2会社情報の入力と準備

この章の内容は次のとおりです。

予備タスクの概要

このガイドの説明に従って販売アプリケーションの実装を開始する前に、次の表に示す予備タスクを完了する必要があります。

ステップ 説明 詳細情報の参照先

1

初回のサインインの前に、Oracleから提供されるサービス管理者の処理リストに示された処理を完了し、My Oracle Support (support.oracle.com)でアカウントを作成します。

この章の「初回のサインイン」を参照してください。

2

サインインして、「ようこそ」ページの右上にあるユーザー・イニシャルをクリックし、メニューから「プリファレンスの設定」を選択することで一時パスワードをリセットします(まだ実行していない場合)。

「設定ユーザーの作成」の章の「自分のパスワードを変更またはリセットするにはどのようにしますか。」のトピックを参照してください。

3

実装用のSales製品を有効化します。

この章の「実装用のSales製品の有効化」を参照してください。

4

会社に関する基本情報を入力し、企業通貨を指定します。

この章の「会社情報と企業通貨の入力」を参照してください。

5

実装タスクへのアクセスを高速化する実装プロジェクトをご使用の環境にインストールします。

My Oracle Support (support.oracle.com)から実装プロジェクトをダウンロードし、それをご使用の環境にアップロードします。

この章の「実装プロジェクトを使用した設定タスクへの高速アクセスの有効化」を参照してください。

ホーム・ページ・アイコンとその意味

デフォルトのホーム・ページの上部には、アプリケーション全体で共通のナビゲーション、検索、構成およびその他のタスクに使用できるアイコンとメニューが表示されます。次に、設定に役立つものを示します。共通アプリケーション機能の使用の詳細は、『Oracle Applications Cloud共通機能の使用』ガイドを参照してください。

コールアウト番号 アイコンの名前または説明 機能

1

ナビゲータ

ナビゲータを開きます。

2

ページ・コントロール(ホーム・ページの中央に水平方向に配置される一連のドット。)

ドットをクリックして、インフォレット・ページや「クイック処理」ページなど、様々なページにナビゲートします。インフォレット・ページでは、営業ユーザーが処理可能な主要情報が要約され、個々のレコードにドリルダウンできます。「クイック処理」ページでは、タスクにすばやくアクセスできます。管理者は、どのページをユーザーのホーム・ページにするかを決定できます。

3

グローバル検索

様々なオブジェクトにまたがってトランザクション・データを検索できます。グローバル検索を有効にするまでこのフィールドは表示されません。

4

ホーム

ホーム・ページとして定義されたページに戻ります。デフォルトでは、ホームはスプリングボードを含む「ようこそ」ページです。

5

お気に入りおよび最近の項目

ページをお気に入りとしてマークしたり、最近表示したページにアクセスしたりします。

6

ウォッチリスト

販売アプリケーションでは使用されません。ウォッチリストは、一部のアプリケーションにおいてビジネス・オブジェクトの追跡を有効化します。

7

通知

アプリケーション通知にアクセスします。その一部はEメールを使用しても配信されます。

8

ユーザーのイメージまたはイニシャル

「設定および処理」メニューを開きます。メニューからは、サインアウト、UIのパーソナライズと構成、ヘルプのオンとアクセス、および「設定および保守」作業領域へのナビゲートが可能です。

9

スプリングボードのパーソナライズ

「ようこそ」ページのスプリングボードに表示するアイコンを選択できます。変更はスプリングボードの表示に影響するのみです。

テキストで説明されている有用な機能を強調表示するコールアウトが含まれている「ようこそ」ページの上部のスクリーンショット

初回のサイン・イン

環境の準備が整っている場合に、サービスにサイン・アップすると、Oracleから、管理者として指定された個人にEメールが送信されます。このEメールには、サービスへのリンク、一時パスワード、およびサービス管理者の処理リストへのアクセス方法が記載されています。サインインする前に処理リストの指示に従う必要があります。

初回のサインイン時は、「ようこそ」ページの右上にあるユーザーのイニシャルをクリックし、設定および処理メニューから「プリファレンスの設定」を選択して、パスワードをリセットします。

実装用のSales製品の有効化

作業を開始する前に、実装に使用するSales製品と機能領域を有効化する必要があります。現時点では実装する機能領域のみを有効化し、後で必要に応じて追加できます。

実装に使用するSales製品とその機能領域を有効化するには、次の手順を実行します。

  1. 初期ユーザーまたは別の設定ユーザーとしてサインインし、スプリングボードの「自分の企業」アイコンをクリックし、「オファリング」アイコンをクリックします。

    次に、「自分の企業」アイコンをクリックした後のスプリングボードの一部のスクリーンショットを示します。

    このスクリーン・キャプチャは、「自分の企業」アイコンをクリックした後のスプリングボードの表示を示しています。スプリングボードには、「オファリング」および
「新機能」アイコンが表示されています。
  2. 「オファリング」ページの左ペインの「営業」オファリングをクリックします。

    次に、営業アイコン(コールアウト1)および「オプトイン機能」ボタン(コールアウト2)の場所を示した「オファリング」ページを示します。

    営業オファリングおよびオプト・イン機能ボタンが強調表示された「オファリング」ページ
  3. 「オプトイン機能」をクリックします。

    オプトイン: 営業ページが表示されます。

    注意: 他のオファリングを有効化すると、有効化されているオファリングがアルファベット順にリストされます。「オプトイン:」リストから「営業」を選択する必要があります。
  4. 「営業」(リストの最上部のフォルダ)の「使用可能」オプションを選択します。選択によって、オファリングが使用可能になります。

    次の図に、「使用可能」チェック・ボックス(コールアウト1)が強調表示されたオプトイン: 営業ページを示します。

    オプトイン: 営業ページ
  5. 使用するすべての営業機能領域の「使用可能」オプションを選択します。このガイドで取り扱うタスク用に、「目標」までのすべての機能領域を使用可能にします。

  6. 「完了」をクリックします。

    「オファリング」ページに戻ります。

  7. グローバル・ヘッダーのホームをクリックして、スプリングボードに戻ります。

設定タスクへのアクセス

アプリケーションの「設定およびメンテナンス」作業領域および他の作業領域で設定タスクを実行します。

タスクを開くには、次を使用します。

  • Oracleから提供された、このガイドに付属する実装プロジェクト

  • 「設定および保守」作業領域の営業オファリングの設定ページ

  • ナビゲータ

実装プロジェクトを使用したスタート・ガイドの設定タスクを開く方法

このガイドで取り扱う設定タスクにアクセスするには、Oracleから提供される実装プロジェクトを使用します。実装プロジェクトによってガイドの構造が補完され、各コア設定タスクへの直接のリンクが提供されます。My Oracle Supportから実装プロジェクトをダウンロードし、「実装プロジェクトを使用した設定タスクへの高速アクセスの有効化」の説明に従って、ご使用の環境にインストールします。

実装プロジェクトを使用しない場合は、個々のタスクに個別に移動する必要があります。タスクに応じて、「設定および保守」作業領域の「設定」ページからタスクを開くか、またはナビゲータを使用して別の作業領域にナビゲートする必要があります。「設定および保守」作業領域では、実装担当者のみが実行するタスクにアクセスできますが、機能設定およびテストには他の作業領域を使用する必要があります。このタスクは、営業管理者と営業チームによって最終的に実行されます。

「設定」ページから設定タスクを開く方法

「実装用のSales製品の有効化」の説明に従ってオファリングを使用可能にした後、このガイドで取り扱われていないものを含むすべての実装タスクを「設定および保守」作業領域の「設定」ページから開くことができます。このページからタスクを開く方法は次のとおりです。

  1. 次の図に示す、スプリングボードの「設定および保守」アイコンをクリックします。

    「設定および保守」アイコン

    「設定: 営業」ページが表示されます。

    注意: 複数のオファリングを使用可能にした場合、ページ名の右側のリストから「営業」を選択する必要があります。「設定」ページにはオファリングが常にアルファベット順で表示されます。
  2. 「設定: 営業」ページの「機能領域」列で、設定する機能領域を選択します。

    次の表に、次の図に示す「設定: 営業」ページの機能が強調表示されたコールアウトを示します。

    コールアウト番号 説明

    1

    選択された機能領域。

    2

    選択された機能領域に関連付けられたタスクのリスト。

    3

    デフォルトでは、ページには必須タスクのみ表示されますが、すべてのタスクを選択することもできます。

    4

    また、「タスクの検索」フィールドを使用して、オファリングのタスクを検索できます。

    5

    「機能領域」列のクイック設定アイコンをクリックすると、主要な必須タスクのみがページに設定されます。

    6

    共有リンクをクリックすると、その機能領域を使用する他のオファリングのリストが表示されます。

    次の図に、コールアウトを含む「設定: 営業」ページを示します。

    「設定: 営業」ページ
  3. 「タスク」リストのタスク名のリンクをクリックして、タスクを開くことができます。デフォルトでは、リストには必須タスクのみ表示されます。「表示」メニューから「すべてのタスク」を選択して、追加タスクを表示できます。

  4. または、「タスクの検索」を使用して、オファリングのタスクを名前で検索できます。わからない文字や語句を表すにはパーセット符号(%)を使用します。たとえば、「HCMロール・プロビジョニング・ルールの管理」タスクを検索する場合は、manage hcm%rulesで検索できます。検索では大/小文字は区別されません。

  5. いくつかの機能領域には、機能領域で最低限必要なタスクのみが設定されるクイック設定ページが含まれます。機能領域にクイック設定ページが含まれる場合は、クイック設定ページのアイコン(歯車アイコン)が表示されます。クイック設定ページが使用可能な場合は、このガイドにそのように記載され、実装プロジェクトからクイック設定ページに移動できます。

オファリングの設定ページを使用した設定の詳細は、『営業の実装ガイド』を参照してください。

セットアップの他の作業領域に移動する

いくつかの設定タスク、および設定のテストでは、ナビゲータを使用して他の作業領域にアクセスする必要があります。ナビゲータはツールバーでアイコンをクリックして開くことができます。

ナビゲータには、購入した機能ではなく各ユーザーに割り当てられた権限に応じて使用できるすべてのアプリケーション作業領域がリストされます。設定ユーザーには幅広い権限がありますが、すべての選択がご使用の設定で使用可能であるとは限りません。「設定およびメンテナンス」作業領域以外に、ナビゲータ・メニューからアクセスできる使用可能な作業領域はほんの少数に限られます。これらの作業領域のうち最も重要なものに次のものがあります。

  • 自分のチーム

    • ユーザーおよびロール

      この作業領域は、個々のユーザーのレコードの作成と編集に使用します。「設定および保守」の「ユーザーの管理」タスクで、同じ作業領域が開きます。

  • ツール

    • スケジュール済プロセス

      この作業領域はバックグラウンド・プロセスのスケジューリングとモニタリングに使用します。

    • アプリケーション・コンポーザ

      アプリケーションの変更には、アプリケーション・コンポーザを使用します。

  • 構成

    • 外観

      背景色やアイコン形状などのアプリケーションの外観を制御できます。

    • 構成

      ナビゲータおよび「ようこそ」ページに表示する項目を制御できます。

    • アプリケーション・コンポーザ

      アプリケーションの変更には、アプリケーション・コンポーザを使用します。

  • 営業

    この見出しの下の様々な作業領域を使用して、機能を設定したり、販売アプリケーションのテストに使用するデータを作成します。

次に、実装で使用するよりも多くのタスクが表示される一般的なナビゲータ・メニューのスクリーン・キャプチャを示します。後でナビゲータを構成して、必要なタスクのみを表示できます。

ナビゲータの一部のスクリーン・キャプチャ

実装プロジェクトを使用した設定タスクへの高速アクセスの有効化

ビデオ

ビデオの視聴

視聴: このチュートリアルでは、Oracleから提供される実装プロジェクトを使用して営業の初期設定を高速化する方法を示します。実装プロジェクトは設定タスクの起動パッドとなるため、個々のタスクの検索や作業領域へのナビゲート(スケジュール済プロセスを含む)は必要ありません。このビデオの内容はテキスト・トピックでも説明しています。

実装プロジェクトをデスクトップにダウンロードする

support.oracle.comから取得できる「Getting Started with Your Sales Implementation: Implementation Project」(文書ID 2252175.1)の文書からデスクトップに実装プロジェクトをダウンロードします。

どれだけ機能を実装するかに応じて、ダウンロードする実装プロジェクトには2つの種類があります。

  • Quick Setup Core Sales: アカウント、担当者および商談の管理のみを設定する場合は、この実装プロジェクトを使用します。

  • Quick Setup Sales: コア機能に加えて販売目標と売上予測を設定する場合は、この実装プロジェクトを使用します。

『実装スタート・ガイド』(このガイド)では、両方の種類のタスクを取り上げます。

ダウンロードした実装プロジェクトをインストールする

次の手順を実行して構成パッケージ・ファイルをアップロードし、実装プロジェクトをインストールします。

  1. 「設定および保守」作業領域にナビゲートします。

  2. (次のスクリーンショットで強調表示されている)「タスク」パネル・タブのアイコンをクリックします。

    「タスク」パネル・タブが強調表示された「設定および保守」作業領域。

    パネル・タブが開き、使用可能なタスクが表示されます。

    次に、開いている「タスク」パネル・タブのスクリーンショットを示します。

    「設定および保守」作業領域の「タスク」パネル・タブ
  3. パネル・タブの構成パッケージの管理タスクのリンクをクリックします。

    構成パッケージの管理ページが表示されます。

  4. 「アップロード」をクリックします。

    構成パッケージのアップロード・ページが表示されます。

  5. 「ファイルの選択」をクリックし、ダウンロードした実装プロジェクトを含む圧縮ファイルを選択します。

  6. 「詳細の取得」をクリックします。

  7. 「発行」をクリックします。

    インポートが正常に終了し、実装プロジェクトが作成されたことがアプリケーションに表示されます。

  8. 「OK」をクリックしてメッセージ・ウィンドウを閉じます。

  9. 「構成パッケージの管理」ページで「完了」をクリックします。

    「設定およびメンテナンス」作業領域に戻ります。

  10. 「タスク」パネル・タブ・アイコンを再度クリックし、「実装プロジェクトの管理」をクリックします。

    「実装プロジェクト」ページが表示され、プロジェクトがリストされます。

  11. 名前のリンクをクリックして実装プロジェクトを開きます。

実装プロジェクトを実装タスクの起動パッドとして使用する方法

次の手順を実行して、実装タスクの起動パッドとして実装プロジェクトを使用します。

  1. スプリングボードのアイコンをクリックして「設定および保守」作業領域にナビゲートします。

    「設定およびメンテナンス」ページが表示されます。

  2. 次の図で強調表示されている「タスク」パネル・タブのアイコンをクリックします。

    「タスク」パネル・タブが強調表示された「設定および保守」
作業領域のスクリーン・キャプチャ

    パネル・タブが開き、使用可能なタスクが表示されます。

  3. 「実装プロジェクトの管理」をクリックします。

    「実装プロジェクト」ページが表示され、プロジェクトがリストされます。

  4. プロジェクトの名前リンクをクリックします。

    実装プロジェクトのタスク・リストとタスク領域に個々のタスクが含まれたフォルダが表示されます。

    次の図は、Quick Setup Sales実装プロジェクトで「タスクに進む」アイコンが強調表示されたスクリーン・キャプチャを示しています。

    Quick Setup Sales実装プロジェクト
のスクリーン・キャプチャ
  5. フォルダをクリックして開き、タスクの「タスクに進む」アイコンをクリックします。このアイコンは前の図で強調表示されているアイコンです。

    タスクを完了すると、プロジェクトに戻ります。

注意: このガイドの最後の章で説明されているオプション・タスクの一部(製品推奨やモバイル・アクセスなど)には、実装プロジェクトからはアクセスできません。ガイドの説明に従って、これらのタスクにアクセスする必要があります。

Sales Setup Assistantを使用した設定ステップの排除

Oracleで提供されるSales Setup AssistantというMicrosoft Windowsユーティリティを使用して、このガイドで説明する初期設定ステップの多くを排除できます。ユーティリティに必要なデータを入力すると、ユーティリティで設定ユーザーの作成などの設定が行われます。このユーティリティは、次を除いて第2章から第17章の設定ステップを処理します。

ガイドの章 手動で完了するステップ

3

独自のユーザー通知テンプレートを作成する必要があります。

6

地理検証を有効にする必要があります。

10

このユーティリティによって、リソース階層の最上位ユーザーが作成されて、ユーザーおよびロール同期化プロセスが実行されますが、この章の説明に従って残りのユーザーをインポートする必要があります。

12

このユーティリティではアカウントと担当者はインポートされません。この章で説明するように、Excelインポート・マクロを使用してこれらをインポートする必要があります。

13

営業キャンペーン設定は含まれないため、この章のすべての設定を完了する必要があります。

14

営業テリトリと割当の設定は含まれないため、この章のすべての設定を手動で完了する必要があります。

15

リードの設定およびインポートは含まれません。この章のステップを手動で完了する必要があります。

17

営業コーチを設定し、商談ステータスを変更し、受注と失注の事由を設定する必要があります。

ユーティリティとその使用手順は、My Oracle Supportの記事(文書ID 2333552.1)からダウンロードできます。

会社情報と企業通貨の入力

このガイドの説明に従って販売アプリケーションを独自に設定する場合は、この手順に従って会社に関する基本情報を入力し、企業通貨を指定します。販売アプリケーションをOracle Global Human Resources Cloud、Oracle Procurement Cloud、Oracle Financials Cloudなどの別のクラウド・サービスとともに設定する場合、それぞれの実装ガイドに示された手順に従って、企業構造に関する情報をさらに詳細に入力することが必要になる可能性があります。

この手順を完了すると、次の処理が行われます。

  • 内部アプリケーションに対してのみ必要な、基本的な企業構造を作成します。

    企業構造は、営業組織のユーザーまたはその顧客には表示されません。

  • 必要なセキュリティ・ロールをユーザーにプロビジョニングする一連の自動ロール・プロビジョニング・ルールを作成します。

会社情報と企業通貨を入力するには、次の手順を実行します。

  1. サインインします。

  2. 「実装プロジェクトを使用した設定タスクへの高速アクセスの有効化」の説明に従ってインストールした実装プロジェクトから直接、「会社情報の作成」タスクを開きます。実装プロジェクトには、このガイドで取り扱う設定タスクへのリンクが用意されています。

    または、会社プロファイル機能領域のクイック設定アイコン(次の図のコールアウト1の歯車アイコン)をクリックして、「設定: 営業」ページからタスクを開くことができます。初期設定後に変更が必要な場合は、適切なタスクをページの右側で開くことができます(コールアウト2)。

    次の図に、「設定: 営業」ページのスクリーン・キャプチャを示します。

    会社プロファイル機能領域のクイック設定アイコンおよび設定タスク・リージョンが強調表示された「設定: 営業」ページ

    「会社情報の作成」ページが表示されます。

  3. 「企業名」フィールドに会社名を入力します。

  4. 会社がある国を入力します。

  5. 会社の住所を入力します。市や州などの情報を入力しないでください。

  6. 名と姓のフィールドは、アプリケーションにサインインしたユーザーの名前を示します。エントリは編集できます。

  7. 情報が正しい場合は、「発行」をクリックします。

    アプリケーションによって、バックグラウンド・プロセスが実行されて企業構造が作成されて、ロール・プロビジョニング・ルールが作成されます。

  8. オプションで、「リフレッシュ」をクリックして、プロセスの進捗を監視できます。

    プロセスが完了すると、「会社情報のレビュー」ページが表示されます。このページには、入力した情報とプロセスによって作成された情報の両方が表示されます。「企業通貨」以外のフィールドは編集できません。次の表に、フィールドの一覧と説明を示します。

    フィールド 説明

    企業名

    入力した名前。

    住所

    入力した住所。

    法的エンティティ

    文字LEを付加した企業名。

    ビジネス・ユニット

    文字LE BUを付加した企業名。

    初期ユーザー

    サインインしているユーザーの名前。

    企業通貨

    デフォルトで、企業通貨は米ドルです。必要に応じて、別の企業通貨を選択してください。

    次の図に、ページのスクリーン・キャプチャを示します。コールアウトは、「企業通貨」フィールドの位置を示しています。

    「会社情報のレビュー」ページとサンプル・データのスクリーン・キャプチャ。
  9. 会社が営業トランザクションにUSドル以外の通貨を使用している場合は、「企業通貨」リスト(前の図のコールアウト1)で通貨を選択します。

  10. 「法的エンティティ」「ビジネス・ユニット」の名前をメモします。これらの名前は、ユーザーをインポートする際に入力する必要があります。

  11. 「保存してクローズ」をクリックします。

販売データをインポートするためのオプション

販売アプリケーション・データをファイルにインポートする4つの異なる方法、および外部アプリケーションからデータを直接インポートするために使用できる2種類のパブリックWebサービスがあります。特定のオブジェクトのデータをインポートする場合は、前提条件となるオブジェクトがアプリケーションに存在していることを確認する必要があります。たとえば、あるアカウントの担当者をインポートする場合、そのアカウントがアプリケーションにすでに存在している必要があります。あるインポート・ジョブが他のインポート・ジョブのコンテンツに依存している場合、前提条件ジョブが正常に完了してから依存ジョブを開始する必要があります。たとえば、アカウントと商談の両方をインポートする場合、アカウントが正常にインポートされてから商談をインポートする必要があります。どのインポート方法を使用するかは、インポートするデータのタイプ、データの量および技術要件によって決まります。販売アプリケーションを他のクラウド・サービスと統合する場合は、該当するガイドで説明されている追加のインポート方法を使用する必要がある場合があります。

ここでは、インポート方法の概要と詳細情報の参照先を示します。

インポート方法 説明 使用する場合 アクセス方法 詳細情報

クイック・インポート用のExcelマクロ

インポート・マクロは、一部のオブジェクトについて一度に最大5000件のレコードを高速かつ簡単にインポートできるように設計されています。マクロでは、データ入力の検証、値リストの提供および定数値の自動移入が行われます。

マクロにより、ファイル・インポートを使用して自動的にインポートされるデータ・ファイルが作成されます。

次のオブジェクトをインポートするインポート・マクロが使用可能です。

  • 営業ユーザー

  • 製品および製品グループ

  • アカウント

  • 担当者

  • アカウント階層

  • リード

  • 商談

インポート・マクロは、初めてのデプロイメントでのデータのインポートのためにお薦めする方法です。

これらのマクロは、『実装スタート・ガイド』(このガイド)で説明する概念の実証用の単純なセールス・オートメーションのユース・ケースを対象としています。たとえば、これらのインポート・マクロでは、1つの国のアカウント、担当者およびリードのレコードを一度にインポートすると想定しています。

マクロではファイル・インポートで使用されるデータを含むログ・ファイルが生成されるため、より複雑なインポートを行うための学習ツールとして使用することもできます。

このExcelマクロと必要なマッピング・ファイルは、My Oracle Supportの記事「Oracle Engagement Cloud: Getting Started with Your Sales Implementation: Quick Import Macros」(文書ID 2229503.1)からダウンロードできます。

『実装スタート・ガイド』(このガイド)の他の章では、マクロの使用に関する詳細な手順およびビデオ・チュートリアルが用意されています。

マクロに独自のフィールドを追加する手順については、My Oracle Supportの記事「How Customize Quick Import Macro for importing Employee Resources」(文書ID 2364229.1)からダウンロードできます。

インポート管理

フラット・ファイル(.csv)のインポートの定義、エラー処理およびパフォーマンスを改善します。たとえば、インポート管理にはドラッグ・アンド・ドロップによるマッピング機能があり、インポート前にデータ・ファイルの最初の10レコードを検証して、データが各種属性のインポート制約を満たしていることを確認します。インポート管理を使用してインポートできるデータ・ファイルのレコード数はそれぞれ最大50,000件です。

インポート管理では次のアプリケーション・オブジェクトのデータをインポートできます。

  • アカウント

  • アクティビティ

  • 資産

  • 添付

  • 担当者

  • リード

  • 商談

  • 自分が作成した任意の追加オブジェクト

対応しているオブジェクトについてこのタイプのインポートを使用します。それ以外についてはファイル・インポートを使用する必要があります。

ナビゲータで「インポート管理」をクリックします。

このインポートの使用手順については、『インポートおよびエクスポートの管理の理解』ガイドを参照してください。

『Oracle Engagement Cloudのファイルベースのデータ・インポート』ガイドには、有効値および検証といった、インポート属性についての情報が提供されています。

ファイル・インポート

カスタム・オブジェクトを含む最も広範な営業オブジェクトについて、それぞれ最大100,000件までのレコードを含むデータ・ファイルのインポートをサポートします。

ファイル・インポートは、『スタート・ガイド』(このガイド)およびクイック・インポート用のExcelマクロで取り扱われないデータをインポートするのに使用します。

インポート管理でサポートされているオブジェクトについては、インポート管理を使用してください。

ファイル・インポート・タスクは、Sales製品の「データのインポートおよびエクスポート」機能領域の「設定および保守」作業領域で使用できます。

インポート方法については、『ファイルベースのデータのインポートおよびエクスポートの理解』ガイドで学習できます。

『Oracle Engagement Cloudのファイルベースのデータ・インポート』ガイドには、有効値および検証といった、インポート属性についての情報が提供されています。

外部データ・ローダー・クライアント

大量のフラット・ソース・データ・ファイルをインポートするのに使用するコマンドライン・ツールです。このツールは大きなデータ・ファイルをアプリケーションのインポート・ボリューム制限に合わせて複数の小さいファイルに自動的に分割し、インポート・ステータスの追跡を有効化します。

クライアントではインポート管理と同じオブジェクトがサポートされます。

このインポート方法は、インポート管理でサポートされているオブジェクトに対して非常に大きなデータ・ファイルをインポートするのに使用します。

このクライアントは、My Oracle SupportのOracle Support文書2325249.1 (外部データ・ローダー・クライアント)からダウンロードできます。

このクライアントの使用手順は、この文書およびクライアントそのものにおいて参照できます。

REST APIドキュメンテーションについては、『Oracle Engagement Cloud REST API』ガイドを参照してください。

『Oracle Engagement Cloudのファイルベースのデータ・インポート』ガイドには、有効値および検証といった、インポート属性についての情報が提供されています。

Webサービス

Webサービスは、外部クライアント・アプリケーションでインポート・ジョブを開始および監視するのに使用できます。インポート管理ジョブはREST Webサービスによって管理でき、ファイル・インポート・ジョブはSOAP Webサービスにより管理できます。

外部アプリケーションから直接インポートする必要がある場合は、Webサービスを使用してインポート・ジョブを管理します。

インポート管理/RESTサービスおよびファイル・インポート/SOAPサービスのどちらに対してもパブリックAPIが用意されています。

RESTサービスには次のものが含まれます。

  • アクティビティのインポート

  • アクティビティ・マップのインポート

  • オブジェクト・メタデータのインポートとエクスポート

SOAPサービスはファイル・インポート・アクティビティ・サービスと呼ばれます。

REST APIドキュメンテーションについては、『Oracle Engagement Cloud REST API』ガイドを参照してください。

SOAP APIドキュメンテーションについては、『Oracle SalesのためのSOAP Webサービス』ガイドを参照してください。

『Oracle Engagement Cloudのファイルベースのデータ・インポート』ガイドには、有効値および検証といった、インポート属性についての情報が提供されています。

次の図に、各種インポート方法のアーキテクチャの概要を示します。

  • ファイル・インポート(コールアウト1)およびクイック・インポート(コールアウト2)はどちらも、同じSOAアーキテクチャを使用してデータをインポートします。クイック・インポート用のExcelマクロを使用してデータをインポートする場合、SOAP Webサービスを使用してファイル・インポートのインポート・アクティビティが作成されます。このマクロ・インポートでは、アプリケーションからインポートを開始するときと同じインポート・アクティビティが作成され、同じマッピングが使用されます。マクロまたはアプリケーションそのものにおける各インポートを監視できます。

  • インポート管理(コールアウト3)および外部データ・ローダー・クライアント(コールアウト4)はどちらも、インポートに同じOracle Enterprise Schedulerプロセスを使用します。クライアントを使用して非常に大きなファイルをインポートする場合、REST APIは複数のプロセスを作成してインポート管理のファイル・サイズ制限を尊重します。

  • 外部アプリケーションからインポートする必要がある場合は、SOAPおよびREST Webサービスを直接使用できます(コールアウト5および6)。

各種インポート方法のアーキテクチャがテキストで説明されて
います。ファイル・インポートでは、SOAを使用してデータをインポートします。クイック・インポート・マクロはSOAP Webサービスを使用して ファイル・インポートのファイル・インポート・アクティビティを作成します。インポート管理はインポートのためにOracle Enterprise Scheduleを、外部データ・ローダー・クライアントがするように使用します。REST Webサービスを使用してデータを
アプリケーションに直接インポートすることもできます。

Oracleから提供されるExcelマクロを使用したインポートの高速化

このガイドでは、Oracleから提供されるMicrosoft Excelマクロを使用して主要な営業オブジェクトのデータをインポートする方法について説明します。インポート・マクロは、一部のオブジェクトについて一度に最大5000件のレコードを高速かつ簡単にインポートできるように設計されています。マクロでは、データ入力の検証、値リストの提供および定数値の自動移入が行われます。データの入力後、マクロのボタンをクリックしてインポートします。マクロにより、インポート・アクティビティが作成され、マクロ内からインポート・アクティビティの進捗を監視できます。インポート・マクロは、このガイドで説明する単純なセールス・オートメーションのユース・ケースを対象としています。より複雑なインポートを行うための学習ツールとして使用することもできます。

次のオブジェクトをインポートするインポート・マクロが使用可能です。

  • 営業ユーザー

  • 製品および製品グループ

  • アカウント

  • 担当者

  • アカウント階層

  • リード

  • 商談

また、マクロからデータをインポートするのに必要なマッピングも提供されます。インポートする際、マッピングによって、データのどの列がどのアプリケーション属性に対応しているかが分かります。マクロでは、アプリケーションの既存のデフォルト・マッピングを使用するか、またはインポート前にアプリケーションにアップロードする必要があるマッピング・ファイルを提供します。

このExcelマクロと必要なマッピング・ファイルは、My Oracle Supportの記事「Oracle Engagement Cloud: Getting Started with Your Sales Implementation: Quick Import Macros」(文書ID 2229503.1)からダウンロードできます。

注意: マクロを変更して、追加の標準フィールドおよび顧客定義をインポートできます。追加の列をマクロに追加する場合は、既存のインポート・マッピングも変更する必要があります。マクロおよびマッピングを変更する手順は、このガイドでは取り扱いません。