拡張可能フレックスフィールドの計画の考慮事項
フレックスフィールドを特定したら、構成を計画します。 構成の影響を受ける、UIページや他のアーティファクトのリストを作成します。 フレックスフィールドを表示および構成するための適切なロールがあることを確認します。
「設定およびアクション」メニューを使用して、ページのフレックスフィールドを見つけることができます。 グローバル・ヘッダーのユーザー・イメージまたは名前をクリックしてこのメニューを開き、「フレックスフィールドの強調表示」を選択してページ上のフレックスフィールドを見つけます。 フレックスフィールドを構成したら、テスト・ユーザーおよび本番ユーザー用にデプロイすることを計画します。 フレックスフィールド・セグメントを追加および編集するために、フレックスフィールドの管理に使用できるツールとタスクをレビューします。
拡張可能フレックスフィールドの計画には、次のタスクが関係します。
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次の項目を識別します。
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カテゴリの階層構成
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既存のコンテキスト値
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ユーザー定義属性、関連する拡張可能フレックスフィールド・セグメント、セグメント・プロパティ、および構成
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次の項目を計画します。
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検証ルール
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初期値
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セキュリティ
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Oracle Business Intelligenceオブジェクトへの属性マッピング。
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カテゴリ階層構成
既存のカテゴリ階層構成は、拡張可能フレックスフィールドにエンティティのユーザー定義属性として追加するセグメントを計画するためのフレームワークになります。 一部のアプリケーションは、拡張可能フレックスフィールドのカテゴリ階層を作成および管理するためのユーザー・インタフェースを備えています。
コンテキストおよび既存のコンテキスト値
関連する属性をグループ化できる場合は、属性をセグメントのコンテキストとして追加することを計画し、その属性の表示順序を計画します。 一部の拡張可能フレックスフィールドには、事前構成されたコンテキスト値があります。 フレックスフィールド・セグメントを含むユーザー・インタフェース・ページまたはページに表示されるリージョン・ヘッダーによって、既存のコンテキストが識別されます。 「拡張可能フレックスフィールドの管理」タスクを使用して、編集するフレックスフィールドを検索して開き、構成されたコンテキスト値のリストを表示します。
事前構成されたコンテキスト値の使用に関するガイダンスは、製品固有の情報を参照してください。
セグメントおよびセグメント・プロパティの計画
拡張可能フレックスフィールド・セグメントとして追加するすべてのユーザー定義属性をリストします。 各セグメントについて、プロパティ(索引付きプロパティを含む)を定義します。
検証ルールの計画
各セグメントの検証ルールを定義して、それらのルールの値セットが存在しているかを確認します。存在していない場合は、作成する必要があります。 値セットを作成する必要がある場合は、フレックスフィールドの構成前、またはセグメントの作成時か編集時のいずれかに値セットを作成できます。
セグメントの検証ルールを決定するときは、次の質問を考慮します。
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データ型は何か(文字、日付、日時または数字)。
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セグメントにはデータ型および最大長以外の検証が必要か。
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文字タイプの値は数字に制限する必要があるか、または英字を許可するか。
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英字を自動的に大文字に変更する必要があるか。
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数値はゼロ埋込みをする必要があるか。
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数値の基数セパレータに続けることができる桁数はいくつか。 基本的な十進数システムでは、基数セパレータは小数点です。
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値は範囲内に収まる必要があるか。
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値は有効な値のリストから選択する必要があるか。 必要がある場合、次の質問を考慮します。
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有効な値のリストを取得するために既存のアプリケーション表を使用できますか。またはリストを作成する必要がありますか。
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既存の表を使用している場合、WHERE句を使用して値のリストを制限する必要がありますか。
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有効な値のリストは、別のフレックスフィールド・セグメントの値に依存していますか。
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有効な値のリストは、別のフレックスフィールド・セグメントの値のリストのサブセットですか。
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初期値の計画
すべてのセグメントに対して、ユーザー定義属性の初期値に使用する定数値またはSQL文がある場合は、それらをリストします。
セキュリティの計画
コンテキスト属性への表示アクセス権と編集アクセス権についてどのような権限を設定するかを決定します(すべてのユーザーには表示アクセス権を付与するが、編集アクセス権はマネージャにのみ付与するなど)。
セキュリティ制限を複数のコンテキストに適用する場合は、汎用アクションを作成できます。 最低でも、基本データ・セキュリティ・リソースに対する汎用アクションを作成します。 フレックスフィールドに翻訳可能オプションがあり、翻訳可能コンテキストを使用することを予定している場合は、翻訳データ・セキュリティ・リソースに対する汎用アクションも作成します。 たとえば、品目」フレックスフィールドは翻訳可能オプションをサポートしており、基本データ・セキュリティ・リソースITEM_EFF_Bに加えてデータ・セキュリティ・リソースITEM_EFF_VLがあります。 両方のデータ・セキュリティ・リソースに対してアクションを作成します(ITEM_EFF_BにはEDIT_NONTRANS_ATTRS、ITEM_EFF_VLにはEDIT_TRANS_ATTRSなど)。
セキュリティ制限がより詳細な場合(たとえば、各コンテキストを異なる権限で保護する必要がある場合)は、より詳細なアクションを作成できます。
Oracle Business Intelligenceオブジェクトにマップするセグメントの計画
拡張可能フレックスフィールドがOracle Business Intelligenceに対して有効になっている場合、属性をOracle Business Intelligence Applicationsで使用可能にできます。