拡張可能フレックスフィールド・カテゴリの管理の考慮事項
カテゴリは、フレックスフィールドのコンテキスト依存セグメントの数を、フレックスフィールド・セグメント用に予約されている列数を超えて増やすための手段です。
たとえば、「品目」拡張可能フレックスフィールドには、品目ごとに1つのカテゴリがあり、各カテゴリは、1つ以上のコンテキストを持つことができます。 品目「ラップトップ」は「コンピュータ」カテゴリに属します。 拡張可能フレックスフィールドは、付加フレックスフィールドのように列のみでなく、別々の拡張表にマップされるため、拡張可能フレックスフィールド表にある30の予約済列を使用して、各コンテキストに対して、最大30個のコンテキスト依存セグメントを定義できます。
「コンピュータ」カテゴリに「寸法」コンテキストを追加すると、30個のセグメントを使用できます。 ただし、30個を超える属性を追加する必要がある場合は、コンテキストをもう1つ作成して、同じカテゴリに関連付けます。 同じ「コンピュータ」カテゴリに「電子機器属性」コンテキストを追加し、さらに30個のセグメントを作成できます。 さらにコンテキストを作成して、「コンピュータ」カテゴリに追加することもできます。 こうすることで、ラップトップ・コンピュータ品目を必要な数の属性を使用して拡張できます。これはラップトップ・コンピュータがカテゴリにマップされており、そのカテゴリにコンテキストを追加し続けることができるためです。
セグメント用に予約された30列を持つ品目表の付加フレックスフィールドが保持できるコンテキストは、1つのみです。 その1個のコンテキストのために列を構成すると、それ以上セグメントは作成できません。
事前定義済カテゴリと事前構成済カテゴリ
フレックスフィールド構造をどのように構成するかは、カテゴリをどのようにフレックスフィールドで定義するかによって変わります。 1つのカテゴリを使用して拡張可能フレックスフィールドを事前構成する場合は、すべてのコンテキストとページをそのカテゴリに関連付けます。 製品固有の拡張可能フレックスフィールドが複数カテゴリにより事前構成されている場合は、コンテキストとページをそれらのカテゴリに関連付けます。 拡張可能フレックスフィールドに、複数のカテゴリを構成するためのユーザー・インタフェースが用意されている場合は、継承を使用して、1つのコンテキストを複数のカテゴリに関連付けます。
拡張可能フレックスフィールド用にカテゴリを作成および保守するためのアクティビティまたはタスクを提供している製品もあります。 フレックスフィールド用のカテゴリを作成できるかどうかを判別するには、製品固有の情報を参照してください。
フレックスフィールドのカテゴリ階層を表示するには、フレックスフィールドの強調表示機能または「拡張可能フレックスフィールドの管理」タスクを使用し、フレックスフィールドを見つけて編集用に開きます。
カテゴリの無効化
拡張可能フレックスフィールドの構成時に、カテゴリを無効にできます。 拡張可能フレックスフィールドの編集ページの「カテゴリ」表にある「使用可能」列には、どのカテゴリが有効であるかが示されます。
コンテキスト
類似する属性をコンテキストにグループ化します。 グループは、リージョン内にまとめて表示されます。 リージョンのヘッダーがコンテキスト値です。
フレックスフィールドにカテゴリ階層が存在する場合、その階層を利用して、製品カタログの類似品目など、似たようなエンティティに対してコンテキストを再利用できます。
次の表は、拡張可能フレックスフィールドのカテゴリ階層の例を示しています。 すべての電子機器とコンピュータ品目の電圧情報を格納するには、「電圧」コンテキストを「電子機器とコンピュータ」カテゴリに関連付けます。 これにより、「TVとビデオ」サブカテゴリと「コンピュータ」サブカテゴリの両方が、親カテゴリ「電子機器とコンピュータ」から「電圧」コンテキストを継承します。
表示名 |
コード |
摘要 |
---|---|---|
電子機器とコンピュータ |
PROD_ELECTRONICS |
電子機器とコンピュータ |
TVとビデオ |
PROD_TV_VIDEO |
テレビとビデオ |
コンピュータ |
PROD_COMPUTERS |
コンピュータ |
オフィス製品と消耗品 |
PROD_OFFICE_PRODUCTS_SUPPLIES |
オフィス製品と消耗品 |
工具、自動車、産業 |
PROD_TOOLS_AUTO_INDUSTRIAL |
工具、自動車、産業 |
スポーツとアウトドア |
PROD_SPORTS_OUTDOORS |
スポーツとアウトドア |