ピクセルURLマクロ

ピクセルURL内に、マクロをキーと値のペアとして追加できます。オーディエンス配信に使用できるマクロの選択は、配信プラットフォーム(アプリ)によって異なります。

ノート: ピクセルURLマクロは、キャンペーンIDを参照します。キャンペーンはUIには表示されませんが、オーディエンスの配信時に、プラットフォームによって内部的に作成されます。プラットフォームでは、キャンペーンを使用してデータ配信を管理します。キャンペーンごとに一意のキャンペーンIDがあります。

マクロ 置き換えられる内容
$_BK_UUID 難読化された一意のOracle Data CloudユーザーID (BKUUID)。BKUUIDは16文字の英数字の識別子となり、大文字と小文字の英字以外に一部の特殊文字を含めることができます。例: dXF+DNR/99YjF70X
$_BK_UUID_NOSLASH スラッシュ(/)ではなくダッシュ(-)を使用したBKUUIDを返します。例: dXF+DNR-99YjF70X
$ADID AndroidユーザーのGoogle Advertising ID
$CAMPAIGNS 最近落札したキャンペーンIDのリスト
1つのコールに含まれるアイテムの数を制限するには、$CAMPAIGNS(5)のように、カッコで囲んだ数値を追加します。
$CATEGORIES この落札とマッチするタグ・カテゴリ番号のリスト

デフォルトでは、アイテムが縦棒("|")文字で区切られます。このデリミタを変更するには、使用するデリミタを大カッコで囲んで追加します。例: $CATEGORIES[,]

このデリミタを変更し、タグ・コールに含まれるアイテムの数を制限するには、まず制限値をカッコで囲み、次にデリミタを大カッコで囲みます。例: $CATEGORIES(8)[,]。この順序を逆にすると機能しません。

$COLO ユーザーがヒットするコロケーション・サーバーのIDを返します
ユーザー・データAPIに対してのみ使用します。
$COUNTRY_CODE_UPPER ユーザーのISO 3166-1 alpha-2国コード
$DMP_Audience_Name_Macro ターゲットされ、獲得されたオーディエンスの名前
$IDFA iOSユーザーのIdentifier for advertising (IDFA)
$LEAF_CATEGORIES 落札とマッチするカテゴリIDのリスト。ただし、親ノードを除きます(ツリーの最下位のカテゴリのみが含まれています)
それ以外は、$CATEGORIESマクロと同じです。
$PCATSTIME ユーザーに関するデータが収集された時間
$PRICE 落札価格
$RAND 動的に生成されるランダムな32ビット符号なし整数値であり、ブラウザ・キャッシングの回避に使用できます(キャッシュ・バスティング)
$REPEAT_VISITOR(siteID)
  • マクロでコールされたパートナのサイトIDについて、そのユーザーが検出されたことがない場合は、0を返します
  • マクロでコールされたパートナのサイトIDについて、そのユーザーが検出されたことがある場合は、1を返します
  • サイトが無効である場合やユーザーにサイトへのアクセス権がない場合は何も返しません
  • マクロにsiteIDが表示されていない場合は、パートナのすべてのサイトIDに対して新しい訪問者であることを示す指標を返します

複数のサイトIDをリストするには、各IDをカンマで区切ります。たとえば、$REPEAT_VISITOR(1234,9876, 3241)とします。

複数のサイトIDは、OR条件として処理されます。

  • いずれのサイトIDについても、そのユーザーが検出されたことがない場合は、0が返されます。
  • 表示されたいずれかのサイトについて、そのユーザーが検出されたことがある場合は、1が返されます。
$TIMESTAMP 落札が発生した現在のUNIX時間(1970年1月1日UTCからの秒数)
$URL_ARG(field, inDelims, outDelim, minVal, maxVal, T|R) Oracle Data CloudタグURLまたはリファラURLの書式再設定済のキーと値のペア(phint)。
$URL_ARGマクロを参照してください。
$URL_ENCODED_ARG(keyName) 渡された引数のkeyNameにマッチする名前付きphintの値を返します。このマクロでは、配信とサイトを同じパートナが所有している必要があります。例:
  • ピクセルURL: http://sometag.example.com?foo=$URL_ENCODED_ARG(url_arg)
  • Oracle Data Cloudタグ・コール: https://stags.bluekai.com/site/4712?ret=html&phint=url_arg%3DPHINT_PASSED&limit=10&r=43132838&url_arg=URL_PASSED
  • 結果: http://sometag.example.com?foo=URL_PASSED|phint_passed

重要: このマクロは、done=を使用するリダイレクトでは機能しません。

$URL_ARGマクロ

$URL_ARG(field, inDelims, outDelim, minVal, maxVal, T|R)マクロは、Oracle Data CloudタグURLまたはリファラURLにあるキーと値のペア(phint)を解析して、新しい書式に変換します。このマクロでは、次のカンマ区切りパラメータを使用します。

パラメータ 説明
field 解析されて変換されるキーの名前。
inDelims 変換するインバウンドURLにデリミタを1つ以上入力します。キーの値が1つのみである場合、デリミタを入力する必要はありません。次のデリミタは、リテラル値で表す必要があります。
  • COLON
  • COMMA
  • DASH
  • SEMICOLON
  • UNDERSCORE
  • VERTBAR
minVal

maxVal
変換して送信する値の範囲を指定します。例:
  • 最初の値のみの場合、両方のパラメータに0を入力します。
  • 最初の2つの値のみの場合、inDelimsパラメータに0を入力し、outDelimパラメータに1を入力します。
  • 値が5つあるキーの2つ目の値のみの場合、inDelimsoutDelimの両方のパラメータに1を入力します。
  • 2つ目の値から始まるすべての値の場合、inDelimsパラメータに1を入力します。
  • 値が3つあるキーの最後の値のみの場合、inDelimsoutDelimの両方のパラメータに2を入力します。
outDelim キーの値を区切るには、アウトバウンドURLで使用するデリミタを入力します。このアウトバウンド・デリミタにより、inDelimsパラメータに入力したすべてのデリミタが置き換えられます。デリミタを1つのみ入力できます。キーの値が1つのみである場合は、デリミタを入力しないでください。デリミタをリテラル値として入力する必要があります。
T | R 変換する属性をインバウンド・リクエストのどの部分から取得するかを指定します。
  • T (デフォルト): Oracle Data CloudタグURL
  • R: リンク元であるWebページのURL

例:

URL_ARGマクロ URL 結果
test, COMMA, DASH, 0, 2, R http://example.com/def?test=all,that&test=jazz,plays all-that-jazz
test, UNDERSCORE|VERTBAR, COMMA, 2, 3, T https://stags.bluekai.com/site/1234?ret=html&test=abc_def|xyz_pdq xyz,pdq

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