セカンドパーティ・データ・ディスカバリ・マーケットプレイスの使用方法

セカンドパーティ・データ・マーケットプレイスは、データ販売元とそのプライベート・セカンドパーティ・データの購入に関心を持つ購入者を結び付けます。このトピックでは、プライベート・データの表示方法とセカンドパーティ・データの登録方法について説明します。

このトピックの内容

データ購入者とデータ販売元

データ販売元は、「2nd Party Listings」ページを使用して、マネタイズ、共同キャンペーンまたはアナリティクス専用といった各ユースケースに使用できるプライベート・データ資産をリストできます。

データ購入者は、そのリストを参照し、データの購入に関心があればデータ販売元に問い合せることができます。セカンドパーティ・リストは、関心を生み出し、クライアントとパブリッシャの取引を促進するのに役立ちます。また、マーケティング担当者は、このリストを通じて、セカンドパーティ・データ・マーケットプレイスでの購入チャンスを独自に見いだすことができます。
データ・サブスクリプション・ページ

セカンドパーティ・データ・マーケットプレイスは、各パーティに次のメリットをもたらします。

  • プライベート・データ・マーケットプレイス・クライアント: マーケティング担当者などとの直接の取引を通じて、データ資産のマネタイズを図ります。これにより、新しい独自のデータ資産の価値をクローズドなプライベート・マーケットで保護したり、価値の高いデータ資産の価格設定をカスタマイズしたり、オーディエンス・アナリティクスを通じてデータ資産の利用を増やすことができます。
  • パブリッシャ: Oracle Data Cloudエコシステム内のマーケティング担当者を対象にあなたのブランドを売り込み、データのマネタイズや戦略的パートナとのデータの共有を実現したり、マーケットプレイスを通じて獲得または購入されたデータに基づいてサイト上のコンテンツや広告を絞り込んで、サイト上の広告の購入を増やします。
  • マーケティング担当者: ブランド・データ・プロバイダのインベントリを参照して選定を行い、ブランドとの関連性が高く購買意向の強い消費者の独自の集合にターゲッティング・キャンペーンを絞り込んだり、セカンドパーティ・データを使用して作成されたオーディエンスから得られるインサイトや分析に基づいてブランド・メッセージを最適化します。

購入者は、データ販売元が「2nd Party Listings」ページに表示したプライベート・データ資産に関心があれば、そのページから該当するデータ販売元に直接問い合せることができます。データ販売元には、関心を持つ購入者が存在することを示す電子メール通知が届きます。その後、データ販売元、購入者およびOracleが連携して取引を進めることになります。取引が完了したら、Oracleは、取引条件に基づいて購入者に対するデータ・プロバイダのレート・カードを更新します。データ販売元は、プライベート・タクソノミ内の特定のデータ・カテゴリを購入者のシート内に共有(ホワイトリスト登録)します。これにより、購入者は、プライベートのファーストパーティ・カテゴリの場合と同様、新しいセカンドパーティ・カテゴリをターゲット、最適化、モデリングおよび分析できるようになり、データ販売元は、データの利用に基づく収益の受領を開始します。

プライベート・データ資産のリスト

データ・プロバイダは、データ購入者が参照できるように、プライベート・データ資産を「2nd Party Listings」ページにリストできます。

前提条件

My Oracle Support (MOS)に連絡して、DMPでセカンドパーティ・データ・マーケットプレイス機能を有効にするよう依頼し、プライベート・データ資産を「2nd Party Listings」ページに投稿できるようにしてください。

プライベート・データ資産を表示する手順は、次のとおりです。

  1. partner.bluekai.comにログインし、「Manage」「Second Party Listings」(「Taxonomy Management」の下)を選択します。「2nd Party Listings」ページが開きます。
  2. 会社のチェック・ボックスを選択し、「Create My Listing」をクリックします。
    データ・サブスクリプション・ページ
    「Edit My Listing」ダイアログが表示されます。
  3. 「Company Name」ボックスに、会社名(最大45文字)を入力します。会社名は、「2nd Party Listings」ページの「Name」列に表示されます。
  4. 「Emails」ボックスに、データ購入者がデータの購入に関心を示した場合に通知を受け取るチーム・メンバーの電子メール・アドレスをカンマ区切りリストとして入力します。
  5. 「Short Description」ボックスに、セカンドパーティ・プライベート・データ・マーケットプレイスで販売するデータのタイプに関する要約(最大140文字)を入力します。この要約は、「2nd Party Listings」ページの「Descriptions」列に表示されます。
  6. 「Long Description」ボックスに、データ購入者がリストを選択して「More Info」をクリックしたときに開くダイアログに表示されるプライベート・カテゴリの詳細リスト(最大315文字)を入力します。
    「Edit My Listing」ダイアログ
  7. 「Save」をクリックしてリストを更新します。

会社名と短い説明が「2nd Party Listings」ページに表示されます。

セカンドパーティ・データの登録

データ購入者は、プライベート・セカンドパーティ・データ・マーケットプレイスで提供されているデータを参照し、データの購入に関心があればそのプロバイダに問い合せることができます。

セカンドパーティ・データを登録する手順は、次のとおりです。

  1. partner.bluekai.comにログインし、「Manage」「Second Party Listings」(「Taxonomy Management」の下)を選択します。「2nd Party Listings」ページには、セカンドパーティ・データ・マーケットプレイスでプライベート・データを販売しているデータ・プロバイダが表示されます。「Description」列は、販売されているデータのタイプに関する要約を示します。
  2. 関心があるデータを販売しているデータ・プロバイダのチェック・ボックスを選択し、「More Info」をクリックします。
    「More Info」ボタン
    リストが表示され、購入可能なカテゴリに関する詳細な説明を読むことができます。
  3. データ・プロバイダからのデータの購入に関心があることを示すには、次の情報を入力し、「Contact dataProviderCompanyNameをクリックします
    • Name: データ・プロバイダに送信される電子メール・メッセージに含める会社名を入力します。
    • Emails: データの購入時にデータ・プロバイダとやり取りするチーム・メンバーの電子メール・アドレスをカンマ区切りリストとして入力します。
    • Message: データ・プロバイダに送信される電子メール・メッセージの本文に含めるテキストを入力します。デフォルトのメッセージには、データ・プロバイダに対するデータ・サブスクリプション登録に関する詳細情報を希望する旨が記載されています。
      「Message」ボックス

データに関心があることを示す電子メール通知がデータ・プロバイダに届きます。

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