連する例外をレビューします。
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Oracle REST APIサービスを使用して、プロジェクト参照のある供給と需要を管理します。
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プロジェクト固有の供給プランについてOracle Transactional Business Intelligence (OTBI)レポートを有効にし、プロジェクト・グループ、プロジェクトおよびタスクの詳細を含む計画オーダーなどのキー・メトリックを分析します。