この章は、次のように構成されています。
「アプリケーション・ヘルプ」とヘルプ・ウィンドウのヘルプ・ファイル、およびUI要素に表示されるヘルプ・テキストはカスタマイズできます。「スタート・ガイド」作業領域もカスタマイズできます。
FAQやサンプルなどのヘルプ・ファイルは、特定のトピックに関する情報を提供します。ヘルプ・ファイルは、次の場所にあります。
ヘルプ・ウィンドウ: 情報テキストと、ヘルプ・ファイルへのリンクが含まれています。ページまたはセクション・タイトルの横のヘルプ・アイコンをクリックすると、ヘルプ・ウィンドウが開き、そのページまたはセクションに関する情報を参照できます。
アプリケーション・ヘルプ: ヘルプ・ウィンドウで表示されるヘルプ・ファイルを含め、すべてのヘルプ・ファイルが含まれているヘルプ・サイト。必要なときにアプリケーション・ヘルプを開くには、グローバル・ヘッダーにあるユーザー・イメージまたはユーザー名をクリックし、「アプリケーション・ヘルプ」を選択します。
ヘルプ・ファイルをカスタマイズするために、次のような多くのオプションがあります。
独自のコンテンツを使用したヘルプ・ファイルの作成およびそれらのヘルプ・ウィンドウへの追加
事前定義されたヘルプ・ファイル内の内容の編集
「スタート・ガイド」作業領域には、新しいユーザーに情報を提供するページ・セットがあります。この作業領域を開くには、「ナビゲータ」から「スタート・ガイド」を選択します。事前定義されたページをカスタマイズしたり、独自のカスタム・コンテンツでページを作成したりできます。
ヘルプ・テキストは、ページ上の特定のUI要素上にカーソルを移動させたり、それをクリックしたりすると表示されます。たとえば、ヒントのテキストは、カーソルを特定のフィールドに置くと表示できます。このページ上に表示されるヘルプ・テキストは、埋込みヘルプと呼ばれます。埋込みヘルプをカスタマイズするには、たとえば次のようにできます。
特定のチェック・ボックスに表示されるヘルプ・テキストを編集します。
ユーザーが特定のタブ上にカーソルを移動させると表示されるヘルプ・テキストを追加します。
ヘルプ・トピックのカスタマイズ(ATK_CUSTOMIZE_HELP_TOPICS_PRIV)権限を持つユーザーは、次をカスタマイズできます。
「アプリケーション・ヘルプ」とヘルプ・ウィンドウ内のヘルプ
「スタート・ガイド」作業領域のページ
デフォルトでは、この権限は製品ファミリの管理者に割り当てられます。セキュリティ管理者は、この権限を持つジョブ・ロールをどのユーザーに割り当てるかを定義できます。
適切なロールがあれば、「アプリケーション・ヘルプ」とヘルプ・ウィンドウ(作業しているページ上でユーザーがヘルプ・アイコンを使用して開くウィンドウ)のヘルプ・ファイルをカスタマイズできます。さらに、「アプリケーション・ヘルプ」で、どのヘルプ・ファイルがどのヘルプ・ウィンドウで開くか、およびファイルがどの製品ファミリ・タブに属するかを決定することもできます。
ヘルプ・ファイルに対して実行できる操作は、それがカスタムであるか事前定義であるかによって異なります。
カスタムの場合:
作成、複製、編集、削除
ステータスの設定(アクティブまたは非アクティブ)
事前定義の場合:
複製
編集(実質的には事前定義ファイルのカスタム・バージョンの作成)
ステータスの設定
この表では、ヘルプをカスタマイズするためにどこにアクセスすればよいかを説明しています。
ヘルプのカスタマイズ・タスク | ナビゲーション |
---|---|
特定のヘルプ・ウィンドウのヘルプを作成または編集する。 |
ヘルプ・ウィンドウにある「カスタム・ヘルプの管理」リンクをクリックします。 |
用語集の用語を含む、任意のヘルプ・ファイルを編集する。 |
「アプリケーション・ヘルプ」でファイルを開き、「編集」リンクをクリックします。 |
ヘルプ・ファイルのカスタマイズ・タスクを実行する。これには一連のヘルプ(製品のすべてのヘルプなど)の管理も含まれます |
「アプリケーション・ヘルプ」に移動し、グローバル・ヘッダーにあるユーザー名をクリックして「カスタム・ヘルプの管理」を選択します。 |
テスト、移行またはその他の目的ですべてのカスタム・ヘルプのコピーを作成する。 |
構成パッケージを作成し、次に「設定および保守」作業領域にあるエクスポートおよびインポート機能を使用します。
|
ファイルのアップロード、URLの指定、テキストでの入力など、カスタム・ヘルプのコンテンツを決定する多くのオプションがあります。ヘルプ・ファイルを作成するときには、まず「ソース」リストの値を選択して、コンテンツの提供方法を指定します。
コンピュータから任意のタイプのファイルをアップロードします。
ヘルプとして使用するOracle User Productivityのカスタム・トピックを特定します。
リッチ・テキスト・エディタを使用して、ヘルプ・ファイルのコンテンツを入力します。
Webサイトへまたは任意のタイプのファイルへのURLを入力します。
ビデオをヘルプ・ファイルに割り当てられたヘルプ・ウィンドウで再生する場合は、YouTubeなどにあるビデオへの完全な「URL」を入力します。
アプリケーション・ヘルプには、例、FAQ、用語集の用語、ヘルプ・トピック、PDFガイド、ビデオなどの多様なヘルプ・コンテンツがあります。
例では、次のような内容を提供できます。
実践方法や実践のタイミングを示す実際のユース・ケース
抽象的なコンセプトを説明するシナリオ
作業例では、特定の結果を得るために実行できる処理が細かく示されます。決定や入力する値が強調されています。
FAQ(よくある質問)は、タスクやページに関して考えられる質問への簡単な回答を提供します。たとえば、次のような項目について説明できます。
用語の意味
事象が発生した理由
アクションの実行方法
アクションの実行結果
用語集の用語では、ヘルプ・コンテンツで使用される語や句の定義が示されます。ヘルプ内の用語に点線で下線が付いている場合、その用語の上にカーソルを移動させると、定義を参照できます。用語集全体を参照するには、「アプリケーション・ヘルプ」の「ナビゲータ」メニューで「用語集」を選択します。
ヘルプ・トピックは次のような役割を果たします。
主要コンセプトを説明します
タスクを実行するために従う手順を示します
考慮事項や選択できるオプションを説明して、決定を支援します
アプリケーション・コンポーネントの連携方法を示します
リファレンス、概要、その他の情報を提供します
PDFガイドは、ブック形式で情報を提供します。「アプリケーション・ヘルプ」のガイドには、一般に他のヘルプ・タイプにはないコンテンツが含まれています。
ビデオまたはチュートリアルでは、簡単なタスクやタスクの一部分を実行する方法が示されます。ビデオでは、複雑なダッシュボードや作業領域の概要も示されます。
ページまたはセクションの値は、ヘルプ・ファイルへのリンクが含まれるヘルプ・ウィンドウを開くために、ユーザーがヘルプ・アイコンをクリックできる場所を表します。「アプリケーション・ヘルプ」の「カスタム・ヘルプの管理」ページでこの値を使用して、次を実行します。
特定のヘルプ・ウィンドウに表示されるヘルプの検索。
ヘルプ・ウィンドウへのヘルプ・ファイルの追加。
ほとんどの場合、ページまたはセクションの値は、ヘルプ・ウィンドウがあるページまたはセクションのヘッダーに対応しています。ヘルプ・ウィンドウは次の場所にもあります。
特定のタブ、ダイアログ・ボックス(ウィンドウ)またはダッシュボード領域
「設定および保守」作業領域で、表内のタスク・リストまたはタスクの名前の横
ページまたはセクションの値は、ヘルプ・ウィンドウへの論理的なナビゲーションを反映します。たとえば、プロセス詳細ウィンドウの出力タブは、ヘルプ・ウィンドウが異なる2つの場所にあることを意味してはいません。これは、プロセス詳細ダイアログ・ボックス内の出力タブにあります。
場合によっては、ページまたはセクションの値は、複数のページに表示される単一のヘルプ・ウィンドウを表します。値に応じて、次のようになります。
たとえば「メッセージの作成」ページおよびメッセージの編集ページであれば、「メッセージの作成」ページとメッセージの編集ページの両方に同じヘルプ・ウィンドウが存在します。
ページ名やウィンドウ名なしのリージョン名のみの場合、複数のページに表示されるセクションまたはダッシュボード・リージョンに同じヘルプ・ウィンドウが存在します。
ユーザーがページ上のヘルプ・アイコンをクリックすると、ページまたはページの一部の使用方法に関する情報を提供するヘルプ・ウィンドウが開きます。ヘルプ・ウィンドウには、情報テキスト、ヘルプ・ファイルへのリンク、またはその両方が表示されます。「カスタム・ヘルプの管理」ダイアログ・ボックスを使用して、それらのヘルプ・ファイルの編集、ヘルプ・ウィンドウに表示される新規ファイルの作成、ウィンドウ内のリンクの順序変更、または既存のカスタム・ヘルプへのリンクの追加を行います。いずれかのヘルプ・ファイルへのアクセスを制限するには、「アプリケーション・ヘルプ」の「カスタム・ヘルプの管理」ページを使用して、ヘルプ・セキュリティ・グループをそのヘルプ・ファイルに割り当てます。
ヘルプ・ウィンドウに表示される情報テキストを編集するための「ユーザー・インタフェースのカスタマイズ」テキスト・ツール
ヘルプ・ウィンドウの下部の「詳細なヘルプ」リンクを非表示にするためのページ・コンポーザ
「カスタム・ヘルプの管理」ダイアログ・ボックスを使用して、ヘルプ・ファイルの作成や編集、またはリンクの順序変更を行うことができます。
カスタマイズするヘルプ・ウィンドウを開くには、ヘルプ・アイコンをクリックします。ヘルプ・アイコンが表示されない場合は、グローバル・ヘッダーの「ヘルプの表示」をクリックします。
「カスタム・ヘルプの管理」をクリックします。
ヘルプ・ウィンドウでヘルプ・ファイルを編集するには、次のようにします。
ヘルプ・ウィンドウの「カスタム・ヘルプの管理」ダイアログ・ボックスを開きます。
ヘルプ・ファイルのタイトルをクリックします。
必要に応じてヘルプ・ファイルのタイトルと内容、およびステータスを変更します。
ステータスを「非アクティブ」に設定すると、そのファイルはヘルプ・ウィンドウと「アプリケーション・ヘルプ」で非表示になります。
「アプリケーション・ヘルプ」の次のフィルタに対応するフィールドなど、ヘルプ・ファイルのいくつかの面をさらに更新する必要がある場合には、「詳細」セクションを開きます。
ヘルプ・タイプ
ロール
言語
国
作業内容を保存します。
作業内容を確認するには、ヘルプ・ウィンドウを再度開きます。
更新されたヘルプ・ファイルのタイトルをクリックします。
説明の最後にある「詳細」リンクをクリックすると、ヘルプ・ファイル全体の変更が表示されます。
事前定義済ヘルプ・ファイルを編集する場合、実際には新しいファイルを作成し、事前定義済ファイルを非アクティブにします。変更を破棄し、事前定義済ファイルに戻すには、次の手順に従います。
ヘルプ・ウィンドウの「カスタム・ヘルプの管理」ダイアログ・ボックスを開きます。
事前定義済ファイルを編集したときに作成された新しいヘルプ・ファイルのタイトルをクリックします。
「ヘルプの編集」ダイアログ・ボックスで、「削除」をクリックします。
ヘルプ・ウィンドウの「カスタム・ヘルプの管理」ダイアログ・ボックスを再度開きます。
(非アクティブInactive)が追加されている事前定義済ヘルプ・ファイルのタイトルをクリックします。
ステータスとして「アクティブ」を選択します。
作業内容を保存します。
ヘルプ・ウィンドウ(および「アプリケーション・ヘルプ」)に表示されるカスタム・ヘルプ・ファイルを追加するには、次のようにします。
ヘルプ・ウィンドウの「カスタム・ヘルプの管理」ダイアログ・ボックスを開きます。
「作成」をクリックします。
ソースを選択し、テキスト以外のソースの場合はヘルプ・ファイルのコンテンツを指す情報を入力します。
ヘルプ・タイプを選択します。これは「アプリケーション・ヘルプ」の「ヘルプ・タイプ」フィルタに対応します。
ヘルプ・ウィンドウに表示されるリンクのテキストであるタイトルを入力します。
ユーザーがアプリケーション・ヘルプでファイルを検索するのに役立つキーワードを入力します。
ユーザーがファイル全体を開く前にヘルプ・ウィンドウまたはアプリケーション・ヘルプの検索結果で参照できるファイルの説明を入力します。
ファイルのソースがテキストの場合は、リッチ・テキスト・エディタでヘルプ・コンテンツを入力します。
オプションで、言語、国またはロールを選択します。これらは「アプリケーション・ヘルプ」のフィルタに対応します。
作業内容を保存します。
作業内容を確認するには、ヘルプ・ウィンドウで新しいヘルプ・ファイルのタイトルをクリックします。
説明の最後にある「詳細」リンクをクリックすると、ヘルプ・コンテンツ全体が表示されます。新しいファイルがFAQの場合は、「関連FAQ」リンクをクリックして、他の関連FAQとともにアプリケーション・ヘルプ内のFAQを表示できます。
任意のヘルプ・ウィンドウで、既存のカスタム・ヘルプ・ファイルをリンクとして追加するには、次のようにします。
「アプリケーション・ヘルプ」で、グローバル・ヘッダーにあるユーザー名をクリックし、「カスタム・ヘルプの管理」を選択します。
検索で、ヘルプ・ウィンドウに対応するページまたはセクションを選択します。
「検索」をクリックします。
検索結果ツールバーで、「選択してヘルプの場所へ追加」をクリックします。
既存のカスタム・ヘルプ・ファイルを検索し、それを選択して、「適用」をクリックします。
追加するすべてのヘルプ・ファイルに対して前述の手順を繰り返します。
「完了」をクリックします。
ヘルプ・ファイルを表示するヘルプ・ウィンドウを決定するには、適切なヘルプの場所をファイルに割り当てます。ヘルプの場所を使用して、「アプリケーション・ヘルプ」の「タスク」フィルタと「製品」フィルタにヘルプ・ファイルが表示される場所、およびヘルプ・ファイルが属する製品ファミリ・タブを定義することもできます。ヘルプの場所には、次が含まれます。
「タスク」フィルタおよび製品ファミリ・タブのための「タスク」階層
「製品」フィルタおよび製品ファミリ・タブのための「製品」階層
ヘルプ・ウィンドウのためのページまたはセクションの値
ヘルプの場所を使用できるのは、「アプリケーション・ヘルプ」の「カスタム・ヘルプの管理」ページのみであり、ヘルプ・ウィンドウの「カスタム・ヘルプの管理」ダイアログ・ボックスでは使用できません。ヘルプ・ウィンドウからヘルプを作成すると、ヘルプ・ファイルは、ヘルプ・ウィンドウと、そのヘルプ・ウィンドウに関連付けられたタスク階層に自動的に割り当てられます。
必要な数の階層(少なくとも1つ)を入力します。
「アプリケーション・ヘルプ」で、グローバル・ヘッダーにあるユーザー名をクリックし、「カスタム・ヘルプの管理」を選択します。
編集または複製するヘルプ・ファイルを見つけて、「作成」をクリックします。
ヘルプ・ファイルの一般情報を入力または更新します。
「ヘルプの場所」セクションで、ブランクの行がない場合は行を追加するか、または既存の行を編集します。
階層タイプで「タスク」または「製品」を選択します。
必要な数の階層のレベル(レベル1から開始)に対してノードを選択します。割り当てている「タスク」階層ノードがレベル4以下の場合、「詳細」アイコンをクリックして、ノードを割り当てます。
必要に応じてさらに行を追加します。
作業内容を保存します。
すべてのページまたはセクションの値は、「タスク」階層内の特定のノードに関連付けられています。ユーザーがヘルプ・ウィンドウから「詳細なヘルプ」をクリックすると、ページまたはセクションの値と同じ「タスク」ノードに割り当てられているすべてのヘルプ・ファイルを取得できます。
ヘルプ・ファイルが表示されるヘルプ・ウィンドウを決定するには、次のようにします。
前の手順で説明したように、ヘルプ・ウィンドウに関連付けられている「タスク」階層を入力して、使用可能なページまたはセクションの値を絞り込みます。
階層: タスク
レベル1: 機能設定
同じ行のページまたはセクションを選択します。
必要なページまたはセクションが正確にわかる場合、「タスク」階層を入力せずに値を選択できます。関連付けられている階層は、行の残りの部分に自動的に入力されます。
「アプリケーション・ヘルプ」で、ユーザーはスプリングボードまたはフィルムストリップを使用して、指定した製品ファミリのランディング・ページを開くことができます。すべての製品ファミリ・ページには、新規ユーザーが役立てることができるガイドやビデオが含まれている「スタート・ガイド」パネルがあります。ユーザーは、特定のロールの新規ユーザー向けヘルプ・トピックを検索することもできます。任意の製品ファミリの「スタート・ガイド」パネルに独自のカスタム・ヘルプを追加できます。
次の手順に従います。
「アプリケーション・ヘルプ」でグローバル・ヘッダーのユーザー名をクリックし、「カスタム・ヘルプの管理」を選択します。
「スタート・ガイド」パネルに追加するヘルプ・ファイルを作成または編集します。
「ヘルプの作成」ページまたは「ヘルプの編集」ページの「一般情報」セクションで、「スタート・ガイド」チェック・ボックスをクリックします。
ヘルプ・ファイルに、次のいずれかまたは両方があることを確認します。
PDFガイドまたは「ビデオ」のヘルプ・タイプ
割当て済の1つ以上のロール
「ヘルプの場所」セクションで、「階層」列が「製品」の行を少なくとも1つ入力します。
「レベル1」列で、ファイルを表示する製品ファミリを選択します。オプションで、「レベル2」列で製品を選択します。
作業内容を保存します。
カスタム・ヘルプを作成または編集するときには、ヘルプ・ファイルまたは他のコンテンツにリンクを挿入する場合のベスト・プラクティスに従います。事前定義済のヘルプ・ファイルを複製する場合は、既存のリンクが含まれている可能性があります。操作できるリンクのタイプには、次のものがあります。
関連ヘルプ・リンク
標準ハイパーテキスト・リンク
ドキュメント・ライブラリ・コンテンツへのリンク
用語集の用語のリンク
標準ハイパーテキスト・リンクを除くすべてのリンク・タイプで、「テキスト」または「デスクトップ・ファイル」ソース・タイプのカスタム・ヘルプを作成または編集する必要があります。標準ハイパーテキスト・リンクの場合、ソース・タイプをURLにすることもできます。
関連ヘルプとは、ヘルプ・ファイルの最後にある、他のヘルプ・ファイルへのリンクがあるセクションのことです。関連ヘルプの構文には、ヘルプ・ファイルを表すタイトルIDのカンマ区切りリストが含まれます。
この図は、関連リンクのコード例を示しています。
この例では、ヘルプ・ファイルには関連ヘルプへの2つのリンクがあります。
関連ヘルプをすべて削除するには、このコードを削除します。
個々のリンクを削除するには、タイトルID (たとえばCREATE_AUTOMATIC_POSTING_CRITERIA_S_0000
)のみを削除します。
既存のリンクを置き換えるかまたは新しいリンクを追加するには、コード構文を保持して、正しいタイトルIDを入力します。タイトルIDを見つけるには、「カスタム・ヘルプの管理」ページでヘルプ・ファイルを検索します。「タイトルID」列が検索結果で非表示になっている場合は、この列を表示します。
ファイルまたはWebサイトへの標準ハイパーテキスト・リンクを作成できます。その場合はリンクが有効で安定していることを確認します。これらのリンクは、どの関連ヘルプ・リンクよりも前に配置するかぎり、ヘルプ・ファイルの本文内のどこにでも表示できます。
「テキスト」ソース・タイプのヘルプ・ファイルで作業している場合、次の手順を実行します。
「ヘルプの作成」ページまたは「ヘルプの編集」ページの「ヘルプ・コンテンツ」セクションで、リンク・テキストとして使用するテキストを強調表示します。
リンクの追加アイコンをクリックします。
完全なURL(http://www.oracle.comなど)を入力します。
ドキュメント・ライブラリのHTMLファイルへのリンクの構文は、次のとおりです。
<span class="HP_topic-link_bridgeDocument-linkToSTDoc_"><?ofa
linkToSTDoc(WCSUG4636) ?><span class="HP_topic-linktext_">Understanding
Tags</span><?ofa endLink ?></span>
。
WCSUG4636
はアンカーIDで、Understanding Tags
はリンク・テキストです。次のことができます。
既存のアンカーIDの置換またはリンク・テキストの編集、あるいはその両方を実行して、リンクを変更します。
リンクのすべてのコードを削除して、リンクを削除します。
同じ構文に従って、ドキュメント・ライブラリ・コンテンツへのリンクを作成します。これらのリンクは、どの関連ヘルプ・リンクよりも前に配置するかぎり、ヘルプ・ファイルの本文内のどこにでも表示できます。
用語集の用語のリンクは、ユーザーがヘルプ・ファイルにある用語の上にカーソルを移動させたときに、定義をノート・ボックス内で表示します。
この図は、用語集の用語リンクのコード例を示しています。
この例では、accounting period
がリンク・テキスト(用語集の用語)、ACCOUNTING_PERIOD_001が識別子(タイトルID)です。
テキストを保持したままリンクを削除するには、その用語自体を除くすべてのコードを削除します。
用語集の用語リンクを追加するには、リンク構文に従い、用語集の用語の正確なタイトルIDを使用する必要があります。タイトルIDを見つけるには、「カスタム・ヘルプの管理」ページで用語集の用語を検索します。「タイトルID」 列が検索結果で非表示になっている場合は、この列を表示します。
ヘルプ・ファイルのソース・タイプが「デスクトップ・ファイル」の場合は、アップロードする前に、用語集の用語を囲む引用符がローHTMLで実際の引用符であり、"
でないことを確認してください。実際の引用符でないと、ユーザーがヘルプ・ファイルを表示したときに引用符が表示されることになります。
この例は、「アプリケーション・ヘルプ」に付属しているPDFガイドをカスタマイズする方法を示しています。このガイドは現在、どのヘルプ・ウィンドウからも利用できません。
次の表は、このシナリオでの重要な決定事項をまとめたものです。
考慮する決定事項 | この例の場合 |
---|---|
ガイドにどのような変更を加える必要がありますか。 |
ガイドのタイトルの変更、および特定の主題とは関係ないすべてのコンテンツの非表示 |
カスタマイズしたガイドは、ヘルプ・ウィンドウに表示する必要がありますか。 |
はい。「管理者プロファイル値の管理」ページのヘルプ・ウィンドウ |
カスタマイズしたガイドは、どの製品およびタスクに割り当てられる必要がありますか。 |
オリジナル・ガイドと同じ。さらに、ヘルプ・ウィンドウに関連付けられているタスク |
カスタマイズしたガイドへのアクセスを制限しますか。 |
いいえ。オリジナル・ガイドと同じ |
カスタマイズしたガイドを「ロール」フィルタのロールでタグ付けしますか。 |
はい。アプリケーション管理者ロールまたは実装者ロール |
このシナリオの場合、次のようにします。
オリジナルPDFガイドのコピーを編集します。
新規PDFをヘルプ・コンテンツとして、オリジナル・ヘルプ・ファイルのカスタム・バージョンを作成します。
「アプリケーション・ヘルプ」でオリジナルPDFガイドを開き、コピーをデスクトップに保存します。ガイドのヘルプ・ファイルを開いたままにします。
PDFエディタ・アプリケーションを使用して、ガイドのタイトルが表示されるすべての場所でガイドのタイトルを変更します。ユーザーに対して非表示にするコンテンツを削除します。
オリジナルPDFガイド用の開いたままのヘルプ・ファイルで、編集リンクをクリックします。
「ヘルプの作成」ページで、指定の箇所を除いてデフォルト値を使用します。
タイトルを、ユーザーに表示する名前に更新します。
「ファイル名」フィールドで、カスタマイズしたガイドを参照して選択します。
PDFガイドから削除したコンテンツに関連するキーワードまたは記述部分をすべて削除します。
「ロール」リストから、「アプリケーション管理者」または「実装者」を選択します。
「ヘルプの場所」表に行を追加します。
新しい行の「詳細」列でアイコンをクリックし、次の表に示す値を入力します。
フィールド | 値 |
---|---|
階層 |
タスク |
レベル1 |
機能設定 |
レベル2 |
機能設定の実行 |
レベル3 |
アプリケーション・オプションの設定 |
レベル4 |
プロファイルの定義 |
「OK」をクリックします。
「ページまたはセクション」列でプロファイル・オプション値の管理ページを選択します。
「保存してクローズ」をクリックします。オリジナルPDFガイドのヘルプ・ファイルは、自動的に非アクティブに設定されます。
この例は、Oracle User Productivity Kitのカスタム・トピックを「アプリケーション・ヘルプ」にビデオ・ヘルプ・ファイルとして追加する方法を示しています。
次の表は、このシナリオでの重要な決定事項をまとめたものです。
考慮する決定事項 | この例の場合 |
---|---|
どのUser Productivity Kitコンテンツをヘルプに追加しますか。 |
トピックが5つあるモジュールから1つのトピック |
トピックはヘルプ・ウィンドウに表示する必要がありますか。 |
はい。「スケジュール済プロセス」作業領域の「概要」ページのヘルプ・ウィンドウ |
このシナリオの場合、次のようにします。
ヘルプ・ファイルの作成時にUser Productivity Kitトピックを識別するために、User Productivity Kit文書IDのレポートを生成します。
モジュールをプレーヤ・パッケージとして公開します。
User Productivity Kitトピックのカスタム・ヘルプ・ファイルを作成します。
User Productivity Kit Developerで、「詳細ビュー」を選択します。
任意の列ヘッダー(たとえば「名前」)を右クリックし、列選択を選択します。
列選択ダイアログ・ボックスで、「文書ID」列ヘッダーをクリックし、ドラッグして「名前」列の後ろにドロップします。
列選択ダイアログ・ボックスを閉じます。
「ファイル」メニューから、出力することを選択し、出力をMicrosoft Excelファイルとしてデスクトップに保存します。
Developerから、ヘルプ・ファイルとして追加するトピックに「表示」再生モードがあることを確認します。トピックにはその他のモードも設定できますが、カスタム・ヘルプ・ファイルには「表示」モードのみが含まれます。
出力の場所を指定し、選択内容のみが公開されるように選択して、モジュールを公開します。
コンテンツの公開ウィンドウの「形式」セクションで、デプロイメント・チェック・ボックス・グループのプレーヤ・チェック・ボックスを選択します。
プレーヤ・セクションで、HTML Webサイトの組込みチェック・ボックスを選択します。カスタム・ヘルプ・ファイルには、テキストのみバージョンのUser Productivity Kitトピックが組み込まれます。
任意で他のオプションを設定したら、公開プロセスを終了します。
出力の生成を指定した場所に移動します。
コンテンツの公開フォルダで、PlayerPackageフォルダをコピーして、User Productivity Kitコンテンツを保存するWebサーバーに追加します。
「スケジュール済プロセス」作業領域を開きます。
「概要」ページのヘルプ・ウィンドウを開き、「カスタム・ヘルプの管理」をクリックします。
「作成」をクリックします。
「ヘルプの作成」ダイアログ・ボックスで、次の表に示すようにフィールドに入力します。
フィールド | 値 |
---|---|
ソース |
Oracle User Productivity Kit |
ファイルの場所 |
Webサーバー上のプレーヤ・パッケージ・フォルダの完全URL(例: |
文書ID |
「スケジュール済プロセス」の「概要」ページのヘルプ・ウィンドウに追加するUser Productivity Kitトピックの文書ID。前に生成したMicrosoft ExcelファイルからこのIDをコピーして貼付けます。 |
ヘルプ・タイプ |
ビデオ |
トピック・タイトル |
User Productivity Kitトピックの名前。 |
キーワード |
トピック関連する用語。 |
摘要 |
トピックのサマリー。 |
「保存してクローズ」をクリックします。
「アプリケーション・ヘルプ」の用語集の用語は編集できます。これらの用語は、ヘルプ・トピック内でユーザーにリンクとして表示されるのと同じ用語です。ユーザーが用語の上にカーソルを移動させると、リンクにより定義が表示されます。
次の手順に従います。
「アプリケーション・ヘルプ」のグローバル・ヘッダーで、「ナビゲータ」から「用語集」を選択します。
用語集の用語を見つけます。
「編集」をクリックします。
必要に応じて、トピック・タイトル(用語)または定義を更新します。
オプションで、割当済の階層を変更します。
各階層の最後のノードが、用語集の用語の定義の後ろに表示されます。
用語集の用語は、「タスク」フィルタおよび「製品」フィルタには表示されません。
作業内容を保存します。
事前定義済の用語集の用語を編集する場合は、次のようになります。
実際にはコピーを作成することになり、元の用語は非アクティブになります。
「アプリケーション・ヘルプ」の用語集では、カスタム・バージョンが表示されます。
ヘルプ・ファイルでは、用語集の用語への既存のリンクは、自動的にカスタム・バージョンを指します。
実質的には、事前定義済ファイルに基づいて、新規カスタム・ヘルプ・ファイルを作成することになります。カスタム・バージョンによってオリジナルが置き換えられます。オリジナルは非アクティブになり、ユーザーに対して非表示となります。オリジナル・ファイルを再アクティブ化すると、両方のバージョンを表示できます。
YouTubeビデオへのURLを使用して、カスタム・ヘルプ・ファイルを作成します。
Youtubeでビデオを見つけます。
「共有」ボタンをクリックします。
埋込みボタンをクリックします。
埋込みコード内のURL(たとえば、http://www.youtube.com/embed/<unique
ID>
)をコピーします。
ヘルプ・ウィンドウまたはヘルプ・サイトから、「ヘルプの作成」ページを開きます。
ソースとして「URL」を選択します。ヘルプ・ウィンドウ内でビデオを再生する場合は「ビデオURL」を選択します。
コピーしたURLを「URL」フィールドに貼り付けます。
https
に変更します。その他の情報を入力し、「保存してクローズ」をクリックします。
「カスタム・ヘルプの管理」ページから、ヘルプを作成または編集する必要があります。
「アプリケーション・ヘルプ」で、グローバル・ヘッダーにあるユーザー名をクリックし、「カスタム・ヘルプの管理」を選択します。
ヘルプ・ファイルを作成または編集するときに、そのヘルプへのアクセス権があるロールのセットを表すヘルプ・セキュリティ・グループを選択します。
事前定義済グループは次のとおりです。
未保護:誰でもヘルプを表示できます。
保護: 社内の全従業員および派遣社員はアクセス権を持ちます(このグループが編集されていないかぎり)。
「セキュリティ・グループ」フィールドが表示されない場合、ユーザーまたは管理者は「設定および保守」作業領域でその機能の選択を有効にできます。
作業内容を保存します。
ユーザーが「アプリケーション・ヘルプ」でロール別にヘルプ・ファイルをフィルタまたは参照する際には、ロールがタグ付けされたヘルプ・ファイルを取得します。
ヘルプ・セキュリティ・グループでは、グループで定義されているロールを持たないユーザーにはヘルプ・ファイルは完全に非表示なります。
ヘルプ・ファイルが最近カスタマイズされたばかりであれば、「アプリケーション・ヘルプ」での検索用にまだ索引付けされていない場合があります。索引付けプロセスは、定義されたスケジュールに基づいて実行されます。ユーザーは、現時点でもたとえば「タスク」または「製品」などのフィルタを使用して参照することにより、ヘルプ・ファイルを見つけることができます。
カスタム・ヘルプ・ファイルには何の影響もありません。アップグレードの影響を受けるのは、事前定義済のヘルプ・ファイル(アクティブまたは非アクティブの両方)のみです。
次のことを確認するために、更新された非アクティブ・ファイルを参照します。
更新されたバージョンをアクティブ化するかどうか。
そのファイルのカスタム・バージョンがある場合に、同様の編集を行うかどうか。
「設定および保守」作業領域で、「ヘルプの設定オプション」タスクを開き、「ヘルプ・サイト・カスタマイズ」セクションに独自のイメージをアップロードします。「ヘルプ・サイト・カスタマイズ」セクションが表示されない場合は、「ヘルプ・カスタマイズ」機能選択肢の選択について実装者に問い合せてください。
「スタート・ガイド」作業領域は、新しいユーザーにアプリケーションを紹介する情報のページがあります。複数のクラウド・サービスを使用している場合、サービスごとに個別のページ・セットがあります。ユーザーが組織に固有のコンテンツを取得できるように、事前定義のページをカスタマイズしたり、独自のページを追加したりできます。
「スタート・ガイド」作業領域を開き、複数のページ・セットがある場合は、カスタマイズするセットを選択します。適切なロールを持っている場合は、「スタート・ガイドの編集」リンクが表示されます。
次のことができます。
リッチ・テキスト・エディタまたはHTMLソース・コード・エディタを使用したページの作成および編集
ページの順序変更
ページのアクティブ化または非アクティブ化
1つを除きすべてのセットを非アクティブにした場合、ユーザーが「スタート・ガイド」作業領域を開くと、アクティブ・セットの最初のページが表示されます。
カスタム・ページの削除(事前定義済ページ以外)
「スタート・ガイド」作業領域でページを作成または編集し、Youtubeからのコードを挿入します。
Youtubeでビデオを見つけます。
「共有」ボタンをクリックします。
埋込みボタンをクリックします。
テキスト・ボックス内のすべてをコピーします。
アプリケーションに戻って、「スタート・ガイド」作業領域を開きます。
「スタート・ガイド」ページのセットが複数ある場合は、ビデオを追加するセットを選択します。
「スタート・ガイドの編集」リンクをクリックします。
既存の「スタート・ガイド」ページを開くか、または新しいページを作成します。
ツールバーで「ソース・コード編集モード」をクリックします。
YouTubeからコピーしたコードを貼り付けます。
「保存してクローズ」をクリックします。
ページに表示されるヘルプ(チェック・ボックスのヒントやヘルプ・ウィンドウのテキストなど)は、カスタマイズできます。このような埋込みヘルプには、様々なタイプがあります。埋込みヘルプには、ヘルプ・ウィンドウ内のリンクを使用して開くヘルプや、「アプリケーション・ヘルプ」で表示されるヘルプは含まれません。
ボタン、リンク、アイコンまたはタブ・タイトルにカーソルを移動すると表示されるヒント・テキストを編集、作成、削除するには、ページ・コンポーザを使用します。UI要素のプロパティを開いて、shortDescフィールドにヘルプ・テキストを定義します。
ヘルプ・ウィンドウの情報テキストを含むすべてのタイプの埋込みヘルプのテキストを編集するには、ユーザー・インタフェース・テキスト・ツールを使用します。通常、このツールは一括変更を行うために使用します。たとえば、UIラベル、埋込みヘルプ、メッセージなどに表示されるフレーズを一括変更する場合などです。
ほとんどのタイプの埋込みヘルプは、設計時のツール(Oracle Cloud実装では使用できない)を使用して、編集、作成または削除します。静的な指示、フィールド内ノートおよび用語の定義のカスタマイズまたは追加に関する項を参照してください。