ルールを使用した変更タイプによる品目変更のルーティング方法

検証ルールを使用して変更タイプを選択できます。これにより、検証ルールで定義された基準に基づいて動的ワークフロー・ルーティングを設計できます。

変更タイプの定義

特定のタイプの変更オーダーと、変更オーダーの作成が必要な品目に対する特定の変更との照合が意図されています。まず、品目変更と照合する変更タイプを定義します。

設定およびメンテナンス作業領域で、変更オーダー・タイプの管理タスクを使用します:

オファリング: 製品管理
機能領域: 変更オーダー
タスク: 変更オーダー・タイプの管理

検証ルールの定義

品目変更を変更タイプと照合するための基準を実装する検証ルールを定義します。

検証ルールのルール・セットを定義します。

ルール・セットの関連付けタイプには、「属性グループ」または「品目区分」を指定できます。
その検証ルール・セットでルールを定義し、品目変更を変更タイプと照合するための基準を定義します。
ルール・セットにルールを作成する場合、「ルール」の作成ダイアログ・ボックスで、「重大度」に「承認が必要」を選択します。
「変更オーダー・タイプ」フィールドおよび「変更オーダー・タイプの強制」チェック・ボックスが表示されます。このチェック・ボックスは、デフォルトで選択されています。

これらのオプションは、ルールの重大度が「承認が必要」の場合にのみ使用できます。
定義した変更タイプを検索して選択します。

ルールに関連付けた変更タイプと一致する品目変更を識別する基準を使用して、ルールの「If式」および「検証条件」を定義します。

例:

フィールド	値
変更オーダー・タイプ	フォーム適合機能変更オーダー
重大度	承認が必要
検証条件	`!changed([Item].[Physical Attributes])`
ユーザー・メッセージ	物理属性の変更はすべて、変更タイプ・フォーム・フィット機能変更オーダーの変更オーダーを通過する必要があります

ルール・セットを保存し、マスター・ルール・セットに追加します。

品目作成への影響

ルールの検証式で識別される品目をユーザーが変更すると、どの変更タイプが適用されるかがルールによって制御されます。

ユーザーが「保存」 > 「変更オーダーに保存」を選択すると、「変更オーダー」に保存ダイアログ・ボックスにルールの効果が反映されます:

「変更オーダーの作成」が選択されている場合、「タイプ」フィールドには、ルールによって決定された変更タイプが表示されます。ルールで「変更オーダー・タイプの強制」チェック・ボックスが選択されている場合は、タイプを変更できません。
「既存の変更オーダーに追加」が選択されている場合、「タイプ」フィールドには、ルールによって決定された変更タイプに属する変更オーダーのみが表示されます。
ユーザーが品目を変更すると、複数のルールの基準がトリガーされる場合は、ルール・セット内の最下位の連番を持つルールが適用されます。

インポートへの影響

インポート・バッチでは、変更タイプは、「品目バッチ・オプションの編集」ダイアログ・ボックスの「変更オーダー」オプションの設定によって制御されます。「品目ごとに1つ」を選択した場合は、ルールによって適用された変更タイプが使用されます。タイプが設定されていない場合は、品目区分に指定されたデフォルトの変更タイプが使用されます。

影響分析への影響

影響結果表の変更オーダー列を表示するには:

製品情報管理作業領域で「品目ルール・セット影響の分析」タスクを選択します。
分析の名前をクリックして開きます。
分析の結果表で、「表示」 > 「カラム」を選択し、「変更オーダー・タイプ」および「変更オーダー・タイプの強制」を選択します。