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拡張可能フレックスフィールドの概要

拡張可能フレックスフィールドは付加フレックスフィールドに似ていますが、いくつか機能が追加されています。

  • フレックスフィールドには、コンテキスト依存セグメントを必要なだけいくつでも追加できます。 フレックスフィールドに対して事前定義されている登録済の列数により制限されることはありません。

  • エンティティとその拡張属性行の間には、1対多の関係を構成できます。

    • データの行には、複数のコンテキストを関連付けることができます。

    • データの行には、同じコンテキストが繰り返し出現してもかまいません。

  • 属性をグループに構成してコンテキストを形成し、ユーザー・インタフェースではコンテキストの属性が常にまとめて表示されるようにできます。

  • 既存の階層カテゴリを使用して、エンティティにその親に対して構成されたコンテキストを継承させることができます。 コンテキストは、カテゴリ全体で再利用可能です。

  • アプリケーション開発では、表示や編集の権限をサポートするために、いくつかの拡張可能フレックスフィールドが登録されています。 そのようなフレックスフィールドに対して、属性の表示や属性の値の変更ができるユーザーを管理するために、コンテキスト・レベルで表示や編集の権限を指定できます。

1エンティティ当たり複数行のコンテキストを構成する場合、セグメントは表として表示されます。

付加フレックスフィールドとは異なり、拡張可能フレックスフィールド・セグメントに対応する拡張列は、拡張表の一部であり、ベース・アプリケーション表とは別のものです。 付加フレックスフィールド・コンテキストとは異なり、拡張可能フレックスフィールド・コンテキストの属性セットは一定であり、コンテキスト値ごとに異なるということはありません。 拡張可能フレックスフィールドは、アプリケーション・エンティティを表します。これにはランタイムにデータベースを拡張する機能があり、実装コンサルタントはこれを使用して、アプリケーションで表示されるデータ構成を定義できます。 拡張可能フレックスフィールドは、エンティティとその拡張属性行との間の1対多関係をサポートします。 事前定義された拡張可能フレックスフィールドのリストを取得するには、「設定および保守」作業領域の「拡張可能フレックスフィールドの管理」タスクを使用します。

拡張可能フレックスフィールドを理解するためには次の側面が重要です。

  • 使用方法

  • カテゴリ

  • ページ

  • セキュリティ

  • 保護された拡張可能フレックスフィールド・データ

使用方法

付加フレックスフィールドと同様に、拡張可能フレックスフィールドに複数の使用方法を定義できます。これにより、複数のアプリケーション表で同じフレックスフィールドを共有できます。

たとえば、出荷オプションのフレックスフィールドは、「サプライヤ」表と「バイヤー」表の両方で使用できます。 さらに、1つのコンテキストを、フレックスフィールドの1つ、一部またはすべての使用方法と関連付けることができます。 したがって、この出荷情報の例では、倉庫コンテキストを「サプライヤ」使用方法、納品場所コンテキストを「バイヤー」使用方法、出荷方法コンテキストをすべての使用方法と関連付けることができます。

使用方法には、ユーザー・アクセスに対してセキュリティを適用停止したり、表示および編集権限を強制したりするためのセキュリティ情報が含まれています。 一部の製品固有の拡張可能フレックスフィールドには、セキュリティ用以外の特殊な使用方法フィールドがあります。

カテゴリ

複数の拡張可能フレックスフィールド・コンテキストを構成し、コンテンツをカテゴリにグループ化できます。 すべての拡張可能フレックスフィールドには、少なくとも1つのカテゴリがあります。 一部の拡張可能フレックスフィールドでは、カテゴリの階層を構成できます。 階層の子カテゴリは、その親カテゴリからコンテキストを継承できます。

拡張可能フレックスフィールドのカテゴリを定義し、コンテキストの組合せと特定のカテゴリとを関連付けることができます。

たとえば、「電子機器とコンピュータ」カテゴリ階層に「家庭用娯楽機器」カテゴリを含め、さらにそのカテゴリに「オーディオ」カテゴリと「TV」カテゴリを含めることができます。 「家庭用娯楽機器」製品には、電圧、寸法、入出力を指定するコンテキストが含まれる可能性があります。 コンテキストは、特定の拡張可能フレックスフィールド内で再利用できます。 たとえば、寸法コンテキストは、寸法情報を含める必要があるどのカテゴリにでも割り当てることができます。

ページ

拡張可能フレックスフィールドでは、コンテキストを結合してページと呼ばれるグループにできます。ページにより、コンテキストを結び付けて、それらをアプリケーション・ユーザー・インタフェースで常にまとめて表示できます。

各アプリケーション・ページは、1つの拡張可能フレックスフィールド・カテゴリに対応し、関連付けられた各コンテキストのページ内に個別の領域を持ちます。

セキュリティ

フレックスフィールドを構成時するときに、コンテキストの使用方法の表示権限と編集権限に対してアクションを選択することで、使用方法レベルでのコンテキストの権限を設定します。

エンド・ユーザーが検索を実行するときに、ユーザー・インタフェースにはユーザーが表示権限を持つコンテキストの属性値のみが表示されます。 表示権限に関係なく、ユーザーはすべてのコンテキストに対してすべての属性を使用して検索を実行できます。

エンド・ユーザーがWebサービス経由でコンテキストにアクセスし、権限を持たないアクションを実行すると、例外がスローされます。

すべての拡張可能フレックスフィールドには、基本データ・セキュリティ・リソースがあります。 拡張可能フレックスフィールドの一部のデータ・セキュリティ・リソースには、アクセス権限の指定に使用できるアクションが事前構成されています。 アクションが事前構成されていない場合、セキュリティ管理者は、拡張可能フレックスフィールド属性に対するアクセス・コントロールをサポートするアクションとポリシーを作成できます。

一部の拡張可能フレックスフィールドには翻訳可能なオプションがあり、これらのフレックスフィールドには翻訳データ・セキュリティ・リソースもあります。

保護された拡張可能フレックスフィールド・データ

アプリケーション開発者は、拡張可能フレックスフィールド内の一部のデータ構成に保護のマークを付け、それらが編集不可であることを示すことができます。

拡張可能フレックスフィールドが部分的に保護されている場合、フレックスフィールドの構成の保護されている部分は編集できません。 たとえば:

  • 拡張可能フレックスフィールド・ページが保護されている場合、次のものは編集できません。

    • コンテキスト詳細

    • コンテキスト・セグメント

    • コンテキスト使用方法

  • 拡張可能フレックスフィールド・ページが保護されている場合、次は実行できません。

    • ページの詳細の編集およびページの削除

    • ページに関連付けられているコンテキストの編集

ノート:
  • 保護されたコンテキストへのページ参照には、制限はありません。 作成するページには、保護されているかどうかを問わず、任意のコンテキストを含めることができます。

  • 保護されたコンテキストへのカテゴリ参照には、制限があります。 コンテキストが保護されている場合、カテゴリへの追加およびカテゴリからの削除はできません。