25 ADFを使用しない場合の開発に関する考慮事項

JCS - SaaS ExtensionはOracle WebLogic Server上で動作するため、Javaベースの任意の標準アプリケーションをJCS - SaaS Extensionにデプロイできます。

Java標準およびテクノロジ例

SaaSアプリケーションを拡張するために使用するJava EEアプリケーションを構築する場合、ADFが唯一のオプションではありません。標準のJava EEアプリケーションは、JSPを使用して、またはKnockoutJSなどの一般的なJavascriptフレームワークを使用して構築できます。

Javaベースのアプリケーションを構築する場合、ADFアプリケーションについて説明した場合と同じステップに従うことができます。ADF以外のアプリケーションおよびADFアプリケーションに適用される基本的なアプリケーション開発手法については、「JCS - SaaS Extensionアプリケーションの計画」を参照してください。

特別な考慮事項

Webアプリケーションを構築する場合、次の考慮事項を念頭に置いてください。

Oracle Database Cloud - Database Schema ServiceへのRESTデータ・アクセス

Javascriptベースのフレームワークを使用する場合、RESTサービスを使用してOracle Database Cloud - Database Schema Service内のデータにアクセスすることを選択できます。これにより、JSPベースのJava EEアプリケーションでデータソースを使用してアクセスする場合と同じデータに簡単にアクセスできるようになります。「RESTサービスを使用したOracle Database Cloud - Database Schema Service内のデータの操作」を参照してください。

認証

アプリケーションを保護するために、weblogic.xml内でエンタープライズ・ロールとアプリケーション・ロールを定義し、web.xmlを使用して基本認証を設定することにより、標準メカニズムを使用できます。「JCS - SaaS Extensionアプリケーションの認証の構成」を参照してください。