ページ・エントリ用リンクの構成

ページ・エントリの作成中または既存のページ・エントリの編集中に、ページ・エントリのリンク先を指定できます。ページ・エントリの作成ページまたはページ・エントリの編集ページを使用して、次のリンク・タイプのいずれかにページ・エントリをリンクします。

  • アプリケーション・ページ。

  • ホスト、ポートまたはコンテキスト・ルートが変わる可能性のある、外部ページ(アプリケーションの外部)の動的URL。

    動的URLの開始時に使用されるホストおよびポートの詳細は、アプリケーション名に基づいたルックアップから決定できます。

  • ホスト、ポートまたはコンテキスト・ルートが変わらない、外部ページ(アプリケーションの外部)の静的URL。静的URLにはルックアップは必要ありません。

  • セキュア・トークンが追加される、パートナ・アプリケーションのセキュア・トークンURL。トークンには、ユーザーに関するIDおよびセキュリティ情報が含まれ、ユーザー名やパスワードなどの追加の認証要件なしで認証するために使用できます。

  • Visual Builder StudioおよびOracle Java Extension Toolkitを使用して構築されたVB Studioページ。

ヒント: 既存のページ・エントリが、新しいページ・エントリのリンク先と同じページにリンクする場合、パラメータを除き、すべてのフィールドに対して同じ詳細を入力できます。「ナビゲーション構成」ページで既存のページを開いて、フォーカス・ビューID、Webアプリケーション、セキュア・リソース名などの詳細を表示します。次に、ページ・エントリの作成ページまたはページ・エントリの編集ページで、新しいページ・エントリのフィールドに入力します。

アプリケーション・ページへのリンク

アプリケーション・ページのいずれかにページ・エントリをリンクするには、次のタスクを実行します。

  1. 「アプリケーション・ページ」リンク・タイプを選択します。

  2. ターゲット・ページのフォーカス・ビューIDを入力します。

  3. 「Webアプリケーション」リストから、Webアプリケーションの名前を選択します。

    このアプリケーション名は、「設定および保守」作業領域を使用してこのアプリケーションを作成した時に入力したものです。

  4. ページ・エントリからターゲット・アプリケーション・ページへのセキュアなアクセスを確保するために、セキュアなリソース名、およびポリシー・ストアのアプリケーション・ストライプの名前を指定します。セキュアなリソース名の例は次のとおりです。oracle.apps.view.pageDefs.CaseList_Form_Attach_UIShellPagePageDef。ユーザーがリンクをクリックすると、アプリケーションは保護されたリソースおよびOracle Platform Security Services (OPSS)ポリシー・ストアをチェックします。その後、アプリケーションは、ユーザーにページの表示権限があるかどうかを判別します。

    jps.policystore.applicationidパラメータ(アプリケーションのweblogic-application.xmlファイル内にある)からアプリケーション・ストライプを取得できます。アプリケーション・ストライプの例は、crm、fscmおよびhcmです。

  5. ページがパラメータを取る場合、「ページ・パラメータ・リスト」フィールドに名前と値のペアのセミコロン区切りの文字列(たとえば、org=m1;context=s1)を入力できます。

    式言語(EL)を使用して、パラメータを指定できます。ELがオブジェクトに対して評価されると、そのオブジェクトのtoString値がパラメータの値として渡されます。渡されるパラメータに応じて、アプリケーション・ページの表示や動作が異なる場合があります。たとえば、ホーム・ページまたはナビゲータの1つのグループからページを開く場合はパラメータがstatus=Openに設定され、別のグループからページを開く場合はパラメータがstatus=Closedに設定される場合があります。

動的URLへのリンク

ホスト、ポート、またはコンテキスト・ルートが頻繁に変更される外部Webサイトやアプリケーションに、ページ・エントリをリンクできます。各アプリケーションへのリンクを更新するのではなく、Webアプリケーション登録の詳細を更新できます。この変更は、そのWebアプリケーションを指している動的リンクを含むすべてのページ・エントリに影響を与えます。

たとえば、アプリケーションのテスト・バージョンにリンクする必要があるとします。そのため、動的URLリンク・タイプを使用します。アプリケーションをテスト環境から実稼働環境に移動するときに、Webアプリケーション登録のホストとポートの詳細を変更するだけです。この変更は、そのWebアプリケーションを指している動的リンクを含むすべてのページ・エントリに影響を与えます。

始める前に、「追加アプリケーションの統合の管理」ページでアプリケーションの詳細を追加して、Webアプリケーションを登録してください。これらのアプリケーション詳細は、ページ・エントリの動的URLリンクの構成に使用されます。

動的URLにページ・エントリをリンクするには:

  1. 「動的URL」リンク・タイプを選択します。

  2. 「Webアプリケーション」リストからWebアプリケーション名を選択し、Webアプリケーションのリンク先を入力します。

    例を見てみましょう。

    完全なURLのhttp://example:9011/myApp/faces/Page1にリンクする必要があるとします。実行できる処理は次のとおりです。

    1. 「Webアプリケーション」リストからmyAppを選択します。このリストには、「追加アプリケーションの統合の管理」ページを使用して追加されたアプリケーション名が表示されます。アプリケーション名を選択すると、このアプリケーションに追加された完全なURL (たとえば、http://example:9011/myApp/)が動的URLの開始として自動的に使用されます。

    2. そのWebアプリケーションの宛先(/faces/Page1など)を入力します。この値が完全なURLに追加されます。

ページ・エントリを動的URLにリンクした後、ページ・エントリをクリックすると、新しいブラウザ・ウィンドウまたはタブにターゲット・ページが開きます。

静的URLへのリンク

ホスト、ポート、またはコンテキスト・ルートが変わらない外部Webサイトやアプリケーションに、ページ・エントリをリンクできます。

静的URLにページ・エントリをリンクするには:

  1. 「静的URL」リンク・タイプを選択します。

  2. URLのリンク先を入力します。URLはhttp://またはhttps://で始まる必要があります。

    たとえば、http://www.oracle.comにリンクする静的URLを使用できます。

セキュアなリンク先を使用した静的URLへのリンク

パートナ・アプリケーション(つまり、アプリケーションの外部)のセキュア・トークンURLにページ・エントリをリンクするには:

  1. 「静的URL」リンク・タイプを選択します。

  2. 「セキュア・リンク先」を選択します。

  3. 「Webアプリケーション」リストから、Webアプリケーションの名前を選択します。

  4. そのWebアプリケーションの宛先を入力します。アプリケーションにアクセスするにはHTTPSプロトコルが必要です。

  5. セキュア・トークンの名前を入力します。すべてのセキュア・トークンには事前定義済の存続期間があり、その期間後に失効します。そのため、ユーザーは、ページをリフレッシュしてトークンを再生成する必要があります。

アプリケーションは、セキュア・トークンを検証し、それを使用してエンド・ユーザー・コンテキスト内でWebサービスを認証します。この変更済アクセス・モードを使用して、パートナは追加の認証を必要とせずに、タスクを直接実行したり、特定のユーザーに情報を表示したりできます。

VB Studioページへのリンク

VB Studioページのいずれかにページ・エントリをリンクするには、次のタスクを実行します。

  1. 「VB Studioページ」リンク・タイプを選択します。

  2. ターゲット・ページのフォーカス・ビューIDを入力します。

  3. 「Webアプリケーション」リストから、Webアプリケーションの名前を選択します。

    このアプリケーション名は、「設定および保守」作業領域を使用してこのアプリケーションを作成した時に入力したものです。

  4. ページ・エントリからターゲット・アプリケーション・ページへのセキュアなアクセスを確保するために、セキュアなリソース名、およびポリシー・ストアのアプリケーション・ストライプの名前を指定します。セキュアなリソース名の例は次のとおりです。oracle.apps.view.pageDefs.CaseList_Form_Attach_UIShellPagePageDef。ユーザーがリンクをクリックすると、アプリケーションは保護されたリソースおよびOracle Platform Security Services (OPSS)ポリシー・ストアをチェックします。その後、アプリケーションは、ユーザーにページの表示権限があるかどうかを判別します。

    jps.policystore.applicationidパラメータ(アプリケーションのweblogic-application.xmlファイル内にある)からアプリケーション・ストライプを取得できます。アプリケーション・ストライプの例は、crm、fscmおよびhcmです。

  5. VBページをグループ化するVB Studioフローを入力します。

  6. VB Studioページが属する製品ファミリの名前を入力します。

  7. ページがパラメータを取る場合、「ページ・パラメータ・リスト」フィールドに名前と値のペアのセミコロン区切りの文字列(たとえば、org=m1;context=s1)を入力できます。
  8. 式言語(EL)を使用して、パラメータを指定できます。ELがオブジェクトに対して評価されると、そのオブジェクトのtoString値がパラメータの値として渡されます。渡されるパラメータに応じて、アプリケーション・ページの表示や動作が異なる場合があります。たとえば、ホーム・ページまたはナビゲータの1つのグループからページを開く場合はパラメータがstatus=Openに設定され、別のグループからページを開く場合はパラメータがstatus=Closedに設定される場合があります。