データ・セキュリティ・インスタンス・セットおよび付与をインポートするためのファイル形式
データ・セキュリティ・ルールを一括で作成する場合は、データ・セキュリティ・インスタンス・セットと付与をアプリケーションにインポートし、そのインスタンス・セットと付与のために個別のテキスト・ファイルを作成します。
その後、それらをOracle WebCenter Content文書リポジトリにアップロードします。 ファイルを文書リポジトリに配置した後、インスタンス・セットおよび付与をアプリケーションにインポートできます。
次のような考慮事項があります。
- インスタンス・セットおよび付与のみがサポートされています。
- データをロードする前にオブジェクトまたは関数を作成します。
- インスタンス・セットでは、フィルタベースのインスタンス・セットのみがサポートされています。 フィルタベースとは、条件が構造化された式として定義されていることを意味します。
次の各項では、各ファイル形式の詳細について説明します。
インスタンス・セット
次の表に示すヘッダーを含むファイルを作成します。
ヘッダー | データ型 | データ・サイズ | 説明 | 必須/オプション | 編集可能? (Y/N) |
---|---|---|---|---|---|
ObjName |
文字列 | 80 | この値は、データ・セキュリティ・オブジェクト名を決定します。 | 必須 | N |
InstanceSetName |
文字列 | 80 | この値は、条件の名前を決定します。 | 必須 | N |
DisplayName |
文字列 | 2000 | この値は、条件の表示名を決定します。 | 必須 | N |
Description |
文字列 | 2000 | この値は、条件の摘要を決定します。 | オプション | Y |
Conjunction |
文字列 | 3 | この値は、条件が指定された属性と一致するかどうかを決定します。 このフィールドの値は「すべて」または「いずれか」のいずれかです。 |
必須 | Y |
TreeOperator |
文字列 | 3 | この値は、演算子が最初の値リストを取得するかそれとも2番目の値リストを取得するかを決定します。 使用可能な値は「はい」または「いいえ」です。「いいえ」に設定すると、演算子は最初の値リストを取得します。 「はい」に設定すると、演算子は2番目の値リストを取得します。 |
必須 | Y |
Operator |
文字列 | 20 | 条件がTREE演算子でない場合、このフィールドの値は次のいずれかの値になります。
条件がTREE演算子である場合、このフィールドの値は次のいずれかの値になります。
|
必須 | Y |
Value |
文字列 | 2000 | このフィールドの値は、カンマ区切り値のリストです。 | 必須 | Y |
TreeStructureCode |
文字列 | 80 | このフィールドの値は、条件タイプ・ツリーのツリー構造コードです。 | オプション | Y |
TreeCode |
文字列 | 80 | このフィールドの値は、条件タイプ・ツリーのツリー・コードです。 | オプション | Y |
FilterColumn |
文字列 | 80 | この値は、指定された条件が「値」列の値と一致するかどうかを決定します。 | オプション | Y |
DataType |
文字列 | 30 | この値は、フィルタ列のデータ型を決定します。 | オプション | Y |
次に、インスタンス・セットのサンプル・ファイルを示します。
ObjName|InstanceSetName|DisplayName|Description|Conjuction|TreeOperator|Operator|Value|TreeStructureCode|TreeCodeFLEX_KFF1_IND_CHR_L10_SEC|TEST_DSUI_OBJ1_INS1|TEST_DSUI_OBJ1_INS1 DN|TEST_DSUI_OBJ1_INS1 DES|All|No|EQUALTO|1000||FLEX_KFF1_IND_CHR_L10_SEC|TEST_DSUI_OBJ1_INS1|TEST_DSUI_OBJ1_INS1 DN|TEST_DSUI_OBJ1_INS1 DES|All|No|GREATERTHAN|100||FLEX_KFF1_IND_CHR_L10_SEC|TEST_DSUI_OBJ1_INS2|TEST_DSUI_OBJ1_INS2 DN|TEST_DSUI_OBJ1_INS2 DES|All|No|GREATERTHAN|100||FLEX_KFF1_IND_CHR_L10_SEC|TEST_DSUI_OBJ1_INS3|TEST_DSUI_OBJ1_INS3 DN|TEST_DSUI_OBJ1_INS3 DES|All|Yes|IS_SIBLING_OF|GB3,QA_CHAR_IND_BI|QA_FLEX_BI_TEST_TS2|QA_FLEX_BI_TEST_TS2_T2FLEX_DFF1_IND_CHR_L10_SEC|TEST_DS_SEEDED_OBJ_INS1|TEST_DS_SEEDED_OBJ_INS1 DN|TEST_DSUI_OBJ1_INS1 DES|All|No|EQUALTO|1000||FLEX_DFF1_IND_CHR_L10_SEC|TEST_DS_SEEDED_OBJ_INS1|TEST_DS_SEEDED_OBJ_INS1 DN|TEST_DSUI_OBJ1_INS1 DES|All|No|GREATERTHAN|100||FLEX_DFF1_IND_CHR_L10_SEC|TEST_DS_SEEDED_OBJ_INS2|TEST_DS_SEEDED_OBJ_INS2 DN|TEST_DSUI_OBJ1_INS2 DES|All|No|GREATERTHAN|100||FLEX_DFF1_IND_CHR_L10_SEC|TEST_DS_SEEDED_OBJ_INS3|TEST_DS_SEEDED_OBJ_INS3 DN|TEST_DSUI_OBJ1_INS3 DES|All|Yes|IS_SIBLING_OF|GB3,QA_CHAR_IND_BI|QA_FLEX_BI_TEST_TS2|QA_FLEX_BI_TEST_TS2_T2
付与
次の表に示すヘッダーを含むファイルを作成します。
ヘッダー | データ型 | データ・サイズ | 説明 | 必須/オプション | 編集可能? (Y/N) |
---|---|---|---|---|---|
ObjName |
文字列 | 80 | この値は、データ・セキュリティ・オブジェクト名を決定します。 | 必須 | N |
StartDate |
日付 | NA | 日付の形式は、DD/MM/YYYYとする必要があります。 | オプション | Y |
EndDate |
日付 | NA | 日付の形式は、DD/MM/YYYYとする必要があります。 | オプション | Y |
InstanceSetName |
文字列 | 80 | この値は、付与で使用される条件名を決定します。 | オプション | Y |
Name |
文字列 | 80 | この値は、作成または更新される付与の名前を決定します。 | オプション | Y |
Description |
文字列 | 2000 | この値によって、付与の説明が提供されます。 | オプション | Y |
RoleName |
文字列 | 256 | この値は、付与で使用されるロール名を決定します。 | オプション | N |
RoleNameSpace |
文字列 | 256 | この値は、付与キー情報を取得するためにRoleNameが検索されるロール名スペースを決定します。 | オプション | N |
GranteeType |
文字列 | 30 | この値は、RoleNameの被付与者タイプを決定します。 値が指定されていない場合は、'GROUP'がデフォルト値として使用されます。 | オプション | N |
GranteeKey |
文字列 | 128 | この値は、RoleNameの被付与者キーを決定します。 | オプション | N |
GrantType |
文字列 | 30 | この値は、付与の付与タイプを決定します。 値が指定されていない場合は、'ALLOW'がデフォルト値として使用されます。 | オプション | N |
ContextName |
文字列 | 128 | この値は、付与で使用されるコンテキスト名を決定します。 | オプション | Y |
ContextValue |
文字列 | 400 | この値は、付与で使用されるコンテキスト値を決定します。 | オプション | Y |
Actions |
文字列 | 2000 | このフィールドには、付与で使用される処理のカンマ区切りリストが含まれます。 処理が指定されていない場合は、'read'処理が使用されます。 | オプション | Y |
InstancePk1Value |
文字列 | 256 | この値によって、最初のインスタンス非公開キーの値が決まります。 | オプション | Y |
InstancePk2Value |
文字列 | 256 | この値によって、2番目のインスタンス非公開キーの値が決まります。 | オプション | Y |
InstancePk3Value |
文字列 | 256 | この値によって、3番目のインスタンス非公開キーの値が決まります。 | オプション | Y |
InstancePk4Value |
文字列 | 256 | この値によって、4番目のインスタンス非公開キーの値が決まります。 | オプション | Y |
InstancePk5Value |
文字列 | 256 | この値によって、5番目のインスタンス非公開キーの値が決まります。 | オプション | Y |
Parameter1 |
文字列 | 256 | この値によって、最初のパラメータ値が決まります。 | オプション | Y |
Parameter2 |
文字列 | 256 | この値によって、2番目のパラメータ値が決まります。 | オプション | Y |
Parameter3 |
文字列 | 256 | この値によって、3番目のパラメータ値が決まります。 | オプション | Y |
Parameter4 |
文字列 | 256 | この値によって、4番目のパラメータ値が決まります。 | オプション | Y |
Parameter5 |
文字列 | 256 | この値によって、5番目のパラメータ値が決まります。 | オプション | Y |
Parameter6 |
文字列 | 256 | この値によって、6番目のパラメータ値が決まります。 | オプション | Y |
Parameter7 |
文字列 | 256 | この値によって、7番目のパラメータ値が決まります。 | オプション | Y |
Parameter8 |
文字列 | 256 | この値によって、8番目のパラメータ値が決まります。 | オプション | Y |
Parameter9 |
文字列 | 256 | この値によって、9番目のパラメータ値が決まります。 | オプション | Y |
Parameter10 |
文字列 | 256 | この値によって、10番目のパラメータ値が決まります。 | オプション | Y |
次に、付与のサンプル・ファイルを示します。
ObjName|InstanceSetName|Name|Description|RoleName|RoleNameSpace|GranteeType|GranteeKey|Actions|InstancePk1Value|InstancePk2Value|InstancePk3Value|InstancePk4Value|InstancePk5Value|Parameter1|Parameter2|Parameter3|Parameter4|Parameter5|Parameter6|Parameter7|Parameter8|Parameter9|Parameter10FLEX_KFF1_IND_CHR_L10_SEC|TEST_DSUI_OBJ1_INS1|TEST_DSUI_OBJ1 Policy1|TEST_DSUI_OBJ1 Policy1|ORA_FND_APPLICATION_ADMINISTRATOR_JOB|fscm|GROUP|BAB069E21C3803B495EA7DDC0116A83C|read|Instance Pk1 Value|Instance Pk2 Value|Instance Pk3 Value|Instance Pk4 Value|Instance Pk5 Value|Parameter1 Value|Parameter2 Value|Parameter3 Value|Parameter4 Value|Parameter5 Value|Parameter6 Value|Parameter7 Value|Parameter8 Value|Parameter9 Value|Parameter10 ValueFLEX_KFF1_IND_CHR_L10_SEC|TEST_DSUI_OBJ1_INS2|TEST_DSUI_OBJ1 Policy2|TEST_DSUI_OBJ1 Policy2|ORA_FND_APPLICATION_ADMINISTRATOR_JOB|fscm|GROUP|BAB069E21C3803B495EA7DDC0116A83C|read|||||Instance Pk5 Value|Parameter1 Value||||Parameter5 Value|||||Parameter10 ValueFLEX_KFF1_IND_CHR_L10_SEC|TEST_DSUI_OBJ1_INS3|TEST_DSUI_OBJ1 Policy3|TEST_DSUI_OBJ1 Policy3|ORA_FND_APPLICATION_ADMINISTRATOR_JOB|fscm|GROUP|BAB069E21C3803B495EA7DDC0116A83C|read|||||Instance Pk5 Value|Parameter1 Value||||Parameter5 Value|||||Parameter10 ValueFLEX_DFF1_IND_CHR_L10_SEC|TEST_DS_SEEDED_OBJ_INS1|TEST_DS_SEEDED_OBJ Policy1|TEST_DS_SEEDED_OBJ Policy1 Description|ORA_FND_APPLICATION_ADMINISTRATOR_JOB|fscm|GROUP|BAB069E21C3803B495EA7DDC0116A83C|read|Instance Pk1 Value|Instance Pk2 Value|Instance Pk3 Value|Instance Pk4 Value|Instance Pk5 Value|Parameter1 Value|Parameter2 Value|Parameter3 Value|Parameter4 Value|Parameter5 Value|Parameter6 Value|Parameter7 Value|Parameter8 Value|Parameter9 Value|Parameter10 ValueFLEX_DFF1_IND_CHR_L10_SEC|TEST_DS_SEEDED_OBJ_INS2|TEST_DS_SEEDED_OBJ Policy2|TEST_DS_SEEDED_OBJ Policy2 Description|ORA_FND_APPLICATION_ADMINISTRATOR_JOB|fscm|GROUP|BAB069E21C3803B495EA7DDC0116A83C|read|||||Instance Pk5 Value|Parameter1 Value||||Parameter5 Value|||||Parameter10 ValueFLEX_DFF1_IND_CHR_L10_SEC|TEST_DS_SEEDED_OBJ_INS3|TEST_DS_SEEDED_OBJ Policy3|TEST_DS_SEEDED_OBJ Policy3 Description|ORA_FND_APPLICATION_ADMINISTRATOR_JOB|fscm|GROUP|BAB069E21C3803B495EA7DDC0116A83C|read|||||Instance Pk5 Value|Parameter1 Value||||Parameter5 Value|||||Parameter10 Value