イメージ・ピクセル配信

イメージ・ピクセル配信(プッシュ・ピクセルとも呼ばれる)は、データをクライアントに配信するための方法です。ユーザーが、目的とするオーディエンスに適格と判断されると、クライアントに対してイメージ・ピクセルが発火されます。このイメージ・ピクセルおよびそのマクロによって、ユーザーの持つ属性がクライアントに通知されます。クライアントは、後でターゲッティングに使用するために、これをユーザーのCookieまたはプロファイル・ストアに格納できます。

ヒント: イメージ・ピクセルの配信が可能な場合でも、サーバー・データ・トランスファーまたはJSONリターンが、推奨される配信方法です。

ピクセルは、イメージ・リターン・タイプを持つ、標準の1x1イメージ・ピクセルである必要があります。ユーザー・エクスペリエンス・ガード(UXG)は、Oracle Data Cloudプラットフォームに入力される各ピクセルをテストし、その後、15分ごとに、ピクセルが必要なレイテンシ要件を満たしていることを確認します。障害が発生した場合は、1分ごとにテストが繰り返されます。

基本的なワークフロー

  1. すべての有効な1x1イメージ・ピクセルが、「Create Campaign」ダイアログで配信方法として配置されます。マクロは、クライアントの広告サーバーの必要に応じて、ピクセルの最後に配置できます。たとえば、次のように、$CAMPAIGNSマクロを含めることができます。

    http://example.com/partner/test_pixel.gif?$CAMPAIGNS

  2. オーディエンスに適格なユーザーがプラットフォームによって認識されると、前述のピクセルが発火されて$CAMPAIGNSが展開され、そのユーザーが持つ属性のタイプを確認できるようになります。展開されたピクセルの例は、次のとおりです。

    http://example.com/bk_partner/test_pixel.gif?1234|2345|3456

マクロ

次のマクロは、ピクセルURLでキーと値のペアとして使用できます。

マクロ 置き換えられる内容
$_BK_EXID ID
$CAMPAIGNS 最近落札したキャンペーンIDのリスト*
$CATEGORIES このキャンペーンの落札にマッチするタグ・カテゴリ番号のリスト*
$COLO ユーザーがヒットするコロケーション・サーバーのIDを返します。ユーザー・データAPIにのみ使用されます。
$LEAF_CATEGORIES $CATEGORIESと同じですが、ツリー内の最下位カテゴリのみが含まれます(親ノードは含まれません)*
$PRICE このキャンペーンの落札価格
$RAND ランダムな32ビットの符号なし整数値。キャッシュ・バスティングに役立ちます
$REPEAT_VISITOR(siteID)
  • マクロでコールされたパートナのsiteIDについて、そのユーザーが検出されたことがない場合は、0を返します
  • マクロでコールされたパートナのsiteIDについて、そのユーザーが検出されたことがある場合は、1を返します
  • サイトが無効である場合やユーザーにサイトへのアクセス権がない場合は何も返しません
  • マクロにsiteIDが表示されていない場合は、パートナのすべてのsiteIDに対して新しい訪問者であることを示す指標を返します。複数のsiteIDを表示するには、siteIDをカンマで区切ります。たとえば、$REPEAT_VISITOR(1234,9876,3241)です。複数のsiteIDは、OR条件として扱われます。つまり、表示されているいずれかのサイトについて、そのユーザーが検出されたことがある場合は、1が返されます。いずれのsiteIDについても、そのユーザーが検出されたことがない場合は、0が返されます。
$TIMESTAMP 現在のUNIX時間(1970年1月1日UTCからの秒数)
$URL_ENCODED_ARG(keyName) 渡された引数のkeyNameにマッチする、指定されたphintの値を返します。このマクロでは、キャンペーンとサイトが同じパートナによって所有されている必要があります。**

*ノート: デフォルトでは、項目は縦棒(|)文字で区切られます。セパレータを変更するには、セパレータ文字を大カッコに入れて追加します。例: $CATEGORIES[,]
*1回のコールでの項目数を制限するには、数字を丸カッコに入れて追加します。例: $CAMPAIGNS(5)
*これらの両方を行うには、最初に丸カッコを使用し、次に大カッコを使用します。例: $CATEGORIES(8)[,]。逆は機能しません。

**次に例を示します。

次の内容を渡します。https://stags.bluekai.com/site/4712?ret=html&phint=url_arg%3DPHINT_PASSED&limit=10&r=43132838&url_arg=URL_PASSED

次の内容をドロップします。http://sometag.example.com?foo=$URL_ENCODED_ARG(url_arg)

次の内容を取得します。http://sometag.example.com?foo=URL_PASSED|phint_passed

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