キャンペーン推奨モデル
キャンペーン推奨モデルは、過去のインタラクションに基づいてすべての顧客に送信される最も効果的なキャンペーンを識別する、組込み済みのデータ・サイエンス・モデルです。
キャンペーン推奨モデルの説明
組込み済みのキャンペーン推奨データ・サイエンス・モデルでは、コンバージョンの可能性に基づいて、任意のインスタンスのすべての顧客について、B2Cキャンペーン(定期的およびワンタイム)がランク付けされます。
このモデルでは、次の時間枠を使用してデータを評価します。
キャンペーン・タイプ | データの時間枠 |
---|---|
週次 | 3か月 |
月次 | 1年 |
年次 | 3年 |
1回 | 1年 |
モデルのパラメータ
モデルを作成する際には、モデルについて次のパラメータを定義する必要があります。
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アルゴリズム: アルゴリズムは、モデルを実行するコードです。
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問合せ: モデルについて選択した問合せによって、モデル・トレーニングおよびモデル・スコアリング用のデータセットが生成されます。
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入力: 入力は、モデル・トレーニングおよびモデル・スコアリングに使用されるUnityデータ・モデルの問合せ属性です。モデル入力は変更できません。
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出力: 出力は、モデルの出力値を格納するために使用されるUnityデータ・モデルのデータ・オブジェクトおよび属性です。モデル出力のデフォルト・マッピングは更新できます。
モデルの入力
値を生成するために、チャネル推奨モデルでは次のデータが使用されます。
モデルが正常に実行されるようにするには:
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データは、次のすべての入力属性に取り込む必要があります。
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Eventデータ・オブジェクトのCustomerID属性が移入されていることを確認します。
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Eventデータ・オブジェクトのCampaignID属性が移入されていることを確認します。
データ・オブジェクト | 属性 | データ型 | 説明 |
---|---|---|---|
CustomerおよびCampaign | SourceID | 文字列 |
ソースの一意の識別子。 |
Campaign | SourceID_Campaign | 文字列 | ソースから取得したキャンペーンの一意の識別子。 |
EventおよびCustomer | SourceCustomerID | 文字列 | ソースから取得した顧客の一意の識別子。 |
EventおよびCustomer | EventTS | タイムスタンプ | イベントが発生した日時。 |
EventおよびCustomer | Type | 文字列 | イベントのタイプ(表示、購入、購買、クリックなど)。 |
EventおよびCustomer | Medium | 文字列 | 顧客の購入レコードの合計数。 |
Event | ID | 文字列 | データ・オブジェクトの一意の識別子。 |
EventおよびCustomer | SourceCampaignID | 文字列 | ソースから取得したキャンペーンの一意の識別子。 |
モデルの出力
Campaign_Recommenderデータ・オブジェクトで、各キャンペーンに対して生成されたランク値を確認できます。次の属性によって出力値が生成されます。
属性 | 説明 |
---|---|
SourceCampaignRecommenderID | SourceMasterCustomerIDとSourceCampaignIDの連結。 |
SourceID_Campaign | ソースから取得したキャンペーンの一意の識別子。 |
SourceID | ソースの一意の識別子。 |
SourceCustomerID | ソースから取得した顧客の一意の識別子。 |
SourceCampaignID | ソースから取得したキャンペーンの一意の識別子。 |
Campaign_Rank | モデルに選択したキャンペーンの数に基づく、キャンペーンのランク。 |
キャンペーン推奨モデルの作成および使用
キャンペーン推奨モデルを作成して使用するには、次のことを行う必要があります。
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キャンペーン推奨モデルの作成のステップに従います。
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モデルを作成したら、トレーニング・ジョブおよびスコアリング・ジョブの実行のステップに従います。
モデルを実行して出力値を作成したら、次のことを行うことができます。
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キャンペーン推奨のデータにアクセスして、出力属性の値を確認します。
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組織の特定のニーズに応じたデータ・サイエンス・データの使用方法についてさらに学習します。
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必要に応じて、データ・サイエンス・モデルを確認できます。