3 ページのカスタマイズ

この章の内容は次のとおりです。

ページのカスタマイズ: 概要

ページのコンテンツやレイアウトなどをカスタマイズするには、「ページ・コンポーザ」を使用します。他のツールを使用すると、新規ページを作成し、UIテキスト、テーマ、インフォレットなどをカスタマイズできます。

たとえば、次のようなツールを使用できます。

  • UIのテキストをカスタマイズするには、ユーザー・インタフェース・テキストのカスタマイズなどのツールを使用します。

  • アプリケーションのルック・アンド・フィールを変更するには「外観」ページを使用します。

  • インフォレット・ページをカスタマイズするには、当該のページを「ページ・コンポーザ」で開きます。

  • サード・パーティのアプリケーションをホスティングするページの作成および管理には、「ページ統合」ページを使用します。

ページ・コンポーザの概要

既存のページをカスタマイズするための前提条件: 説明

ページのカスタマイズを行う前に、次のタスクを完了してください。

  • ランタイムのカスタマイズを行うための一般的なワークフローを理解します。

  • ページがカスタマイズ可能であることを確認します。そのためには、「管理者」メニューで「ページのカスタマイズ」または「<ページ名>ページのカスタマイズ」メニュー項目のどちらかが使用できることを確認します。どちらも使用できない場合、そのページはカスタマイズできません。

  • ページをカスタマイズするための十分な権限があることを確認します。

  • サンドボックスをアクティブ化します。

ページ・コンポーザのビュー: 説明

ページ・コンポーザでページ・コンテンツおよびレイアウトを表示およびカスタマイズするページには、「設計」ビューまたは「ソース」ビューを使用できます。ビューのオプションを開くには、ページの左上隅にある「ビュー」メニューからオプションを選択します。どちらのビューにも共通のカスタマイズ機能が多数ありますが、それぞれのビューに独自の機能を使用することもできます。

ヒント: ページの右下隅にある「ドック」オプションを使用することで、ページのソースを「選択」ペインの上部、下部、左または右のどこに表示するかを指定できます。このオプションは、ページを「ソース」ビューを開いた場合にのみ利用できます。

「設計」ビュー

「設計」ビューには、ページとそのコンテンツをWYSIWYGでレンダリングするリージョンが1つあります。各コンポーネントのクロムのツールバーからコンポーネントを直接操作し、コンポーネントのプロパティにアクセスします。

「ソース」ビュー

「ソース」ビューには、次の2つのリージョンがあります。

  • 「選択」ペイン。ページとそのコンテンツをWYSIWYGでレンダリングします

  • 「ソース」ペイン。ページのコンポーネントを階層順に表示します。表示内容には、ページには表示されないコンポーネントも含まれます。ページに表示されないこれらのコンポーネントは、「ソース」ビューで選択し、構成できます。

ヒント: 「ソース」ビューでは、各コンポーネントのコントロールは非アクティブになっていますが、各コンポーネントはクリックすることで選択できます。

「ソース」ビューでは、次を行うことができます。

  • 「選択」ペインでコンポーネントをクリックして、階層リスト内でそのコンポーネントを選択します。カーソルが虫眼鏡に変わり、選択されたコンポーネントの周囲に青のアウトラインが表示されます。階層を移動して、コンポーネントを直接選択することもできます。

  • コンポーネントを間接的に操作してそのプロパティにアクセスするには、ビューのヘッダーで「編集」をクリックします。階層内のオブジェクトを右クリックして、「編集」をクリックすることもできます。

ページ・コンポーネントのプロパティ: 説明

すべてのコンポーネントには、それらのコンポーネントの外観や機能を制御したり、表現したりする構成可能なプロパティがあります。プロパティの多くはすべてのコンポーネント・タイプに共通ですが、一部のプロパティは1つのコンポーネント・タイプに固有です。コンポーネントのプロパティを表示するには、「コンポーネント・プロパティ」ダイアログ・ボックスを使用します。このダイアログ・ボックスを開くには、編集するコンポーネントを選択して、「編集」をクリックします。プロパティのカテゴリを示すタブの下に、類似した機能のプロパティが表示されています。

注意: プロパティおよびタブはコンポーネントによって異なる場合があります。

コンポーネント・プロパティのタブ

この表は、「コンポーネント・プロパティ」ダイアログ・ボックスに表示されている可能性があるタブについて説明しています。

タブ 説明

パラメータ

当該のコンポーネントに固有の、または固有であることが多い、コンポーネントの外観を制御する設定。

たとえば、地図が含まれているページでは、コンポーネントに測定単位を選択できるようにするためのパラメータが存在する場合があります。

表示オプション

次のようなコンポーネントのクロムに影響を与える設定。

  • ヘッダー、ヘッダー・テキストおよび境界線

  • 「処理」メニュー

  • 「編集」、「削除」、「展開」、「縮小」などのアイコン

  • ツールチップ

たとえば、イメージ・レイアウト・コンポーネントの表示オプションは、ソースURLや、そのURLのオプションのリンク対象を指定します。

子コンポーネント

子コンポーネントを整列するためのコントロールなど、親コンポーネントのコントロールに含まれているか、親コンポーネントのコントロール下にあるすべてのコンポーネントのリスト。

スタイル

コンテンツ・スタイル

コンポーネントのクロムまたはコンポーネントのコンテンツのルック・アンド・フィールに影響を与える設定。これらの設定は、コンポーネント、ページおよびアプリケーションなどの親オブジェクトの対応する値を上書きして、外観を詳細に調整できるようにします。

たとえば、フォント、カラーおよび寸法などです。

一部のスタイル・プロパティは、他のページ要素やアプリケーション要素(スキンなど)でそのプロパティに対する変更がサポートされていない場合に、コンポーネント・レベルで無効化されていることがあります。

イベント

現在のコンポーネントで使用できる、現在のページにあるすべてのコンポーネント用のイベントおよびイベント・ハンドラ。

たとえば、イベントは、現在のコンテキスト内でのチェック・ボックスの選択です。イベント・ハンドラとは、実行され、イベントの結果を実現する(別のコンポーネントを表示可能にするなど)コードのことです。

ページのカスタマイズでのコンポーネントの操作: 手順

ページをカスタマイズするには、「リソース・カタログ」を使用します。このカタログには、一連のタスク・フロー、ポートレットおよびレイアウト・コンポーネントが用意されています。「設計」ビューまたは「ソース」ビューのいずれかから、ページ・コンポーザで「リソース・カタログ」を開きます。

ページのカスタマイズには、次のようなコンポーネントの側面が関係します。

  • 「リソース・カタログ」を開く

  • コンポーネントを追加する

  • コンポーネントを手動で非表示にする

  • コンポーネントをプログラムで非表示にする

前提条件

サンドボックスをアクティブ化します。

「リソース・カタログ」を開く

「設計」ビューで、次のように操作します。

  1. ページ・コンポーザで、カスタマイズするページを開きます。

  2. 既存のコンポーネントから、親コンポーネントにするコンポーネントを選択します。

    ヒント: または、ボックスの追加アイコン(「上にボックスを追加」、「下にボックスを追加」、「左にボックスを追加」および「右にボックスを追加」)を使用して、ボックス・コンポーネントを挿入します。次に、そのコンポーネントを親コンポーネントとして選択します。
  3. 親コンポーネントに関連付けられた「コンテンツの追加」ボタンをクリックします。

    「リソース・カタログ」が表示されます。

コンポーネントを追加する

「設計」ビューで、次のように操作します。

  1. 「リソース・カタログ」を開きます。

  2. 「リソース・カタログ」で、追加するコンポーネントを見つけます。

  3. コンポーネントに関連付けられた「追加」アイコンをクリックします。

  4. コンポーネントをカット・アンド・ペーストするか、ドラッグ・アンド・ドロップして配置します。

「ソース」ビューで、次のように操作します。

  1. 「選択」ペインで、コンテナ・コンポーネントを選択します。

  2. 「ソース」ビューのツールバーで、「コンテンツの追加」をクリックします。

  3. 「リソース・カタログ」で、追加するコンポーネントを見つけます。

  4. コンポーネントに関連付けられた「追加」アイコンをクリックします。

コンポーネントを手動で非表示にする

コンポーネントの表示」プロパティを使用して、ランタイム時にコンポーネントがユーザーに対して表示されるかどうかを指定します。デフォルトでは、すべてのコンポーネントが表示されます。コンポーネントを手動で非表示するには、「コンポーネント・プロパティ」ダイアログ・ボックスで、「コンポーネントの表示」の選択を解除します。

コンポーネントの種類に応じて、次のようになります。

  • 子コンポーネントの場合は、「コンポーネントの表示」プロパティの選択を解除すると、その子コンポーネントのみが非表示になります。

  • 親コンポーネントの場合は、親コンポーネントの「コンポーネントの表示」プロパティの選択を解除すると、親コンポーネントおよび親コンポーネントに含まれているすべての子コンポーネントが非表示になります。したがって、親コンポーネントを非表示にすると、すべての子コンポーネントが自動的に非表示になります。

次のいずれかの操作を行うことができます。

  • 子コンポーネントを直接非表示にする

  • 親コンポーネント内の子コンポーネントを非表示にする

  • 親コンポーネントおよびすべての子コンポーネントを非表示にする

子コンポーネントを直接非表示にするには、次のようにします。

  1. 子コンポーネントのヘッダーで「編集」アイコンをクリックします。これにより、「コンポーネント・プロパティ」ダイアログ・ボックスが開きます。

  2. 表示オプション」タブをクリックします。

  3. コンポーネントの表示」の選択を解除します。

  4. OK」をクリックします。

親コンポーネント内の子コンポーネントを非表示にするには、次のようにします。

  1. 格納元のボックスのツールバーで「編集」アイコンをクリックします。

  2. 子コンポーネント」タブをクリックします。

  3. 非表示にするコンポーネントの横にあるボックスの選択を解除します。

  4. OK」をクリックします。

親コンポーネントおよびすべての子コンポーネントを非表示にするには、次のようにします。

  1. ボックスのヘッダーで「編集」アイコンをクリックします。

  2. 表示オプション」タブをクリックします。

  3. コンポーネントの表示」の選択を解除します。

  4. OK」をクリックします。

コンポーネントをプログラムで非表示にする

コンポーネントを非表示にする条件を設定できるExpression Language (EL)式を、コンポーネントに追加できます。たとえば、ページ上に2つのチェック・ボックス(1および2)があるとします。さらに、チェック・ボックス2が選択された場合にのみ表示されるボタン(B)もあります。ロジックを確認するために、次の表にあるような質問に自身で回答します。

質問 回答 質問の目的

条件は何か

処理やイベントの内容は何か

チェック・ボックス2が選択される

発生する事象(イベント)を決定する。

イベントをトリガーするコンポーネントを決定する。

記述する式を決定する。

条件が適合するとどうなるか

イベントが発生するとどうなるか

ボタンBが表示される。

コンポーネントつまりボタンBが表示される

(つまり、ボタンBはイベントが発生するまでは非表示になっていることになる。)

処理の結果を決定する。

コンポーネントが表示されるかどうかを決定するプロパティはどれか

「コンポーネントの表示」プロパティ

コードが作用するプロパティを決定する。

ロジックは次のようになります。 If 2 is checked, then the Show Component property of B is activated.

処理の対象となるコンポーネントに式を設定します。

コンポーネントに追加できるサンプル・コードを次に示します。

#{if checkbox2.selected = true}

ロジックを確認し、正しい式について理解したら、その式をプロパティに追加します。式ビルダーを使用した「コンポーネントの表示」プロパティへの式の追加はダッシュボード・ページでのみ行うことができ、作業領域ページで行うことはできません。また、このタスクを実行できるのは管理者のみです。

ELエディタを開いてダッシュボード・ページのプロパティに式を追加するには、次のようにします。

  1. コンポーネントのヘッダーで「編集」アイコンをクリックします。

  2. 表示オプション」タブをクリックします。

  3. 「コンポーネントの表示」プロパティの横にある「編集」アイコンをクリックし、「式ビルダー」を選択します。

  4. イベントまたは条件をチェックする式を追加して、プロパティを設定します。結果に応じてプロパティをオンまたはオフにします。

ダッシュボード・ページの親コンポーネントおよびすべての子コンポーネントをプログラムで非表示にするには、以下のようにします。

  1. ボックスのヘッダーで「編集」アイコンをクリックします。

  2. 表示オプション」タブをクリックします。

  3. 「コンポーネントの表示」プロパティの横にある「編集」アイコンをクリックし、「式ビルダー」を選択します。

  4. イベントまたは条件をチェックする式を追加して、プロパティを設定します。結果に応じてプロパティをオンまたはオフにします。

ページ・コンポーザを使用したアプリケーション・ページでのタブのカスタマイズ: 実例

この例では、ページ・コンポーザを使用してページ上のタブをカスタマイズする方法を示します。

次の表には、このシナリオに関する主な決定事項をまとめてあります。

考慮する決定事項 この例の場合

カスタマイズの対象者は誰か

すべてのユーザー

実行するカスタマイズの内容

「ワークリスト: 通知および承認」ページから、「管理」タブおよび「プロジェクト」タブを非表示にする

前提条件

サンドボックスをアクティブ化します。

タブのカスタマイズ

次のようにします。
  1. 「ナビゲータ」メニューから、「ツール」「ワークリスト」を選択します。

  2. グローバル・ヘッダーで自分のユーザー名をクリックし、「管理」で「ページのカスタマイズ」を選択します。

  3. カスタマイズ・レイヤーとしてサイト・レイヤーを選択します。これは、すべてのユーザーに影響します。

  4. ページの最上部にある「ビュー」メニューで、「設計」ビューが選択されていることを確認します。このビューで、カスタマイズするコンポーネントにナビゲートできます。

  5. 選択」タブをクリックします。

  6. ページにあるいずれかのタブにポインタを重ねて、カーソルが虫眼鏡に変わり、タブの周囲に青いアウトラインが表示されたらクリックします。

  7. 親コンポーネントの編集」を選択します。

  8. 「コンポーネント・プロパティ」ダイアログ・ボックスで、「」タブをクリックします。

  9. インセンティブ報酬」および「プロジェクト」の選択を解除して、ページでこれらのタブを非表示にします。

  10. OK」をクリックします。

  11. ページ・コンポーザを閉じます。

ユーザー・ロールに応じたカスタマイズの表示: 実例

この例では、特定のユーザー・ロールに対してカスタマイズを表示可能にする方法について説明します。

ページのコンポーネントをユーザー・ロールに基づく条件に応じて制御するには、次のようにします。

  • セキュリティ権限を作成します

  • 制御するコンポーネント・プロパティに対してExpression Language式を追加します

次の表には、このシナリオに関する主な決定事項をまとめてあります。

考慮する決定事項 この例の場合

保護対象とするページ・オブジェクトはどれか

レポートのリンク

カスタマイズを表示する対象ユーザー・ロールはどれか

採用マネージャ、Sherry CallawayおよびTerrance Whitaker

ヒント: カスタマイズのテストのみを目的としたロールを作成します。このロールにDEVCUST_TEST_ROLEという名前を付けます。カスタマイズが機能していることを確認したら、セキュリティを適切なロールに変更します。

ユーザーが適切な権限を持っているかどうかを検証するために、どの式を追加するか

#{securityContext.userGrantedPermission['MANAGER_REPORTS_LINK_PRIV']}

前提条件として、サンドボックスをアクティブ化します。

ユーザー・ロールに対してカスタマイズを表示可能にする

次の手順に従います。

  1. 権限を作成します。

  2. MANAGER_REPORTS_LINK_PRIVオブジェクトをDEVCUST_TEST_ROLEに追加します。

  3. DEVCUST_TEST_ROLEをTerranceおよびSherryに割り当てます。

    注意: なんらかの変更を行う前に、TerranceとSherryが当該のページに対するアクセス権限を持っていることを確認してください。

  4. ページ・コンポーザで、カスタマイズ対象のレポート・リンクが含まれているページを開き、そのレポート・リンク・コンポーネントを選択します。

  5. 編集」アイコンをクリックします。これにより、「コンポーネント・プロパティ」ダイアログ・ボックスが開きます。

  6. 表示オプション」タブをクリックします。

  7. 「コンポーネントの表示」プロパティの横にある「編集」アイコンをクリックし、「式ビルダー」を選択します。

  8. ユーザーが適切な権限を持っているかどうか検証する式を追加します。次のサンプル・コードを使用してください。 #{securityContext.userGrantedPermission['MANAGER_REPORTS_LINK_PRIV']}

  9. プロパティの変更を保存し、ページ・コンポーザを閉じます。

    「コンポーネントの表示」プロパティが変更された後は、ユーザーがこのページを開くたびに、アプリケーションによってこの式が評価されます。SherryおよびTerranceは当該の権限を持っているため、「コンポーネントの表示」プロパティは選択対象として評価されます。したがって、SherryおよびTerranceはレポート・リンクを表示できますが、他のユーザーはこのリンクを表示できません。

    ヒント: ユーザーのアクセス権限に応じてUIコンポーネントをレンダリングするカスタムの権限を定義するには、Oracle JDeveloperを使用します。(Oracle JDeveloperはOracle Cloudの実装では使用できません。)

複数ページに表示されるオブジェクトのカスタマイズ: 考慮事項

ページ・コンポーザを使用して、複数ページに表示されるオブジェクトをカスタマイズします。カスタマイズが1つ以上ページに影響するかどうかは、ページへのオブジェクトの組込み方と使用するアプリケーションによって異なります。

複数ページに表示されるオブジェクトをカスタマイズする場合は、これらの点を検討してください。

共有および非共有タスク・フローに基づくカスタマイズの表示

次の表は、オブジェクトのカスタマイズが1つ以上のページに表示される場合のタスク・フロー・シナリオについて簡単に説明しています。

オブジェクトが次の場合 カスタマイズの動作

共有タスク・フローの一部ではない

他のページには表示されない

共有タスク・フローの一部である

共有タスク・フローが組み込まれているすべてのページに表示される

注意: 共有タスク・フローに当該ページのデータを使用する埋込みロジックが含まれている場合、そのロジックはページ・コンポーザで行われたカスタマイズを上書きできます。

ページ・コンポーザの概要に関するFAQ

ページ・コンポーネントはどのようにして移動できますか

ページ・コンポーザを使用してページ・コン ポーネントを移動するには、次のようにします。

  • 「設計」ビューで、コンポーネントをドラッグ・アンド・ドロップする

  • 「ソース」ビューで、次のいずれかの操作を行う

    • コンポーネントをカット・アンド・ペーストする

    • コンポーネントをドラッグ・アンド・ドロップする

    • コンテナ・コンポーネントのコンポーネント・プロパティを開いて、「子コンポーネント」タブでコンポーネントを再配置する

ページからコンポーネントを削除するにはどうしたよいですか

ページ・コンポーザで、コンポーネントのヘッダーの「削除」アイコンをクリックします。

注意:
  • コンポーネントの削除は、他のコンポーネントまたはプロセスが、そのコンポーネントに依存していないことが確実な場合にのみ行ってください。依存関係が存在するかどうか不明な場合は、そのコンポーネントを削除するのではなく、非表示にしてください。

  • 親コンポーネントを削除すると、そのすべての子コンポーネントが自動的に削除されます。

カスタマイズが完了するまで、カスタマイズ内容がユーザーに表示されないようにして作業するにはどうしたらよいでしょうか

適切なサンドボックスを作成するか選択し、そのサンドボックスをアクティブにして、ページ・コンポーザを使用してカスタマイズをサンドボックスでキャプチャするようにします。作業が完了したら、そのサンドボックスを公開して、ユーザーが変更を利用できるようにします。

カスタマイズやパーソナライズによってページにアクセスできなくなった場合はどうすればよいですか

管理者に連絡する必要があります。管理者は「カスタマイズの管理」タスクを使用してユーザーが行った変更を表示し、必要に応じてその変更を削除できます。

ページやタスク・フローを前に保存されたバージョンにリセットするにはどうしたらよいですか

前に保存されたバージョンや、元の購入時の状態にページをリセットするには、ページ・コンポーザ(「設計」ビューまたは「ソース」ビュー)で、「ページのリセット」をクリックします。

タスク・フローを前に保存されたバージョンまたは元の購入時の状態にリセットするには、タスク・フローが開かれた状態で、ページ・コンポーザ(「ソース」ビューのみ)で「タスク・フローのリセット」をクリックします。

ページのコンテンツおよびテンプレートのカスタマイズ

ページ・コンポーザを使用したページ・レイアウトの変更: 手順

ページ・レイアウトはページ上にあるコンテンツ・リージョンの数、配置、方向を定義します。レイアウトはページの作成時に設定されますが、一部のレイアウトについては、そのページにコンテンツが追加された後であってもレイアウトのスタイルを変更できます。

注意: すべてのページのページ・レイアウトを変更できるわけではありません。

前提条件

サンドボックスをアクティブ化します。

ページ・レイアウトの変更

ページのレイアウトを変更するには、次のようにします。

  1. ページ・コンポーザでページを開きます。

  2. 「ビュー」メニューで、「設計」を選択します。

  3. レイアウトの変更」をクリックします。

  4. 新しいレイアウトを選択します。

グローバル・ページ・テンプレートのカスタマイズ: 説明

グローバル・ページ・テンプレートには、アプリケーション内のすべてのページを対象とした、共通のヘッダー領域およびフッター・パネルが用意されています。ページ・コンポーザを使用して、グローバル・ページ・テンプレートをカスタマイズできます。ページ・コンポーザでグローバル・ページ・テンプレートを開くには、グローバル・ヘッダーで自分のユーザー名をクリックし、「管理」メニューから「グローバル・ページ・テンプレートのカスタマイズ」を選択します。

グローバル・ページ・テンプレートに対して、次のカスタマイズを行うことができます。

  • コンポーネントを追加する

  • コンポーネントを編集する

    例: タグ・リンクを非表示にする式言語を追加する

  • コンポーネントを削除する

    例: タグ・リンクを削除する

ヒント: グローバル・ページ・テンプレートにポインタを重ねると、編集可能な領域が青のアウトラインで表示されます。

グローバル・テンプレートには2つの種類があります。1つはデスクトップのユーザー・インタフェース(UI)用、もう1つは簡易UI用です。デスクトップ・ページで「グローバル・ページ・テンプレートのカスタマイズ」をクリックすると、カスタマイズ対象はデスクトップUI用のテンプレートになります。簡易ページで「グローバル・ページ・テンプレートのカスタマイズ」をクリックすると、カスタマイズ対象は簡易UI用のテンプレートになります。したがって、すべてのページにおけるルック・アンド・フィールの一貫性を保つためには、グローバル・ページ・テンプレートを2回、つまり各UIに対して1回ずつカスタマイズしなければなりません。

グローバル・ページ・テンプレートへのコンポーネントの追加

グローバル・ページ・テンプレートへコンポーネントを追加するには、次のようにします。

  1. ページ・コンポーザでグローバル・ページ・テンプレートを開きます。

  2. コンポーネントを追加するグローバル・ヘッダー内の場所を選択し、「コンテンツの追加」をクリックします。

  3. コンポーネント・カタログで、「コンポーネント」を選択して、使用可能なコンポーネントのリストを表示します。

  4. 追加するコンポーネントに関連付けられている「追加」ボタンをクリックします。

    グローバル・ヘッダーに、そのコンポーネントが表示されます。

  5. 必要に応じて、コンポーネントのプロパティを変更します。たとえば、テキスト・コンポーネントを追加した場合は、表示するテキストを入力します。

  6. 変更を完了したら、「クローズ」をクリックします。プロンプトが表示されたら、「保存」をクリックして変更を保存します。

グローバル・ページ・テンプレートのコンポーネントの編集

グローバル・ページ・テンプレートのコンポーネントを編集するには、次のようにします。

  1. ページ・コンポーザでグローバル・ページ・テンプレートを開きます。

  2. 編集するコンポーネントを選択します。

  3. 編集」をクリックします。

  4. コンポーネントのプロパティを編集し、「OK」をクリックして変更を保存します。

  5. 変更を完了したら、「クローズ」をクリックします。プロンプトが表示されたら、「保存」をクリックして変更を保存します。

グローバル・ページ・テンプレートのコンポーネントの削除

グローバル・ページ・テンプレートからコンポーネントを削除するには、次のようにします。

  1. ページ・コンポーザでグローバル・ページ・テンプレートを開きます。

  2. 削除するコンポーネントを選択します。

    グローバル・ページ・テンプレートにポインタを重ねると、編集可能な領域が青のアウトラインで表示されます。

  3. 削除」をクリックします。プロンプトが表示されたら、「削除」をクリックしてコンポーネントを削除します。

  4. 変更を完了したら、「クローズ」をクリックします。プロンプトが表示されたら、「保存」をクリックして変更を保存します。

グローバル・ページ・テンプレートのフッターの編集

グローバル・ページ・テンプレートのフッターを編集するには、次のようにします。

注意: 簡易ページの場合、グローバル・ページ・テンプレートのフッターはカスタマイズできません。
  1. ページ・コンポーザでグローバル・ページ・テンプレートを開きます。

  2. フッター領域の左側のリージョンを選択します。「ソース」リージョンで、フッター領域の左側のリージョンを選択した後にspacer: 40pxノードが選択されていることを確認します。

  3. 「ソース」リージョンで、スペーサの上に表示されているpanelGroupLayout: horizontalノードを選択して、「コンテンツの追加」をクリックします。

  4. コンポーネント・カタログで、「コンポーネント」を選択して、使用可能なコンポーネントのリストを表示します。

  5. 追加するコンポーネントに関連付けられている「追加」ボタンをクリックします。そのコンポーネントがフッターに表示されます。

  6. 必要に応じて、コンポーネントのプロパティを変更します。

  7. 変更を完了したら、「クローズ」をクリックします。プロンプトが表示されたら、「保存」をクリックして変更を保存します。

異なるカラー・パレットの選択など、スキンのカスタマイズについては、開発者向けのOracle Fusion Applications拡張ガイドを参照してください。

ページ・タイトルのカスタマイズ: 手順

ページ・タイトルは、ブラウザのヘッダー、ページの見出し、タブ・タイトルなど、アプリケーション内の複数の場所に表示されます。また、タスク・リストやナビゲータ内の項目としても表示されます。

タイトルが表示される各種の場所は、3つの別個のタイトルおよびラベル・プロパティによって制御されます。これらのプロパティは次のとおりです。

  • タスク・リストのページ・タイトル・プロパティ

  • タスク・リストのタスク・ラベル・プロパティ

  • ナビゲータ項目ノードの「ラベル」プロパティ

ページ・タイトルをカスタマイズする場合は、3つのプロパティすべてに同じ値を入力する必要があります。2つのタスク・リスト・プロパティはページ・コンポーザを使用して変更でき、ナビゲータ項目ノード・プロパティは「構成」ページを使用して変更できます。

ヒント: ページ・タイトル、タスク・ラベルおよびナビゲータ項目ノードのテキストは、ユーザー・インタフェース・テキスト・ツールを使用して変更することもできます。

アプリケーションで言語をローカライズする必要がある場合は、翻訳済のカスタム・テキストを指定する必要があります。カスタム・テキストの翻訳については、開発者向けのOracle Fusion Applications拡張ガイドを参照してください。

前提条件

サンドボックスをアクティブ化します。

タスク・リストのページ・タイトル・プロパティ

このプロパティを使用して、ブラウザのヘッダーに表示されるテキストを制御します。

このプロパティを変更するには、次のようにします。

  1. カスタマイズするページを開き、ページ・コンポーザを開きます。

  2. 「ビュー」メニューで、「ソース」を選択します。

  3. 「選択」ペインで、タスク・リスト・リンクをクリックします。編集について警告する確認ダイアログ・ボックスが表示されます。

  4. 次回このメッセージを表示しない」を選択します。

  5. 編集」をクリックします。

  6. 「ソース」ペインで「panelFormLayout」ノードを右クリックして、「編集」を選択します。panelFormLayoutコンポーネントのプロパティ・ダイアログ・ボックスが表示されます。

  7. タスク・リストのプロパティ」タブを選択します。

  8. 「ページのタイトル」フィールドに新しい値を入力します。

  9. 次のプロパティを今すぐ変更するには、「適用」をクリックして変更を保存します。ダイアログ・ボックスを開いたままにしておく場合は、次のステップをスキップして、次のセクションのステップ6から開始します。

  10. OK」をクリックして変更を保存し、「コンポーネント・プロパティ」ダイアログ・ボックスを閉じます。

タスク・リストのタスク・ラベル・プロパティ

このプロパティを使用して、次に表示されるテキストを制御します。

  • ページ見出しおよびタブ・タイトル内

  • タスク・リスト内のメニュー項目として

このプロパティを変更するには、次のようにします。

  1. カスタマイズするページを開き、ページ・コンポーザを「ソース」ビューで開きます。

  2. 「選択」ペインで、タスク・リストを選択します。確認ダイアログ・ボックスが表示されます。

  3. 編集」をクリックして、タスク・フローを編集します。

  4. 「ソース」ペインで、最初の下位リージョン・ノードの横にある「タスク・フローの編集」リンクをクリックします。

  5. 編集」アイコンをクリックして、タスク・フローを編集します。「コンポーネント・プロパティ」ダイアログ・ボックスが表示されます。

  6. タスク・リストのタスク・プロパティ」タブを選択します。

  7. ツリーを展開して、タスク・リスト階層内の子項目を表示します。

  8. カスタマイズする子項目を右クリックして、ツールバーの「編集」をクリックします。

  9. 「ラベル」フィールドに新しい値を入力します。

  10. OK」をクリックして変更を保存し、「コンポーネント・プロパティ」ダイアログ・ボックスを閉じます。

ナビゲータ項目ノードの「ラベル」プロパティ

「構成」ページを使用して、ナビゲータ・メニュー項目として表示されるカテゴリおよびページ・エントリの名前を制御します。

このプロパティを変更するには、次のようにします。

  1. 「ナビゲータ」メニューから、「ツール「構成」を選択します。

  2. 「構成」ページで、カテゴリまたはページ・エントリの名前リンクをクリックします。

    ヒント: 「構成」ページの検索パネルを使用して、名前を変更するカテゴリまたはページ・エントリを検索できます。
  3. ページ・エントリの編集または「カテゴリの編集」ページで、「名前」フィールドに新しい名前を入力します。

  4. 保存してクローズ」をクリックします。

タスク・リストのカスタマイズ: 手順

タスク・リストを使用して、アプリケーション内のタスク・フローおよびアプリケーション外部のWebページへのダイレクト・リンクを編成します。タスク・フローおよびWebページを、「コンポーネント・プロパティ」ダイアログ・ボックスの「タスク・リストのタスク・プロパティ」を使用してタスクにリンクします。タスク・リストをカスタマイズするには、ページ・コンポーザの「ソース」ビューを使用します。

タスク・リストをカスタマイズするには、次の方法について理解している必要があります。

  • タスク・リストへタスクを挿入する。

  • タスク・リストからタスクを削除する。

  • タスク・リストでタスクを順序変更する。

  • タスクおよびタスク・リストに関連付けられているプロパティを変更する。

これらのカスタマイズを実行するには、次のようにします。

  1. 変更するタスク・リストにナビゲートし、ページ・コンポーザを開きます。

  2. 「設計」ビューを使用している場合は、「ソース」ビューに移動します。タスク・リストのカスタマイズは「ソース」ビューでのみ行います。

  3. 「選択」リージョンで、タスク・リストをクリックします。

  4. 編集」をクリックして自分の意思を確認して、「ソース」リージョンでタスク・リスト・エントリを自動的に選択します。

  5. 「ソース」リージョンで、タスク・リスト・リージョンの横にある「タスク・フローの編集」リンクをクリックします。

  6. 編集」をクリックして自分の意思を確認し、「ソース」リージョンでタスク・リスト・エントリを選択します。

  7. 「ソース」リージョンで「panelFormLayout」ノードを右クリックして、「編集」を選択します。

    コンポーネント・プロパティ: panelFormLayoutダイアログ・ボックスが表示されます。

  8. 「タスク・リストのタスク・プロパティ」タブを選択します。

  9. ツリーを展開して、タスク・リスト内の項目の階層を表示します。

  10. タスク・リスト階層内の項目を選択します。

  11. ツールバーに、複数のカスタマイズ・オプションが表示されます。選択した項目を編集したり、タスク・リストに新規タスクを挿入したりできます。

  12. タスク・リストに新規タスクを挿入する場合は、複数のプロパティに値を入力する必要があります。

    次の表で、タスク・リストでのタスクの作成に使用するプロパティについて説明します。

    プロパティ 説明または値

    Webアプリケーション

    デプロイメント表に定義されたWebアプリケーションのリストから、ターゲットWebアプリケーションを選択します。

    Oracle Cloudのお客様はhttps://support.oracle.comでヘルプ・デスクに問い合せ、サービス要求を記録して有効な値のリストを取得する必要があります。

    フォーカス・ビューID

    /ServiceRequestのような、ターゲット・ページのfocusViewId値を入力します。

    「フォーカス・ビューID」と「Webアプリケーション」は同時に指定する必要があるプロパティです。

    処理

    ユーザーがタスク・メニュー内でこの項目を選択すると発生する処理を入力します。

    処理が設定されたページはadfc-config.xmlファイル内に表示されます。これらの処理により、ユーザーを特定のページへと移動できます。ここで処理を指定した場合、「Webアプリケーション」および「フォーカス・ビューID」の値は無視されます。この「処理」属性はADFコントローラのナビゲーションで使用されます。

    ラベル

    新規タスクの名前を入力します。

    ページ属性値isDynamicTabNavigationtrueの場合、タスク・リスト・メニューおよびタスク・タブが開かれると、この名前が表示されます。

    レンダリング済

    タスク・リストの項目を表示する場合に選択します。項目を非表示にする場合は選択を解除します。

    非表示項目を素早く確認できるように、選択を解除された項目はカスタマイズ・ダイアログ・ボックスでイタリック体で表示されます。

    リンク先

    http://www.example.comのように、項目の完全なURLを入力します。Oracle Fusion MiddlewareのUIシェル・ページ外部にユーザーを移動させる新規ウィンドウを開くために使用します。

    「リンク先」は、指定されているどの「Webアプリケーション」の値よりも優先されます。

    タスク・タイプ

    次の値のリストから、新規に作成される項目のタスク・タイプを選択します。

    • dynamicMain

    • defaultMain

    • defaultRegional

    • taskCategory

  13. プロパティに対するすべての変更を保存して、ページ・コンポーザでそのページを保存します。

ページ・コンポーザを使用したダイアログ・ボックスのコンテンツのカスタマイズ: 手順

ページ・コンポーザを使用し、「ソース」ビューで作業することにより、ダイアログ・ボックス内のコンテンツをカスタマイズします。

前提条件

サンドボックスをアクティブ化します。

ダイアログ・ボックスのカスタマイズ

ダイアログ・ボックスのコンテンツをカスタマイズするには、次のようにします。

  1. ダイアログ・ボックスを表示するページを開き、ページ・コンポーザを開きます。

  2. 「ビュー」メニューで、「ソース」を選択します。ダイアログ・ボックスのコンテンツのカスタマイズは「ソース」ビューで行う必要があります。

  3. ダイアログ・ボックスを開くボタンを選択します。

  4. 編集」をクリックして、「コンポーネント・プロパティ」ダイアログ・ボックスを開きます。

  5. 子コンポーネント」タブをクリックします。

  6. ダイアログ・ボックスのコンテンツを編集します。

  7. 適用」をクリックして変更を保存し、「OK」をクリックして変更を保存して、「コンポーネント・プロパティ」ダイアログ・ボックスを閉じます。

保存済検索のカスタマイズ

すべてのユーザーを対象とした保存済検索の使用可能化: 手順

ページ・コンポーザを使用して、保存済検索をカスタマイズし、それらの検索をすべてのユーザーが使用できるようにします。ページ・コンポーザをサイト・レイヤーで使用して、保存済検索を作成および編集します。ユーザーはこれらの保存済検索を後から再度実行して、同じ検索基準や他の設定を使用できます。保存済検索をすべてのユーザーが使用できるようにするには、これらの検索の作成または編集を、サイト・レイヤーのみで行う必要があります。

すべてのユーザーを対象とした保存済検索のカスタマイズ

次の手順に従います。

  1. サンドボックスをアクティブ化します。

  2. 「保存」ボタンがある検索ページのグローバル・ヘッダーでユーザー名をクリックし、「管理」の「<ページ名>ページのカスタマイズ」を選択します。

  3. カスタマイズ・レイヤーを選択するように求められた場合はサイト・レイヤーを選択して、カスタマイズ・モードで検索ページを開きます。

  4. 「ビュー」メニューで、「設計」を選択します。

  5. 保存済検索を作成し、編集します。

    注意: 保存済検索の作成および編集の手順は、自分用の保存済検索か、すべてのユーザー向けの保存済検索かにかかわらず同じです。
  6. 変更を保存し、ページ・コンポーザを閉じます。

  7. 変更をテストしたら、そのサンドボックスを公開して、すべてのユーザーが変更を利用できるようにします。

複数の条件が設定された検索用の検索の保存: 手順

多数のページで、複数の条件が設定された検索を実行して、特定のビジネス・オブジェクトを見つけることができます。このような検索には、「保存済検索」リストがある場合や、検索基準の下に「保存」ボタンがある場合があります。保存済検索では検索条件およびその他の設定が収集されるため、後で同じ検索を簡単に実行できます。事前定義された保存済検索を使用する他に、自分で使用するために保存済検索を作成し、編集できます。適切なロールを持っている場合は、ページ・コンポーザを使用して、保存済検索を他のユーザー向けにカスタマイズできます。

次の図に、複数の検索条件フィールドと「保存」ボタンを使用した検索の例を示します。各フィールドで、演算子を選択し、検索語を入力できます。「保存済検索」リストから選択して、既存の保存済検索を使用することもできます。

複数の検索条件を使用したページでの検索の例
保存済検索の作成

次の手順に従います。

  1. 「保存」ボタンがある検索に移動します。

  2. オプションでフィールドを追加または順序変更します(利用可能な場合)。

  3. 検索基準値を入力し、「保存」ボタンをクリックします。

  4. 保存済検索に名前を付け、次の設定を定義します。

    • デフォルトとして設定: このページを開くたびに、この保存済検索が自動的に選択されます。

    • 自動的に実行(使用可能な場合): 保存済検索は、ユーザーが保存済検索のリストからこの検索を選択するとすぐに実行されます。

    両方のオプションを選択した場合、このページが開かれるたびに当該の保存済検索が自動的に実行されます。

  5. ダイアログ・ボックスを閉じます。

保存済検索は現在のページ限定にすることも、場合によっては同じオブジェクトを対象とした別の検索に利用することもできます。

保存済検索の検索基準の変更

次の手順に従います。

  1. 検索基準がまだ選択されていない場合は、基準を選択します。

  2. 追加のフィールドなど、検索基準を設定します。

  3. 「保存」ボタンをクリックします。

  4. 保存済検索が自分で作成したものである場合は、名前を変更しないで保存します。

    保存済検索が事前定義済のものである場合は上書きできないため、新しい保存済検索を一意の名前を使用して作成します。

保存済検索の設定の変更または名前変更および削除

次の手順に従います。

  1. 「保存」ボタンがある検索に移動します。

  2. 「保存済検索」リストから、「パーソナライズ」を選択します。

  3. 「保存済検索のパーソナライズ」ダイアログ・ボックスで、保存済検索を選択します。

  4. 使用可能であれば、次の設定を任意に変更します。

    • デフォルトとして設定: このページを開くたびに、この保存済検索が自動的に選択されます。

    • 自動的に実行: 保存済検索は、ユーザーが保存済検索のリストからこの検索を選択するとすぐに実行されます。

    • 検索リストに表示: 保存済検索をこのページで選択および実行できます。

      • 非表示の保存済検索は、引き続き「保存された検索のパーソナライズ」ダイアログ・ボックスで検索できます。

      • 保存済検索が現在ページで選択されている場合、この設定は変更できません。

    注意: 事前定義済の保存済検索の場合、一部の設定は変更できません。保存済検索のカスタマイズにページ・コンポーザを使用しない場合、変更内容は自分にのみ適用されます。
  5. 自分で作成した保存済検索を選択した場合は、その検索を名前変更したり、削除したりできます。これは、事前定義済の保存済検索に対して行うことはできません。

  6. 変更を保存し、ダイアログ・ボックスを閉じます。

フィルタを使用したキーワード検索用の検索の保存: 手順

ページで見つかる可能性がある検索のタイプの1つに、フィルタが使用されたキーワード検索があります。これらの検索値の中には、事前定義された保存済検索が使用されているものがありますが、自分が独自に使用するために保存済検索を作成したり、編集したりすることもできます。保存済検索は入力された検索語、フィルタおよびその他の設定を収集するため、後から同じ検索を簡単に実行できます。適切なロールを持っている場合は、ページ・コンポーザを使用して、保存済検索を他のユーザー向けにカスタマイズできます。

保存済検索の作成および編集

次の手順に従います。

  1. 検索フィールドに検索語を入力して、「検索」をクリックするか、自動補完から保存済検索を選択します。

  2. フィルタが現在非表示になっている場合は、「フィルタを表示」リンクをクリックします。

  3. オプションで、使用可能なものに応じてフィルタを次のように整理します。

    • 「追加」または「順序変更」ボタンを使用します。

    • 「パーソナライズ」アイコンをクリックしてフィルタの表示、非表示または並替えを行い、「OK」をクリックします。

  4. フィルタ値を設定するかフィルタを選択し、「保存」ボタンをクリックします。

  5. 保存済検索に名前を付けます。

    • 保存済検索を作成するには、新しい、一意の名前を入力します。

    • 自分で作成した既存の保存済検索を更新するには、元の名前を使用して保存します。

    事前定義済検索をその検索の名前を使用して上書きすることはできませんが、一意の名前を使用してコピーを作成できます。

  6. ページを開くたびに、この保存済検索が自動的に選択されるようにするには、「デフォルトに設定」をクリックします。

  7. 「OK」をクリックします。

保存済検索は現在のページ限定にすることも、場合によっては同じオブジェクトを対象とした別の検索に利用することもできます。

保存済検索の設定の変更または名前変更および削除

次の手順に従います。

  1. フィルタが現在非表示になっている場合は、「フィルタを表示」リンクをクリックします。

  2. 「保存済検索」リストから、「管理」を選択します。

  3. 「保存済検索の管理」ダイアログ・ボックスで、事前定義済またはカスタムの任意の保存済検索の設定を次のように定義します。

    • デフォルト: このページを開くたびに、この保存済検索が自動的に選択されます。

    • 保存済検索リストに表示: 保存済検索をこのページで選択および実行できます。非表示の保存済検索は、引き続き「保存済検索の管理」ダイアログ・ボックスで検索できます。

    注意: 事前定義済の保存済検索のカスタマイズにページ・コンポーザを使用しない場合、行った変更は自分にのみ適用されます。
  4. 「アクティブ」設定は、そのページで現在選択されている保存済検索を識別します。別のアクティブな保存済検索を指定して、このダイアログ・ボックスで「OK」をクリックすると、その保存済検索が即座に選択されるようにできます。

  5. カスタムの保存済検索の場合にのみ、保存済検索の名前変更および削除を行うことができます。

  6. 「OK」をクリックします。

簡易ページのレイアウトおよびコンテンツ

ページ・コンポーザを使用した簡易ページのカスタマイズ: 手順

簡易ページでは、ユーザー・インタフェース(UI)コンポーネントを、プロパティを更新することによってカスタマイズできます。たとえば、フィールド・ラベルを変更したり、コンポーネントを非表示にしたり、チェック・ボックスを必須にしたりできます。

簡易ページのカスタマイズを開始するときは、デフォルトでは「設計」ビューを使用できます。「設計」ビューでコンテンツを追加したり、レイアウトを変更したりできるのは一部のページのみです。他のページの場合は、「ソース」ビューを使用してこのようなカスタマイズを行います。

注意: 変更の適用対象は次のとおりです。
  • 現在ユーザーがいるページのみ。

  • 変更を行う前に選択したカスタマイズ・レイヤーに基づき、すべてのユーザーまたは特定のグループのユーザー。

前提条件

サンドボックスをアクティブ化します。

UIコンポーネントのカスタマイズ

コンポーネント・プロパティを更新するには、次のようにします。

  1. グローバル・ヘッダーで自分のユーザー名をクリックし、「ページのカスタマイズ」を選択します。

  2. カスタマイズ・レイヤーを1つ選択し、たとえば、特定のジョブ・ロールを持つユーザーのみを対象にした変更を行います。

    注意: 特定のジョブ・ロール用のUIコンポーネントをカスタマイズする場合、サンドボックスでカスタマイズをテストするには、そのジョブ・ロールが自分に割り当てられている必要があります。ジョブ・ロールはセキュリティ管理者から直接割り当ててもらうか、そのジョブ・ロールを自分でリクエストし、リソース・ディレクトリから自分で割り当てられるようにセキュリティ管理者に依頼します。
  3. デフォルトでは、「設計」ビューで作業を開始します。このビューにより、カスタマイズ対象のコンポーネントにナビゲートできます。

    このビューを使用しているかどうかは、ページ上部にある「設計」ボタンがハイライトされているかどうかでわかります。「ソース」ビューを使用するには、「ビュー」メニューから「ソース」を選択する必要があります。このメニューはデフォルトでは表示されていません。「ビュー」メニューを表示し、その次に「ソース」するには、「ページ・コンポーザのソース・ビュー有効」プロファイル・オプション(FND_PAGE_COMPOSER_SOURCE_VIEW)を「はい」に設定します。

  4. UIコンポーネントが見つかったら、ページ上部にある「選択」ボタンをクリックします。

  5. そのUIコンポーネントにポインタを重ねて、コンポーネントの周囲に境界線が表示されたらクリックします。

  6. コンポーネントの編集」を選択します。

  7. コンポーネントのプロパティを更新して、必要なカスタマイズを行います。

    各コンポーネントには独自のプロパティのセットがあり、この表内のプロパティの一部が含まれている場合もあります。「設計」ビューには主要なプロパティのみが表示されますが、「ソース」ビューにはすべてのプロパティが表示されます。

    プロパティ 説明

    摘要

    「短い説明」プロパティによって提供される内容に加えて、情報提供のためにスクリーン・リーダーによって使用されるテキスト。

    ラベル

    コンポーネントの表示テキスト。たとえば、フィールド・プロンプトやチェック・ボックスのグループを対象とした1つのプロンプトなど。

    読取り専用

    チェック・ボックスが選択できるかどうかなど、ユーザーがコンポーネントを編集できるかどうか。

    レンダリング済

    ページを使用しているユーザーに対してコンポーネントが表示されるかされないか。

    必須

    ユーザーがページを保存する前に、コンポーネントに対してなんらかの入力が必要かどうか。

    短い説明

    ユーザーが、フィールド・ラベルにポインタを重ねたり、テキスト・ボックス内をクリックしたりするなど、コンポーネントにポインタを重ねるかフォーカスした場合に表示されるテキスト。

    コンポーネントの表示

    コンポーネントがユーザーに対して表示されるかされないか。

    必須項目の表示

    コンポーネントが必須であることを示すアスタリスクが表示されるかされないか。

  8. 他のコンポーネントもカスタマイズするには、「コンテンツの追加」をクリックして「設計」モードに戻り、ステップ4から7を繰り返します。

  9. クローズ」をクリックして保存します。

    保存してラベル付け」が使用可能な場合はかわりにこれをクリックして、変更にラベルも付けて、保存しているカスタマイズに後から戻ることができるようにします。ラベルは、先頭にcomposer_が付加された形で保存されます。たとえば、myLabelと入力すると、ラベルはcomposer_myLabelになります。

ホーム・ページにお知らせを投稿するにはどうすればよいですか

お知らせの作成、編集、削除を行うには、「お知らせ」ページを使用します。「ナビゲータ」メニューから、「ツール」「お知らせ」を選択します。

  • ホーム・ページに、お知らせのコンテンツ(件名ではなく)のみが表示されます。

  • お知らせではなくソーシャル・ネットワーキング機能が表示される場合は、「ホーム・ページ・レイアウト」ページで、ホーム・パネル・オプションを変更して、お知らせが表示されるようにします。「ナビゲータ」メニューからこのページを開くには、「ツール」「外観」を選択して、「ホーム・ページ・レイアウト」タブをクリックします。

  • 「お知らせ」ページでの変更はすべてのユーザーに対して即時に適用されます。これは、サンドボックスがアクティブになっているときに変更を保存し、まだ変更を公開していないない場合も同様です。

新規ページの作成

サード・パーティのアプリケーションをホスティングするページの作成: 手順

組織固有のニーズに対処するためにサード・パーティのアプリケーションをホスティングするページを作成するには、「ページ統合」ページを使用します。これらの新しいページはすべて、「ナビゲータ」メニューおよびスプリングボードで1つのカテゴリにグループ化されます。

前提条件

サンドボックスをアクティブ化します。

最初のページの作成

次の手順に従います。

  1. 「ナビゲータ」メニューから、「ツール」「ページ統合」を選択します。

  2. 新規ページ」をクリックします。

  3. 「ページの作成」ページで、ページ名を入力します。

  4. 「カテゴリ名」フィールドで、ページを配置するカテゴリの名前を入力します。

    注意: 新しいページは、「構成」ページを使用して、後から他のカテゴリに移動できます。
  5. ページ用のアイコンを探して選択します。

  6. アプリケーション・ロールのリストから、そのページへのアクセスを許可するロールを選択します。事前定義済ロールは変更できないため、このリストにはカスタム・ロールのみ含まれます。

  7. 「Webページ」フィールドで、次のようにします。

    • このページでホストするアプリケーションのURLを入力します。

    • または、次のようにしてセキュアなWebページのURLを作成できます。

      1. セキュアなWebページURLの作成」アイコンをクリックします。

      2. 当該のWebアプリケーションの名前を選択します。

      3. そのWebアプリケーションの宛先を入力します。

      4. セキュア・トークンの名前を入力します。

      5. 保存して、「セキュアなWebページURLの作成」ダイアログ・ボックスを閉じます。

      セキュアなWebページでは、アプリケーションはセキュア・トークンを検証し、そのトークンを使用してエンド・ユーザー・コンテキスト内でWebサービスを認証します。このカスタマイズされたアクセスのモードにより、パートナは追加の認証を必要とせずに、処理を直接実行したり、特定のユーザーに情報を表示したりできます。

  8. 「保存してクローズ」をクリックします。

    新しいページは保護されています。セキュリティ管理者は「ページ統合概要」ページに示される権限をユーザーに割り当て、ユーザーがこれらのページにアクセスできるようにする必要があります。

カテゴリに含まれるページが1つのみの場合、そのページ・アイコンがスプリングボードのトップ・レベル(いずれかのカテゴリの下ではなく)に表示されます。ただし、このようなページ・アイコンは、「ナビゲータ」メニューの各カテゴリの下に表示されます。

後続のページの作成

最初のページを作成したら、次の手順に従って追加のページを作成します。

  1. 「ページ統合ウィザード: 新規ページ」ページで、「新規ページ」をクリックします。

  2. ページ名を入力します。

  3. 最初のページを作成する手順のステップ5から7に従います。

  4. 保存してクローズ」をクリックします。

最初のページを作成すると、後続のページはデフォルトで最初のページと同じカテゴリに追加されます。

サード・パーティのアプリケーションをホスティングするページの管理: 手順

サード・パーティのアプリケーションをホスティングするためのページを作成したら、それらのページを「ページ統合ウィザード: 新規ページ」ページおよび「ページ統合ウィザード: 既存ページ」ページで使用可能なオプションを使用して管理します。

次の処理を行うことができます。

  • ページ設定を編集する。

  • 新規ページおよび既存のページにタブを追加する。

  • ページのタブを編集する。

  • カテゴリの名前を変更する。

  • ページにナビゲートする。

前提条件

サンドボックスをアクティブ化します。

ページ設定の編集

次の手順に従います。

  1. 「ページ統合ウィザード: 新規ページ」ページで、編集するページの名前リンクをクリックします。

  2. 「ページの編集」ページで、必要な変更を行います。

  3. 保存してクローズ」をクリックします。

ページに対して、次の変更を行うことができます。

  • ページのアイコンを変更する。

  • このページでホストするWebページのURLを変更する。

  • ページにタブを追加する。

  • ページを削除する。

    注意: ページとともにデフォルトで作成されたタブ以外にページにタブが追加されている場合、ページを削除するには、それらのタブを先に削除する必要があります。
  • ページのタブを編集する。

新規ページおよび既存のページへのタブの追加

ページを作成すると、デフォルトでページのタブが1つ作成されます。必要に応じて、新規ページおよび既存のページにタブをさらに追加できます。

新規ページにタブを追加する場合は、次の手順に従ってください。

  1. 「ページ統合ウィザード: 新規ページ」ページで、編集するタブが含まれているページの名前リンクをクリックします。

  2. 「ページの編集」ページで、「タブの追加」をクリックします。

  3. 「タブの作成」ページで、タブ名を入力します。

  4. ページ用のアイコンを探して選択します。

  5. アプリケーション・ロールのリストから、そのページへのアクセスを許可するロールを選択します。事前定義済ロールは変更できないため、このリストにはカスタム・ロールのみ含まれます。

  6. 「Webページ」フィールドで、次のようにします。

    • このページでホストするアプリケーションのURLを入力します。

    • または、次のようにしてセキュアなWebページのURLを作成できます。

      1. セキュアなWebページURLの作成」アイコンをクリックします。

      2. 当該のWebアプリケーションの名前を選択します。

      3. そのWebアプリケーションの宛先を入力します。

      4. セキュア・トークンの名前を入力します。

      5. 保存して、「セキュアなWebページURLの作成」ダイアログ・ボックスを閉じます。

  7. 「保存してクローズ」をクリックします。

既存のページにタブを追加する場合は、次の手順に従ってください。

  1. 「ページ統合ウィザード: 新規ページ」ページの左のリージョンで、「ページ統合ウィザード: 既存ページ」アイコンをクリックします。

  2. 既存ページへのタブの追加」をクリックします。

  3. 「ページの選択」ダイアログ・ボックスで、新しいタブを追加するページを選択します。

  4. 新規ページにタブを追加する手順のステップ2から7に従います。

ページのタブの編集

ページのタブを編集するには、次の手順に従います。

  1. 「ページ統合ウィザード: 新規ページ」ページで、編集するタブが含まれているページの名前リンクをクリックします。

  2. 「ページの編集」ページで、編集するページ・タブの名前リンクをクリックします。

  3. 「タブの編集」ページで、必要な変更を行います。

  4. 保存してクローズ」をクリックします。

ページ・タブに対して、次の変更を行うことができます。

  • ページのアイコンを変更する。

  • このページ・タブでホストするWebページのURLを変更する。

  • ページ・タブを削除する。

カテゴリの名前の変更

「ページ統合ウィザード: 新規ページ」ページを使用して作成されるすべてのページは、1つのカテゴリにグループ化されます。すべてのページのカテゴリの名前を変更するには、「ページ統合ウィザード: 新規ページ」ページで「カテゴリ名の変更」をクリックします。

ページへのナビゲート

「ページ統合ウィザード: 新規ページ」ページで、ナビゲート先のページのアイコンをクリックして、そのコンテンツを表示します。

ユーザー・インタフェース・テキストのカスタマイズ

テキスト・カスタマイズ・ツールの選択: 考慮事項

いくつかのツールやタスクを利用することで、ページ、メッセージなど、ユーザー・インタフェースの領域に表示される語句やフレーズを変更したり、置換したりできます。

テキスト・カスタマイズ・ツールには次のようなものがあります。

  • アプリケーション・コンポーザ

  • ユーザー・インタフェース・テキスト

  • ページ・コンポーザ

選択の際には、複数の要素について考慮する必要があります。次に例をあげます。

  • 使用するオファリング

  • カスタマイズの程度および範囲

  • カスタマイズするコンポーネント

この表は、ユーザー・インタフェース・テキストのカスタマイズに使用できるツールに関連した、ナビゲーションおよびオファリングについての使用可能なオプションを示しています。

ツールまたはタスク ナビゲーション 使用可能なオファリング

アプリケーション・コンポーザ

「ナビゲータ」で、「ツール」「アプリケーション・コンポーザ」を選択します。

Oracle Sales Cloud

ユーザー・インタフェース・テキスト

「ナビゲータ」で、「ツール」「ユーザー・インタフェース・テキスト」を選択します。

すべてのアプリケーション

ページ・コンポーザ

グローバル・ヘッダーで自分のユーザー名をクリックし、「管理」で「<ページ名>ページのカスタマイズ」を選択します。

「管理」で「<ページ名>ページのカスタマイズ」が使用できない場合は、かわりに「ページのカスタマイズ」を使用します。

すべてのアプリケーション

プロジェクト・カスタム・オブジェクト(アプリケーション・コンポーザ)

「ナビゲータ」で、「ツール」「プロジェクト・カスタム・オブジェクト」を選択します。

Oracle Project Portfolio Management Cloud

テキストのカスタマイズのシナリオ

ユーザー・インタフェース・テキストのカスタマイズに関する考えられるシナリオをに次の表に示します。ご自分の状況と表内のシナリオを比較して、ご使用のアプリケーションのテキストをカスタマイズするために最適なツールを決定してください。

タスク 範囲 ツールまたはタスク

複数のコンテキストの複数のページに複数出現する語句やフレーズを同時に置換する

包括的。

カスタマイズがアプリケーション全体の複数ページに影響します。この方法により埋込みヘルプ(ヒントなど)をカスタマイズできます。

ユーザー・インタフェース・テキスト

従業員セルフ・サービス、福利厚生および給与に関するすべてのページで、「Employee」という語句を「Associate」に変更する。

メッセージ・ディクショナリの複数のメッセージに部分的に複数回出現する語句やフレーズを同時に置換する

包括的。

カスタマイズがアプリケーション全体の複数メッセージに影響します。

ユーザー・インタフェース・テキスト

従業員セルフ・サービス、福利厚生および給与に関するすべてのメッセージで、「Employee」という語句を「Associate」に変更する。

メッセージおよびページに複数出現する語句やフレーズの単数形および複数形を同時に置換する

包括的。

カスタマイズがアプリケーション全体の複数ページおよび複数メッセージに影響します。

ユーザー・インタフェース・テキスト

「Employee」を「Associate」に変更し、「Employees」を「Associates」に変更する。

特定のページに出現する語句やフレーズを置換する

対象を限定: ページ

このカスタマイズは特定のページまたはページの一部分のユーザー・インタフェース・テキストに影響します。

ページ・コンポーザ

2つの特定のページで、「Customer」という語句を「Account」に変更する。

メッセージ・ディクショナリ内の特定のメッセージに出現する語句やフレーズを置換する

対象を限定: メッセージ

このカスタマイズは、メッセージ・ディクショナリ内の特定のメッセージの一部に影響します。

「メッセージの管理」タスク

「Recruit」という語句を「Potential Employee」に変更するが、変更の対象は2つの特定のメッセージのみにする。他のすべてのメッセージでは、引き続き「Recruit」という語句を使用する。

特定のオブジェクトに関連付けられた語句やフレーズを、そのオブジェクトが表示される場所すべてで同時に置換する

対象を限定: ビジネス・オブジェクト

このカスタマイズは、メッセージ・ディクショナリ内の特定のメッセージの特定のコンポーネントに影響します。

ユーザー・インタフェース・テキスト

Oracle Sales Cloudで、商談ビジネス・オブジェクトのラベルを「Opportunity」から「Deal」に変更する。変更が、このビジネス・オブジェクトが表示されるすべての場合に影響するようにする必要がある。

メニューやメニュー項目に表示される語句やフレーズを置換する

対象を限定: ナビゲータのメニュー項目テキスト

ユーザー・インタフェース・テキスト

メニュー項目のラベルを「Total Compensation Statements」から「Compensation Package Statements」に変更する。

変更に使用するツールにかかわらず、すべてのカスタマイズは1つのオーバーライド・バンドルに記述されます。そのため、最新のカスタマイズによりそれまでのカスタマイズが上書きされます。

注意: 入力値としてプレーン・テキストを使用してカスタマイズする場合、このカスタマイズはオーバーライド・バンドルを使用したすべてのカスタマイズより優先されます。たとえば、ページ・コンポーザに指示文字列を入力すると、ページ・コンポーザはそれらのカスタマイズを、文字列リソースではなく、ページ・カスタマイズ・ファイルに書き込みます。したがって、このようなカスタマイズはオーバーライド・バンドルのカスタマイズを上書きします。

テキストの一括カスタマイズ: 説明

ユーザー・インタフェース・テキスト・ツールを使用して、ユーザー・インタフェース(UI)内全体で、複数回出現する語句やフレーズを同時にカスタマイズします。

このツールを使用して、テキストの一括カスタマイズの次の処理を実行できます。

  • サンドボックスの統合

  • 大/小文字を区別する検索および完全一致検索

  • 単数形および複数形のテキストの置換

  • コンテキスト対応のプレビュー

注意: ユーザー・インタフェース・テキスト・ツールを使用するには、サンドボックスをアクティブ化する必要があります。

ユーザー・インタフェース・テキスト・ツールを使用するには、「ナビゲータ」メニューから「ツール」「ユーザー・インタフェース・テキスト」を選択します。次に、「検索および置換」をクリックして、テキストの検索および置換を一括で行います。ユーザー・インタフェース・テキスト・ツールにより、ページおよびメッセージ・ディレクトリ内のメッセージでテキストが検索されます。メッセージ・ディクショナリにユーザー補助テキストが含まれている場合のみ、この検索には、ユーザー補助テキストも含まれます。このツールのカスタマイズ機能は、サービス指向アーキテクチャ(SOA)プロセス内のテキストまでは拡張されません。

ユーザー・インタフェース・テキスト・ツールでは、次を行うことができます。

  • 検索および置換

  • プレビューおよび調整

  • 保存および公開

検索および置換

サンドボックスをアクティブ化し、「検索および置換」をクリックしたら、検索テキストおよび置換テキストを入力します。完全一致の語句やフレーズを単数形および複数形で入力できます。次のチェック・ボックスを使用することもできます。

  • 大/小文字の区別 - 大文字と小文字を区別する検索を実行します。

  • 完全一致する単語または句 - 検索テキスト値との完全一致を検索します。

注意: 語句の部分検索は実施できません。また、検索テキストの一部としてワイルドカード文字を使用することもできません。

検索テキストの入力時にガイドとして使用できるサンプルの値を次の表に示します。

検索テキスト 予期される一致 一致するかどうか 理由

Flex

flex

Flex

する

このアプリケーションでは、検索文字列のすべての出現を、検索する文字列内の位置を問わずに検索します。

大/小文字の区別」を選択しないかぎり、すべての一致が完全一致と見なされます。

flex

flexfields

Flexfields

A flexfield is a...

A Flexfield is a...

しない

このアプリケーションでは、検索テキストの値を完全な語句として取り扱います。flexというテキストはflexfieldsと同じではありません。

^Flex$

flexfields

Flexfields

A flexfield is a...

A Flexfield is a...

しない

検索フィールドで^string$を使用して、この文字列がフィールド全体と一致する必要があることを示します。

アプリケーションでは、ユーザーが指定した検索テキスト値を、検索対象文字の完全な値として取り扱います。

または、「完全一致する単語または句」を選択して、検索テキスト値との完全一致を検索します。

^Flex$

flex

Flex

する

検索フィールドで^string$を使用して、この文字列がフィールド全体と一致する必要があることを示します。

アプリケーションでは、ユーザーが指定した検索テキスト値を、検索対象文字の完全な値として取り扱います。

大/小文字の区別」を選択しないかぎり、両方の一致が完全一致と見なされます。

このフレーズがフィールドの最初に出現しなければならないことを示すには、検索フィールドで^stringのみを使用します。

flex credits

Flex Credits Configuration

Allow rollover of flex credits

Flex Credits

Manage Flex Credits Configuration

する

このアプリケーションでは、完全一致するスペルおよび一連の語句を、検索する文字列内の位置を問わずに検索します。

大/小文字の区別」を選択しな いかぎり、すべての一致が完全一致と見なされます。

flex credits

flex credit shell plan

Allow rollover of flex credit for...

しない

このアプリケーションでは、完全一致するスペルおよび一連の語句を、検索する文字列内の位置を問わずに検索します。

credits configuration$

Flex Credits Configuration

Manage Flex Credits Configuration

する

このフレーズがフィールドの最後に出現しなければならないことを示すには、検索フィールドでstring$を使用します。

このアプリケーションでは、完全一致するスペルおよび一連の語句を、それらの語句が検索対象文字列の最後に出現する場合について検索します。

大/小文字の区別」を選択しないかぎり、両方の一致が完全一致と見なされます。

検索に、次の1つ以上の一致カテゴリを含めます。

  • ユーザー・インタフェース・テキスト

  • Oracle Transactional Business Intelligenceのリポジトリ定義テキスト

  • エンタープライズ・スケジューラのテキスト

  • グローバル・メニュー・ラベル・テキスト

  • マルチパート検証メッセージ

検索テキストおよび置換テキストを入力したら、「変更のプレビュー」をクリックします。ツールにより、単語全体の完全一致が検索されます。

プレビューおよび調整

プレビューでは、検索結果がソートされ、一致カテゴリに応じたタブに一致が表示されます。各タブのデータ・グリッドに、一致が行形式で表示されます。各行は個別に調整できます。各タブのグリッドは似ていますが、完全に同じではありません。

注意: 「テキスト変更のプレビュー」ページのタブの名前には、アスタリスク(*)が付いている場合があります(たとえば、「メッセージ」タブ)。これらのタブでは、プレビュー・テキストの変更が保存されると、これらのテキストの変更はメインラインのメタデータ、つまりサンドボックス外部に適用されます。そのため、現在サンドボックスを使用している場合でも、これらの変更はプレビューして保存した後に元に戻すことはできません。また、サンドボックスの終了後も、これらの変更はそのまま残ります。

すべてのタブの各行には、次の内容が含まれます。

  • コンテキストの既存のテキストおよびすぐ周辺のテキストの表示。既存の表示は編集できません。

  • コンテキストの置換テキストおよびすぐ周辺のテキストの表示。プレビューは編集できます。

  • カスタマイズから、行および行に表示される特定の一致を除外するオプション。

「メッセージ」タブの各行にはインジケータが含まれています。このインジケータは、検索テキストが必ずしもその行内に表示されたメッセージ本文ではなく、メッセージのサブコンポーネントに出現することを識別します。行を拡張して、前述したコンテキストでの一致およびプレビューを含むメッセージ・サブコンポーネントが表示される下位の行を表示できます。

プレビュー内の各行で、次を行うことができます。

  • 何もせずに、カスタマイズをそのまま受け入れる。

  • 除外」を選択して、その行を一括カスタマイズから除外し、既存のテキストを維持する。

  • 置換テキストを変更して、行内の特定の一致のためにカスタマイズを微調整する。実際のカスタマイズが他の行と異なる場合でも、この行は引き続き一括カスタマイズの一部として残ります。

「グローバル・メニュー・ラベル・テキスト」タブでは、セキュアJSON Web Token (JWT)を更新できません。

アプリケーションで複数言語を使用しており、これらの言語で同様のテキストを変更する場合は、次のようにします。

  1. 言語プリファレンスを変更する

  2. テキストを検索し、置換する

  3. 変更を検証する

保存および公開

一致のレビューおよび調整が終了したら、次のようにします。

  1. カスタマイズを保存します。

  2. ランタイム・ページ全体をテストして、テキストのすべての出現が希望どおりに置換されていることを確認します。

  3. サンドボックスを公開します。

次の点に注意してください。

  • カスタマイズ対象のテキストが含まれたすべてのページおよびメッセージを目視で確認し、検証するまではサンドボックスを公開しないでください。

  • ユーザーは、次を表示できます。

    • メッセージ、ビジネス・インテリジェンスおよびエンタープライズ・スケジューラのテキストのカスタマイズ。サンドボックスが公開されていない場合でも、保存されると表示されます。

    • ページ・テキスト・カスタマイズ。サンドボックスが公開されると表示されます。

カスタマイズされたテキストの翻訳の追加: 概要

アプリケーションに複数の言語をインストールして使用しており、テキストをカスタマイズする場合は、カスタマイズされたテキストのすべての言語の翻訳を入力します。翻訳をランタイムで追加することも、オフラインでの翻訳のために文字列をエクスポートすることもできます。既存の文字列または新規に追加された文字列に対するカスタム・テキストの翻訳を、ランタイムに手動で入力できます。

文字列の更新や追加には、複数のカスタマイズ・ツールを使用できます。たとえば、ランタイムで参照を使用して、翻訳を追加できます。ただし、ユーザー・インタフェース・テキスト・ツールを使用すれば、すべての文字列を更新し、翻訳を入力することも、オフラインで翻訳を行うこともできます。

ランタイムにおける既存の文字列の翻訳: 作業例

この例では、既存の文字列をランタイムで手動で翻訳する方法について説明します。

次の表には、このシナリオに関する主な決定事項をまとめてあります。

考慮する決定事項 この例の場合

既存の文字列の翻訳に使用するサンドボックス名は何か

Sandbox1

ベース言語は何か

英語

カスタマイズする既存のテキストは何か

Page

既存のテキストを置換するテキストは何か

Work area

既存の文字列に対するカスタム・テキストの翻訳の入力

  1. Sandbox1をアクティブ化します。

  2. 「ナビゲータ」メニューで、「ツール」「ユーザー・インタフェース・テキスト」を選択します。

  3. 検索および置換」をクリックします。

  4. 「検索対象」フィールドに、「page」というテキストを入力します。

  5. 「置換文字列」フィールドに、「work area」というテキストを入力します。

  6. 変更のプレビュー」をクリックしてプレビューし、必要に応じて一致の調整を行います。

    注意: 「テキスト変更のプレビュー」ページのタブの名前には、アスタリスク(*)が付いている場合があります(たとえば、「メッセージ」タブ)。これらのタブでは、プレビュー・テキストの変更が保存されると、これらのテキストの変更はメインラインのメタデータ、つまりサンドボックス外部に適用されます。そのため、現在サンドボックスを使用している場合でも、これらの変更はプレビューして保存した後に元に戻すことはできません。また、サンドボックスの終了後も、これらの変更はそのまま残ります。

  7. テキストの変更を保存します。

    注意: インストールされた他の言語に対してカスタマイズが必要な場合は、ステップ4から7を繰り返してください。

  8. このテキスト変更の影響を受けるすべてのメッセージおよびページをテストし、検証します。必ずすべてのアプリケーションをテストしてください。

  9. Sandbox1を公開します。

    これで、既存のテキストに対する置換テキストをすべてのユーザーが使用できるようになりました。

カスタマイズ・ツールを使用して追加された新規文字列の翻訳: 実例

この例は、カスタマイズ・ツールを使用して追加された新規文字列を翻訳する方法について説明します。「構成」ページのようなカスタマイズ・ツールを使用して文字列を作成する際は、常に同じ言語(つまり、ご使用のベース言語)を使用してください。

次の表には、このシナリオに関する主な決定事項をまとめてあります。

考慮する決定事項 この例の場合

新しく追加された文字列の翻訳に使用するサンドボックス名は何か

Sandbox2

新規に追加した英語文字列をどの言語に翻訳するか

フランス語

フランス語に翻訳する対象の、新規作成した英語の文字列は何か

Computer

新規に作成した英語のテキストを置換するフランス語のテキストは何か

Ordinateur

新規に追加された文字列に対するカスタム・テキスト翻訳の入力

  1. Sandbox2をアクティブ化します。

  2. 「ナビゲータ」メニューで、「ツール」「ユーザー・インタフェース・テキスト」を選択します。

  3. 新しい英語の文字列を翻訳する言語として、「フランス語」を選択します。

  4. 「検索対象」フィールドに、新規作成した英語の文字列「computer」を入力します。この語に相当するフランス語はまだ作成されていないため、検索は英語で行う必要があります。

  5. 置換テキストとして、フランス語の文字列「ordinateur」を入力します。

  6. 変更のプレビュー」をクリックしてプレビューし、必要に応じて一致の調整を行います。

    注意: 「テキスト変更のプレビュー」ページのタブの名前には、アスタリスク(*)が付いている場合があります(たとえば、「メッセージ」タブ)。これらのタブでは、プレビュー・テキストの変更が保存されると、これらのテキストの変更はメインラインのメタデータ、つまりサンドボックス外部に適用されます。そのため、現在サンドボックスを使用している場合でも、これらの変更はプレビューして保存した後に元に戻すことはできません。また、サンドボックスの終了後も、これらの変更はそのまま残ります。

  7. テキストの変更を保存します。

  8. このテキスト変更の影響を受けるすべてのメッセージおよびページをテストし、検証します。テスト時には、言語としてフランス語を使用してサイン・インし、sandbox2を使用する必要があります。

    注意: アクティブ化されているすべての言語に対して、ステップ3から8を繰り返します。

  9. Sandbox2を公開します。

    これで、新規に追加されたテキストに対する置換テキストをすべてのユーザーが使用できるようになりました。

ユーザー・インタフェース・テキストのカスタマイズに関するFAQ

サンドボックスを公開していない場合、ユーザー・インタフェース・テキスト・ツールを使用して行ったカスタマイズを元に戻すことはできますか

サンドボックス内でのテキスト・カスタマイズのタイプによって異なります。ユーザー・インタフェースおよびグローバル・メニュー・ラベルで行ったすべてのカスタマイズは、サンドボックスを公開前に終了することで元に戻すことができます。ただし、メッセージ、分析とレポートおよびスケジュール済プロセスに対するテキスト・カスタマイズを元に戻すことはできません。

予期しない処理の原因を分析、トラブルシューティングおよび診断する必要がある場合、カスタマイズされたすべてのテキストについてのレポートを入手できますか

いいえ、できません。ただし、カスタマイズ設定マネージャを使用して、すべてのアプリケーションのカスタマイズを.zipファイルにエクスポートできます。テキストのカスタマイズは、末尾が「.xlf.xml」のファイルで確認できます。これらのファイルには、アプリケーション・コンポーザ、ページ・コンポーザおよびユーザー・インタフェース・テキストのカスタマイズなど、ブラウザベースのツールを使用してアプリケーション内で行われたすべてのテキスト・カスタマイズがリストされています。これらのファイルのコンテンツは、診断やトラブルシューティングのために使用できます。これらのファイルは読取り専用であるため、コンテンツは編集できません。

ユーザー・インタフェース・テキスト・ツールを使用してテキストのカスタマイズを包括的に行ったときに、BIレポートおよびSOAプロセス内のテキストが変更されなかったのはなぜですか

ユーザー・インタフェース・テキスト・ツールを使用して実行される一括カスタマイズが影響するのは、アプリケーション・ページおよびメッセージ・ディクショナリ内のメッセージに表示されるテキストのみです。

テーマのカスタマイズ

テーマのカスタマイズとホーム・ページ・レイアウトの構成: 概要

「外観」作業領域を使用して、アプリケーションのルック・アンド・フィールをカスタマイズし、ホーム・ページ・レイアウトを構成します。この作業領域を開くには、「ナビゲータ」メニューから「ツール」「外観」を選択します。「外観」作業領域には、「テーマ」および「ホーム・ページ・レイアウト」という2つのタブがあります。「テーマ」ページを使用して、ブランド・ロゴ、背景色、アイコン・スタイルなどを変更します。アプリケーション・ページに既存のテーマを適用することも、独自のテーマを作成して適用することもできます。「ホーム・ページ・レイアウト」ページを使用して、ホーム・ページの外観を構成します。

前提条件

テーマのカスタマイズまたはホーム・ページ・レイアウトの構成を行う前に、次の手順に従います。

  1. 「ナビゲータ」メニューから、「ツール」「外観」を選択します。

  2. サンドボックスをアクティブ化します。サンドボックスをアクティブ化していない場合は、「外観」作業領域で「編集」をクリックします。サンドボックスをアクティブ化するよう求められます。

    注意: すでにアクティブ化されたサンドボックス内で作業している場合、「外観」作業領域に「編集」ボタンは表示されません。

テーマのカスタマイズを完了すると、変更をプレビューし、テストした後、サンドボックスを公開して、すべてのユーザーに対して変更を使用可能にできます。

テーマのカスタマイズ

「外観」作業領域の「テーマ」タブを使用して、カスタム・テーマを作成および編集します。たとえば、アプリケーション・ページについて、次のようなルック・アンド・フィールの要素をカスタマイズできます。

  • ロゴ

  • 背景イメージ

  • パネル・イメージおよびスタイル

  • スプリングボード上のアイコンのサイズおよびスタイル

  • グリッド・ビューのページに表示されるカードのスタイル。これらのカードには、1つのレコードのサマリーが示され、属性が前面とオプションの背面に表示されます。すべてのカードがユーザーに対して暗い色で表示されるか、明るい色で表示されるかを指定できます。

  • ボタン、メニューおよびタブの形

  • 背景、グローバル・リージョン、見出し、ページ・リンクおよびボタンの色

ヒント: 「テーマ」ページで変更を行っているときに、いつでも「適用」をクリックして変更をプレビューできます。

「テーマ」ページを使用してテーマを編集すると、デスクトップUIおよび簡易UIの両方のテーマが同時に編集されます。

「テーマ」ページで使用できる編集オプションとは別に、テーマを編集するために拡張コントロールが必要な場合は、拡張テーマ・エディタを使用します。

注意: 拡張テーマ・エディタを使用して編集されたテーマは、「テーマ」ページを使用して編集できなくなります。また、拡張テーマ・エディタを使用する場合は、テーマをデスクトップUI用と簡易UI用の2回に分けて編集しなければなりません。

拡張エディタを使用してテーマを編集するには、「テーマ」ページで「処理」メニューから「拡張」を選択して、次のいずれかを選択します。

  • デスクトップUIの編集 - <テーマ名>

  • 簡易UIの編集 - <テーマ名>

ホーム・ページ・レイアウトのカスタマイズ

「外観」作業領域の「ホーム・ページ・レイアウト」タブを使用して、ホーム・ページの外観を構成します。次を指定できます。

  • ホーム・ページのデフォルト・レイアウト。

  • ホーム・パネルに表示するデフォルト・コンテンツ。

  • ホーム・ページのメイン・パネルに写真を表示します。

テーマの作成: 手順

カスタム・テーマの作成には、シンプルなテーマ・エディタである「外観」ページを使用します。

前提条件

サンドボックスをアクティブ化します。

シンプルなテーマ・エディタを使用したテーマの作成

次の手順に従います。

  1. 「ナビゲータ」メニューから、「ツール」「外観」を選択します。

  2. 「外観」ページで、「外観」リストから、ベース・テーマとしてのテーマを選択します。

  3. ロゴ、背景、アイコンのスタイルおよび見出しの色の変更など、そのテーマに対して変更を加えます。

  4. 「処理」メニューから、「別名保存」を選択します。

  5. 「別名保存」ダイアログ・ボックスでテーマ名を入力します。スペースは使用しないでください。

  6. オプションで、「このテーマを適用」を選択します。

  7. OK」をクリックします。「このテーマを適用」チェック・ボックスを選択した場合、テーマが保存され、現在のテーマとして設定されます。このチェック・ボックスを選択しない場合、テーマはアプリケーションには適用されません。ただし、このテーマは保存され、現在のテーマとして設定されます。

シンプルなエディタを使用してテーマを作成する場合、2つの新しいテーマが保存されます。1つはデスクトップUI用、もう1つは簡易UI用です。

テーマの管理: 手順

テーマの管理には、シンプルなテーマ・エディタである「テーマ」ページを使用します。「テーマ」ページを開くには、「ナビゲータ」メニューから「ツール」「外観」を選択します。

カスタム・テーマの編集、アプリケーション・ページへのテーマの適用およびカスタム・テーマの削除を行うことができます。事前定義済のテーマは、編集したり削除したりできません。

前提条件

サンドボックスをアクティブ化します。

テーマの適用

テーマのリストから、テーマを選択し、「適用」をクリックします。選択したテーマが事前定義済のものである場合は、そのテーマを新規テーマとして保存し、必要に応じてそのテーマを編集して適用します。

デフォルトのテーマの適用

「処理」メニューから、「デフォルトの適用」を選択します。アプリケーションにデフォルトのテーマが適用されます。

テーマの編集

次の手順に従います。

  1. テーマのリストから、編集するカスタム・テーマを選択します。

  2. ロゴ、背景イメージ、アイコンのスタイルおよび見出しやボタンなどのカラー・スキームなど、テーマの仕様に変更を加えます。

  3. 適用」をクリックします。

    注意: 事前定義済のテーマを編集することはできませんが、そのテーマを新規テーマとして保存し、保存したテーマを編集してアプリケーションに適用できます。「処理」メニューの「別名保存」オプションを使用して、事前定義済のテーマを新規テーマとして保存します。

テーマの削除

テーマのリストから削除するカスタム・テーマを選択し、「処理」メニューの「削除」を選択します。

ロゴおよび背景イメージの変更

「テーマ」ページを使用して、次を定義します。

  • ブランド・ロゴ。すべてのアプリケーション・ページの上に表示されます。可能なかぎり119 x 25ピクセルに近いイメージを使用してください。一般的に、高さより幅の方が大きいイメージの方が効果的です。

  • ウォーターマーク。簡易ページの背景に表示されます。可能なかぎり1024 x 768ピクセルに近いイメージを使用してください。

ロゴおよび背景イメージを選択するには、次のいずれかのオプションを使用します。

  • ファイル: ローカル・コンピュータからファイルを参照して選択します。

  • 事前定義済: 事前定義済イメージのリストからファイルを選択します。

  • URL: ロゴまたはウォーターマークの完全なURLを入力します。

拡張テーマ・エディタを使用したテーマの編集

「テーマ」ページで利用できない拡張コントロールを使用してテーマを編集する必要がある場合にのみ、「テーマ・エディタ」ページを使用します。簡易エディタとは異なり、拡張エディタを使用してデスクトップUIと簡易UIのテーマを同時に編集することはできません。そのため、これらのUIの間におけるルック・アンド・フィールの一貫性を確保するためには、各UIに対するテーマをそれぞれ編集する必要があります。

注意: 拡張テーマ・エディタを使用して編集されたテーマは、簡易エディタを使用して編集できなくなります。そのテーマをさらに編集する場合は、拡張エディタのみを使用する必要があります。

次の手順に従います。

  1. 「テーマ」ページで、テーマのリストから、拡張エディタを使用して編集するカスタム・テーマを選択します。

  2. 「処理」メニューで「拡張」をクリックし、次のオプションのいずれかを選択します。

    • デスクトップUIのテーマを編集するには、デスクトップUIの編集 - <テーマ名>を選択します。

    • 簡易UIのテーマを編集するには、簡易UIの編集 - <テーマ名>を選択します。

    拡張テーマ・エディタで当該のテーマが開きます。

  3. ブランド領域、ボタン、リンクおよびタブの変更など、テーマを編集します。

  4. 保存」をクリックします。

アプリケーションのロゴおよびカラー・スキームの変更: 作業例

この例では、「外観」作業領域の「テーマ」タブを使用して、アプリケーションのロゴおよびカラー・スキームを変更する方法について説明します。このロゴはグローバル・ヘッダーでユーザーに対して表示されます。

注意: ページ・コンポーザを使用してロゴに行った変更によって、「外観」作業領域を使用して行った変更が上書きされます。

次の表には、このシナリオに関する主な決定事項をまとめてあります。

考慮する決定事項 この例の場合

新しいテーマの名前は何か

MyCompany

このテーマのベースにする既存テーマはどれか

デフォルト

新しいロゴとして使用するのはどのイメージか

MyCompany.png

ヒント: すべてのテーマに対して推奨されるロゴのイメージ・サイズは119 x 25ピクセルです。

使用する背景イメージはどれか

WatermarkOracle.png

前提条件

サンドボックスをアクティブ化します。

ロゴおよびカラー・スキームの変更

次の手順に従います。
  1. 「ナビゲータ」メニューから、「ツール」「外観」を選択します。「外観」作業領域で、「テーマ」タブをクリックします。

  2. 「テーマ」ページで、テーマのリストから、「デフォルト」テーマを選択します。

  3. 「ロゴ」リストから、ロゴが保存されている場所のタイプとして「ファイル」を選択します。MyCompany.pngを参照して、選択します。

  4. 「背景イメージ」リストから、背景イメージが保存されている場所のタイプとして「ファイル」を選択します。WatermarkOracle.pngを参照して、選択します。

  5. アプリケーションの一般的なカラー・スキームを指定するには、この表に示された値を入力するか、カラー・パレットからカラーを選択します。

    フィールド

    背景色

    B0E0E6(淡い青)

    グローバル・リージョンの背景色

    A9A9A9 (暗いグレー)

    グローバル・テキストおよびアイコンの色

    4169E1(濃い青)

    カバー・イメージ

    カバー・イメージが保存されている場所のタイプとして「ファイル」を選択します。MyCover.pngを参照して、選択します。

    このフィールドでは、ホーム・ページ上のメイン・パネルのイメージを指定します。

    パネル・スタイル

    明るい

    このフィールドでは、ホーム・ページ上のメイン・パネルのスタイルを指定します。

  6. ナビゲーション・アイコンのカラー・スキームを指定するには、この表に示された値を入力するか、カラー・パレットからカラーを選択します。

    フィールド

    サイズ

    イメージの色

    マルチカラー

    グループ・インジケータの色

    D02090 (赤紫)

    背景シェイプ

    円形

    背景色

    マルチカラー

    背景シェイプとして「なし」を選択した場合、このフィールドは表示されません。

  7. アプリケーション・ページのカラー・スキームを指定するには、この表に示された値を入力するか、カラー・パレットからカラーを選択します。

    フィールド

    見出しの色

    8B008B (ダーク・マゼンタ)

    リンクの色

    0000FF (青)

    選択の色

    FFB6C1 (明るいピンク)

    このフィールドでは、ページ上の選択されたUI要素またはハイライト表示されたUI要素の色を指定します。

    カード・スタイル

    明るい

  8. ボタンのカラー・スキームを指定するには、この表に示された値を入力するか、カラー・パレットからカラーを選択します。

    フィールド

    ラベル

    000000 (黒)

    境界線

    000000 (黒)

    グラデーション

    チェック・ボックスを選択し、グラデーションの開始色と終了色を次のように指定します。

    • 開始: B22222 (レンガ色)

    • 終了: D02090 (赤紫)

    角の丸み

    ヒント: 「テーマ」ページで変更を行っているときに、いつでも「適用」をクリックして変更をプレビューできます。

  9. 「処理」メニューから、「別名保存」を選択します。

  10. 「別名保存」ダイアログ・ボックスでテーマ名をMyCompanyとして入力します。

  11. このテーマを適用」を選択します。

  12. OK」をクリックします。

    リポジトリに、次の2つの新規テーマが保存されます。

    • 簡易UI用のMyCompanyalta

    • デスクトップUI用のMyCompanyskyros

ホーム・ページの外観の定義: 手順

「外観」作業領域の「ホーム・ページ・レイアウト」タブを使用して、ホーム・ページの外観を定義します。「外観」作業領域を開くには、「ナビゲータ」メニューから「ツール」「外観」を選択します。ホーム・ページ・レイアウトの設定の定義中に、「ホーム・ページ・レイアウト」ページの「プレビュー」セクションで変更をプレビューできます。

前提条件

サンドボックスをアクティブ化します。

「ホーム・ページ・レイアウト」ページを使用したホーム・ページの外観の定義

次の手順に従います。

  1. ホーム・ページのデフォルト・レイアウトをパネル・レイアウトまたはバナー・レイアウトとして選択します。

  2. 次のいずれかのオプションを選択して、ホーム・パネルに表示します。

    • ソーシャル: ホーム・パネルにフォロワ数などのソーシャル・ネットワーキング・コンテンツを表示する

    • お知らせ: ホーム・パネルに従業員へのお知らせを表示する

    • カバー・イメージ: 「テーマ」ページで指定する、メイン・パネルのイメージを表示する

    • なし

  3. ホーム・ページのメイン・パネルにソーシャル・ネットワーク・プロファイルとHCMのどちらからの写真を表示するかを指定します。

  4. 変更を保存します。

テーマのカスタマイズに関するFAQ

ページ・コンポーザを使用してテーマに影響を与える変更が行われた場合、テーマはどうなりますか

ページ・コンポーザを使用して行われたカスタマイズは、簡易または拡張テーマ・エディタを使用して行われた変更を上書きします。

注意: テーマ・エディタを使用してアプリケーションの外観を変更する前に、ページ・コンポーザを使用して行われた、テーマに影響するカスタマイズをすべて元に戻す必要があります。そうしないと、テーマ・エディタを使用して行われたカスタマイズが希望したとおりにアプリケーションに表示されない場合があります。

インフォレットのカスタマイズ

インフォレットのカスタマイズ: 概要

インフォレットを使用して、ソーシャル・ネットワークや個人プロファイルなど、特定の分野に関する重要な情報を集約します。ホーム・ページ上のページ・コントロールを使用してインフォレットを開き、重要な情報を一目で確認できます。

ホーム・ページで、ページ・コントロールのインフォレット・ページのアイコンを使用できない場合、「構成」作業領域の「ホーム構成」ページを使用してそれらを有効にできます。

インフォレットのカスタマイズ

インフォレットのページをカスタマイズ・モードで開いて、次のカスタマイズ・タスクを実施できます。

  • インフォレットを作成する。

  • インフォレットにコンテンツを追加する。次に例をあげます。

    • タスク・フローやパフォーマンス・タイル・レポートを追加できます。

    • インフォレットにパフォーマンス・タイル・レポートが含まれている場合は、同じインフォレット内の詳細レポートへのリンクを追加できます。

      注意: インフォレットのコンテキストでは、レポートとは分析を意味します。
  • 次のようにインフォレットを編集する。

    • インフォレットのコンテンツを編集する。

    • 詳細レポートへのリンクを追加、変更または削除する。

  • インフォレットを削除する

インフォレット・ページのアイコンの有効化

「ホーム構成」ページを使用して、インフォレット・ページのアイコンを有効にできます。これらのアイコンは、ホーム・ページのページ・コントロールに表示されます。「ホーム構成」ページを開くには、「ナビゲータ」メニューから「ツール」「構成」を選択して、「ホーム構成」タブをクリックします。

インフォレットの作成および管理

ビデオ

ビデオを見る

ビデオを見る: このビデオ・チュートリアルは、インフォレットの作成方法を示します。

インフォレットの作成: 手順

インフォレット・ページを使用して、インフォレットを作成し、そのビューを設定します。

前提条件

インフォレット・ページをカスタマイズ・モードで使用する必要があります。つまり、インフォレット・ページをページ・コンポーザで開きます。

次の手順に従います。

  1. サンドボックスをアクティブ化します。

  2. ホーム・ページで、ページ・コントロールのアイコンをクリックして、インフォレット・ページを開きます。

  3. インフォレット・ページのグローバル・ヘッダーで自分のユーザー名をクリックし、「管理」で「ページのカスタマイズ」を選択します。

  4. カスタマイズ・レイヤーを選択します。インフォレット・ページがカスタマイズ・モードで開きます。

注意: 変更を完了したら、「クロー ズ」をクリックしてページ・コンポーザを終了します。変更をテストしたら、そのサンドボックスを公開して、すべてのユーザーが変更を利用できるようにする必要があります。

インフォレットを作成するには、次のようにします。

  1. インフォレット・ページで、「インフォレット・リポジトリ」アイコンをクリックし、「インフォレットの作成」を選択します。

  2. インフォレットのタイトルを入力します。

  3. 次のようにして、インフォレットのビューを設定します。

    • 前面ビューの大きさを指定します。

    • 背面ビューを有効または無効にします。

    • 拡張ビューを有効または無効にして、その大きさを指定します。前面ビューと背面ビューのディメンションは同じである必要がありますが、拡張ビューはより多くの詳細を表示するため、より大きい必要があります。

  4. 「保存してクローズ」をクリックします。

  5. インフォレット・ビューにコンテンツを追加し、詳細レポートをインフォレットにリンクします。

  6. インフォレットの前面ビューをプレビューし、詳細レポートにドリル・ダウンしてから、背面ビューと拡張ビューをプレビューします。

  7. 変更をテストしたら、サンドボックスを公開して、ユーザーが新規インフォレットを利用できるようにします。

インフォレットの管理: 手順

インフォレット・ページで、各インフォレットで利用可能なオプションを使用してインフォレットを管理します。インフォレットのコンテンツの追加および編集、インフォレットへの詳細レポート・リンクの追加および編集およびインフォレットの削除を行うことができます。インフォレットのコンテンツを追加および編集する際に、ビジネス・インテリジェンス・ダッシュボードをインフォレットに追加することはできません。これは、ダッシュボード・レポートは一般にインフォレットより大きいためです。

前提条件

インフォレット・ページをカスタマイズ・モードで使用する必要があります。つまり、インフォレット・ページをページ・コンポーザで開きます。

次の手順に従います。

  1. サンドボックスをアクティブ化します。

  2. ホーム・ページで、ページ・コントロールのアイコンをクリックして、インフォレット・ページを開きます。

  3. インフォレット・ページのグローバル・ヘッダーで自分のユーザー名をクリックし、「管理」で「ページのカスタマイズ」を選択します。

  4. カスタマイズ・レイヤーを選択します。インフォレット・ページがカスタマイズ・モードで開きます。

注意: カスタマイズを完了したら、「クローズ」をクリックしてページ・コンポーザを終了します。変更をテストしたら、そのサンドボックスを公開して、すべてのユーザーが変更を利用できるようにする必要があります。
インフォレットへのコンテンツの追加

次のインフォレット・ビューにコンテンツを追加できます。

  • 前面

  • 背面

  • 拡張

インフォレットの前面ビューにコンテンツを追加するには、次の手順に従います。

  1. インフォレットで「コンテンツの追加」をクリックします。このボタンをインフォレット・ビューで使用できるのは、そのビューにコンテンツがない場合のみです。

  2. パフォーマンス・タイルまたはタスク・フローを検索して選択し、「追加」をクリックします。ビジネス・インテリジェンス(BI)カタログを参照して、追加する分析やレポートを見つけることができます。

  3. 「コンテンツの追加」ダイアログ・ボックスを閉じます。

インフォレットの背面ビューにコンテンツを追加するには、次の手順に従います。

  1. インフォレットの右下隅にある「背面ビュー」アイコンをクリックします。

  2. インフォレットの背面ビューで「コンテンツの追加」をクリックします。

  3. インフォレットの前面ビューにコンテンツを追加する手順のステップ2と3に従います。

インフォレットの拡張ビューにコンテンツを追加するには、次の手順に従います。

  1. インフォレットの背面ビューの右下隅にある「拡張ビュー」アイコンをクリックします。

  2. インフォレットの拡張ビューで「コンテンツの追加」をクリックします。

  3. インフォレットの前面ビューにコンテンツを追加する手順のステップ2と3に従います。

インフォレットのコンテンツの編集

インフォレットの次のビューのタイル・コンテンツを編集できます。

  • 前面ビュー

  • 背面ビュー

  • 拡張ビュー

次の手順に従います。

  1. インフォレットの前面ビュー、背面ビューまたは拡張ビューの右上隅にある「処理」アイコンをクリックして、「コンテンツの編集」を選択します。

  2. コンテンツの追加」をクリックして、インフォレットの既存のコンテンツを置換します。

  3. パフォーマンス・タイルまたはタスク・フローを検索して選択し、「追加」をクリックします。ビジネス・インテリジェンス(BI)カタログを参照して、追加する分析やレポートを見つけることができます。

  4. 「コンテンツの追加」ダイアログ・ボックスを閉じます。

インフォレットへの詳細レポートのリンク

インフォレット上の案件に関する詳細情報を提供するためには、詳細レポートへのリンクを追加します。リンクを追加すると、ユーザーはインフォレット内の任意の場所をクリックして、詳細レポートへとドリルダウンできます。詳細レポートによって既存のインフォレットのコンテンツが置換されることはありません。

詳細レポートへのリンクの追加

まず、パフォーマンス・タイル・レポートをインフォレットのコンテンツに追加してから、次の手順に従います。

  1. インフォレットの右上隅にある「処理」アイコンをクリックして、「詳細レポートのリンク」を選択します。

  2. 「詳細レポート」ページで、「コンテンツの追加」をクリックします。

  3. レポートを検索して選択し、「追加」をクリックしてそのレポートをインフォレットに追加します。

  4. 「コンテンツの追加」ダイアログ・ボックスを閉じます。

  5. 完了」をクリックします。

詳細レポート・リンクの編集

インフォレットの詳細レポート・リンクを編集するには、次のようにします。

  1. インフォレットの右上隅にある「処理」アイコンをクリックして、「詳細レポートの編集」を選択します。

  2. 「詳細レポートの編集」ページで、「レポートの編集」をクリックして、詳細レポートに対して必要を加えます。

    ヒント: レポート・リンクを削除するには、「レポートの削除」をクリックします。
  3. 「完了」をクリックします。

インフォレットの削除

インフォレットを削除するには、インフォレットの右上隅にある「処理」アイコンをクリックして、「削除」を選択します。

インフォレットのカスタマイズに関するFAQ

ホーム・ページのページ・コントロールでインフォレット・ページのアイコンを使用できないのはなぜですか。

インフォレット・ページのアイコンが非表示になっている可能性があります。「構成」作業領域の「ホーム構成」ページを使用してアイコンの表示設定を変更します。このページを開くには、「ナビゲータ」メニューから「ツール」「構成」を選択して、「ホーム構成」をクリックします。

ホーム・ページのページ・コントロールでインフォレット・ページのアイコン名を変更するにはどうすればよいですか。

「構成」作業領域の「ホーム構成」ページを使用してインフォレット・ページのアイコン名を変更します。このページを開くには、「ナビゲータ」メニューから「ツール」「構成」を選択して、「ホーム構成」をクリックします。

インフォレットのコンテンツに追加されるパフォーマンス・タイル・レポートと詳細レポートの違いは何ですか

パフォーマンス・タイル・レポートには、小さなインフォレット形式のデータが表示されます。インフォレットにパフォーマンス・タイル・レポートを追加した場合、ユーザーが表示できるのは、当該の案件のサマリー情報のみです。また、このレポートには詳細情報は表示されません。

同じインフォレット上の案件に関する詳細情報を提供するためには、詳細レポートへのリンクを追加します。ユーザーはこのリンクをクリックして、追加情報を収集できます。

設計時のページのカスタマイズ

設計時ツールを使用したページのカスタマイズ: 要点

開発者は設計時にページをカスタマイズできます(たとえば、すべてのページの色テーマの変更など)。これらの変更には、ランタイム環境へのデプロイが必要な、複雑な変更が含まれます。

注意: 設計時のカスタマイズおよび拡張は、Oracle Cloudの実装内では使用できません。

設計時ツール

複数のツールを使用した同じページのカスタマイズ: 考慮事項

Oracle JDeveloperとページ・コンポーザの両方を使用して、設計時のカスタマイズとランタイムのカスタマイズを同じページに共存させることができます。

注意: 設計時のカスタマイズは、Oracle Cloudの実装では利用できません。

複数のツールを使用して同じページを編集する場合は、次の点を考慮してください。

  • 両方のツールを同じカスタマイズ・レイヤーで使用することはできません。

  • 両方のツールを使用して同じコンポーネントをカスタマイズする場合は、上位レベルのレイヤーのカスタマイズが優先されます。

    たとえば、ページ・コンポーザを使用して、サイト・レイヤーでフィールド・ラベルをEmployeeからAssociateに変更するとします。一方、Oracle JDeveloperを使用した別の人が、グローバル・レイヤーで同じラベルをEmployeeからWorkerに変更します。グローバル・レイヤーは、設計時のカスタマイズのみを対象としており、すべてのユーザーに適用されるため、基本カスタマイズ・レイヤーです。ユーザーにはWorkerではなくAssociateが表示されます。これは、サイト・レイヤーのレベルがグローバル・レイヤーより上位であるためです。

  • ランタイムのカスタマイズはOracle JDeveloperでは自動的に表示されません。これらのカスタマイズを表示するには、次のようにします。

    1. ランタイム環境からカスタマイズをJavaアーカイブ(JAR)ファイルにエクスポートします。

    2. カスタマイズをOracle JDeveloperカスタマイズ・アプリケーションのワークスペースにインポートします。

    Oracle JDeveloperへのランタイム・カスタマイズのインポートの詳細は、開発者向けのOracle Fusion Applications拡張ガイドを参照してください。