値セットの計画の考慮事項
作成および構成する値セットは、値セットを使用するビジネス・オブジェクト属性の有効な値に依存します。 値セットの作成時には、まず名前を付けて説明を付与し、次にその有効な値を定義します。
値セットの計画には次の側面が重要です。
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値リスト
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平文のテキスト
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値の範囲
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値のフォーマット仕様
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セキュリティ
値リスト
セグメントの有効な値を指定するには、次のいずれかのタイプのリストを使用できます。
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表列
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ユーザー定義リスト。 サブリストも含まれます。
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依存ユーザー定義リスト
有効な値が表列内に存在する場合は、表の値セットを使用して値のリストを指定します。 有効な値を表内の値のサブセットに制限するには、SQL WHERE句を使用します。 表値セットには、同じ構成にある別のセグメントに応じた検証の有効化など、いくつかの高度な機能も用意されています。
有効な値のユーザー定義セットを指定するには、独立値セットを使用します。 たとえば、月、火、水…と続く独立値セットを使用して、曜日を検証できます。 また、セグメントの有効な値として、既存の独立値セットのサブセットも指定できます。 たとえば、曜日の独立値セットがある場合、土曜日と日曜日のエントリで週末サブセットを構成できます。
リスト内の使用可能な値と、特定の値の意味が、すでに選択済のセグメント値に対して選択された独立値に依存する場合は、従属値セットを使用します。 たとえば、有効な祝日は国によって異なります。 従属値セットは値サブセットのコレクションであり、対応する独立値セットの各値に対して1つのサブセットがあります。
値のリスト・タイプの値セットでは、フォーマット、最小値、最大値を指定して、エンド・ユーザーが選択または入力できる有効な値をさらに制限できます。 値のリスト・タイプの値セットでは、オプションで、値セットのデータ・セキュリティを実装できます。 アプリケーションを様々なロケールで実行している場合には、値や説明用に別の翻訳を提供することが必要になる場合があります。
平文のテキスト
ユーザーがフォーマット・ルールに準拠しているかぎりどのような値でも入力できるように許可するには、フォーマット限定値セットを使用します。 たとえば、最大長3、数値のみと指定した場合、エンド・ユーザーは456は入力できますが、4567や45Aは入力できません。 最小値および最大値、テキストをいずれかの側に位置合せするかどうか、ゼロを埋め込むかどうかを指定することもできます。 フォーマット限定値セットでは、他のタイプの検証は適用されません。
値の範囲
値の範囲を指定するには、フォーマット限定、独立または従属のいずれかの値セットを使用できます。 たとえば、フォーマット限定の値セットをフォーマット・タイプとして数値で作成し、エンド・ユーザーが0から100の範囲の値しか入力できないようにできます。 または、フォーマット・タイプに日付を使用する、エンド・ユーザーがある特定の年の日付(たとえば1993年1月1日から1993年12月31日までの範囲など)しか入力できないフォーマット限定値セットを作成することもできます。 最小値および最大値によりこのような制限が強制されるため、個々の数値や日付を含む値セットを定義する必要はありません。
値のフォーマット
フレックスフィールド・セグメントでは通常、検証タイプに関係なく、なんらかのフォーマット指定が必要です。 値セットを作成する前に、要求するフォーマットの指定方法を検討します。
次の表は、検証タイプのオプションと値のデータ型を示しています。
オプション |
摘要 |
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値データ型 |
文字、数値、日付、日時。 |
値サブタイプ |
テキスト、翻訳済テキスト、数字のみ、時刻(20:08)、時刻(20:08:08)。 従属、独立およびフォーマット検証タイプの文字データ型に対する追加のデータ型指定。 |
最大長 |
文字データ型の最大文字数または最大桁数。 |
精度 |
ユーザーが入力できる最大桁数。 |
スケール |
小数点の後に続けることができる最大桁数。 |
大文字のみ |
小文字は自動的に大文字に変更されます。 |
ゼロ埋め |
自動にテキストを位置合せし、入力した数値にゼロを埋め込みます(0-9の数字のみを含む値に影響)。 |
コンテキスト・セグメントの値セット
コンテキスト値の検証には、表値セットおよび独立値セットのみを使用できます。 データ型は文字でなければならず、格納される値の最大長は、コンテキストの列長よりも長くしないでください。 表の値セットを使用する場合、その値セットは、値セットが割り当てられたフレックスフィールド・セグメントを除き、値セットのWHERE句にあるフレックスフィールド・セグメントは参照できません。
セキュリティ
値セットでセキュリティを有効にすると、データ・セキュリティ・リソースの名前は、既存の値セットの名前かまたはユーザーが作成した名前になります。 通常、この名前は値セットのコード値に一致します。 変更の保存後にデータ・セキュリティ・リソース名を編集することはできません。