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トランザクション属性の管理

トランザクション属性は、設計時の設定ではなく、実行時のトランザクションで値を取得する属性です。 これは、実行時に属性がどの値を保持するかを予測できない場合に使用します。

トランザクション属性が他のタイプの属性と異なるのは、トランザクション属性には通常、事前定義済の値セットがないことです。 むしろ、トランザクション属性の値はトランザクションごとに異なることが多く、通常はエンド・ユーザーがトランザクションを実行するまで、その値がわかりません。

トランザクション属性を使用する例を次に示します。

  • グリーティング・カード。 その品目のトランザクションがあるたびに、テキストが異なります。

  • デジタル・アートワーク。 顧客が色ピッカーを使用して、1,600万を超える様々な値から品目の色を選択します。

  • 自動車整備。 顧客の車を整備するたびに、走行距離とナンバー・プレート番号を記録します。 走行距離はトランザクションごとに異なります。 ナンバー・プレート番号は、顧客ごとに異なります。

  • 窓の日よけ。 各日よけの高さと幅は、顧客ごとに異なります。

「製品情報管理」作業領域のダウンストリームのアプリケーションでは、実際のトランザクション時にトランザクション属性の値が取得されます。 たとえば、Oracle Order Managementはダウンストリーム・アプリケーションです。 たとえば、様々なカード・サイズ、スタイル、アートワーク、フォント、グリーティングなどを顧客が選択できる、構成可能なグリーティング・カードを販売するとします。 エンド・ユーザーである「オーダー入力スペシャリスト」は、Order Managementで受注を作成し、受注明細にグリーティング・カードを追加し、トランザクション属性を使用して、顧客が指示した独自のグリーティングを入力します。 グリーティングはカードごとに異なります。

実行時に属性にどのような値が与えられるかを予測できない場合や、その値を維持することが現実的でない場合は、トランザクション属性を使用します。 デジタルアートの例では、16,777,216個の色の値を含む値のリストを理論的には作成できますが、これは現実的ではありません。 かわりに、これらの各値を一意とみなし、トランザクション属性を使用して実行時に取得します。

トランザクション属性を使用するかどうかについて、自分で判断する必要がある場合があります。 窓の日よけの例では、8インチから120インチまで、1/8インチ単位の幅で日よけを販売するとします。 トランザクション属性を幅に使用するかわりに、インチ属性と分数属性を使用できます。 インチ属性の値リストには112個の値を含め、分数属性の値リストには8個の値を含めます。 これは現実的なシナリオです。

ノート

  • 各トランザクション属性を値セットに関連付ける必要があります。

  • トランザクション属性は品目区分に指定します。

  • 品目区分を使用して、トランザクション属性の属性を指定します。 トランザクション属性の一部の属性を次に示します。

    属性

    摘要

    必須

    ダウンストリーム・アプリケーションにトランザクション属性の値を含める必要があるかどうかを指定します。

    デフォルト値

    トランザクション属性のデフォルト値を指定します。

    値セット

    トランザクション属性で使用できる値セット。

    読取り専用

    ダウンストリーム・アプリケーションに、トランザクション属性の読取りのみを許可するか、その値の変更も許可するかを指定します。

    非表示

    トランザクション属性を表示するか、非表示にするかを指定します。

    アクティブ

    属性がアクティブであるか、ないかを指定します。

トランザクション属性は、トランザクション品目属性(TIA)とも呼ばれます。 これらの意味は同じです。

継承

トランザクション属性は、品目区分階層全体に継承されます。 親品目区分を変更すると、子品目区分がその変更を即時に継承します。 次に例を示します。

  • トランザクション品目属性のメタデータはドメインの一部です。 子品目区分のメタデータを変更すると、継承は失われます。 トランザクション品目属性の親品目区分を変更しても、継承されなくなります。 異なるドメインに属している場合、同じ日付範囲の複数のレコードが存在できます。 たとえば、トランザクション品目属性「メモリー」「ドメイン」とオーダー獲得に関連付けられます。 各ドメインでは、独自の目的で異なるメタデータ・セットを使用できます。 したがって、同じ日付範囲に2つの異なるレコードが存在できます。 トランザクション属性の開始日のみを入力します。 製品情報管理では、次の有効日の値に従って終了日が自動的に計算されます。

  • 将来の有効レコードの開始日またはメタデータを変更できます。 すでに開始日になっている場合は、レコードを変更できません。

ページと属性グループ

データを構成するには、ページと属性グループを使用します。

  • 属性グループをページに結合して順序付けします。

  • ページに関連付けられる属性グループの数に制限はありません

  • 品目区分用のページを作成し、そのページを品目区分階層内のさらに下位で継承します。

  • 属性グループをページに順番に追加します。 その順番を使用して、品目の属性グループの表示方法を決定します。

  • 品目区分の子の継承されたページに属性グループを追加します。

「機能品目」ページは、アプリケーションでページを関連付けるために使用できる別のタイプのページです。 アプリケーション・スコープは、これらのページを使用するアプリケーションを識別します。

データ品質

品目の作成時に実行される標準化および照合のために属性を関連付けることができます。 標準化または照合、あるいはその両方について処理される属性を制限します。 「標準」を選択すると、データ品質エンジンはそれらの属性の標準値を返します。 「一致」を選択すると、データ品質エンジンはそれらの属性の値と一致する、重複する可能性がある既存の品目を返します。

ライフサイクル・フェーズ

順次ライフサイクル・フェーズを使用すると、品目のライフサイクル・フェーズを追跡および管理できます。 各フェーズは、品目を次のフェーズに進める前に必要な一連のタスクおよび成果物を表します。 他の場所で作成された品目区分にライフサイクル・フェーズを関連付けることができます。 ライフサイクル・フェーズは品目区分階層の下位に継承され、新しいライフサイクル・フェーズを子品目区分に追加できます。 たとえば、コンピュータ・コンポーネント品目区分のライフサイクル・フェーズは、「コンセプト」、「プロトタイプ」、「生産」および「除・売却」です。

テンプレート

テンプレートは、品目の作成時に使用される属性値の定義済セットです。 テンプレートを品目に適用すると、属性値のセットが品目定義にオーバーレイまたはデフォルト設定されます。 たとえば、特定の組織のユーザーが新しい品目を作成するたびに、組織によって定義され、承認された属性が適切なフィールドに表示されます。 ユーザーが推測する必要はなく、同様の形状、適合性および機能を持つ品目を作成する際の時間を節約できます。 テンプレートは品目区分ごとに作成されます。 テンプレートは組織に固有です。 テンプレートは、品目区分階層の下位に継承されます。 各テンプレートに標準運用属性とユーザー定義属性の両方を定義できます。

検索フォーマットと表示書式

検索フォーマットは、頻繁に使用される検索基準を保存するのに便利です。 品目区分で作成された検索フォーマットはすべてのユーザーが使用できます。 検索フォーマットは、常に品目区分のコンテキストで作成されます。 表示書式を使用すると、検索の表示ビューを事前に定義できます。 これらのビューを使用して、検索によって返される品目属性の異なるセットを確認できます。 品目区分で作成された表示書式はすべてのユーザーが使用できます。 表示書式は、常に品目区分のコンテキストで作成されます。

インポート・フォーマット

インポート・フォーマットにより、スプレッドシート使用してアプリケーションにインポートする品目区分のベース属性とユーザー定義属性が特定されます。 したがって、スプレッドシートから品目ビジネス・エンティティをインポートすると、その品目はすべて、インポート・フォーマットで定義された特定の品目区分にインポートされます。 インポートされたこれらの品目ビジネス・エンティティは、特定の品目区分について定義されているすべての属性グループを継承します。 作成後にインポート・フォーマットのレイアウトを編集することはできません。