レート・カードの表示

レート・カードとは、タクソノミ内の様々なカテゴリの購入者に請求する価格を1,000インプレッション当たりのコスト(CPM)で指定したものです。自動的に作成されたレート・カードを表示したり、エクスポートできます。

このトピックの内容

レート・カードについて

Oracle Data Cloudプラットフォームでは、特別な価格条件についてデータ・プロバイダと交渉した購入者に対しては優先(購入者固有)レート・カードが作成され、それ以外のすべての購入者に対しては共通(標準)レート・カードが作成されます。Oracle Data Cloudプラットフォームでは、購入者がデータを購入すると、まず最初に優先レート・カードのカテゴリ価格が探され、(購入者がプロバイダと直接取引していない場合)次に共通レート・カードのカテゴリ価格が参照されることで、コストが決定されます。

各レート・カード内では、最初にターゲット・カテゴリに対して照会が行われます。そのカテゴリに価格が設定されていない場合は、カテゴリ購入価格を調べるために階層を上に移動していくことになります。たとえば、直接取引の購入者がBranded Data > Data Logix > DLX Retail > Consumer Electronics Buyersカテゴリからデータを購入した場合は、そのノードの価格が優先レート・カードで最初に照会されます。価格が見つからなければ、階層を上に移動し、親ノードのBranded Data > Data Logix > DLX Retailに設定された価格、そして最上位レベルのBranded Data > Data Logixノードに設定された価格が順番に照会されます。それでも適用価格が見つからなければ、共通レート・カードのConsumer Electronics Buyersカテゴリから順番に価格が照会されます。Branded Data > Data Logix > DLX Retail > Consumer Electronics Buyersまたはその親ノードに価格が設定されていない場合は、共通レート・カードの最上位レベルのBranded Data > Data Logixノードに設定されたデフォルト価格が使用されます。

これは、データ・プロバイダが最上位レベルのカテゴリの価格を指定しないかぎり、共通レート・カードが作成されないことを意味します。この価格はデフォルト価格として使用されます。プラットフォームでは、これがないと、共通レート・カードを作成できません。

レート・カードの表示

レート・カードを表示する手順は、次のとおりです。

  1. partner.bluekai.comにアクセスし、「Manage」「Rate Cards」(「Taxonomy Management」の下)を選択します。

    ノート: 「Manage」メニューに「Rate Cards」オプションが表示されない場合は、My Oracle Support (MOS)に連絡して、このオプションをリクエストしてください。

    「Rate Cards」ページが開き、すべての共通レート・カードおよび優先レート・カードが表示されます。レート・カードごとに次のプロパティが表示されます。

    プロパティ説明
    AdType広告タイプ(「display」または「video」、あるいはその両方)
    Buyer優先レート・カードの場合、このプロパティには直接取引の購入者の名前が表示されます。共通レート・カードの場合、このプロパティには「All」と表示されます。
    Channelチャネル・パートナの名前またはパートナID
    Country

    2文字のISO 3166-1 alpha-2国コード

    「All」は、すべての国コードのリストに相当します。

    Device Typeデバイスのタイプは、「desktop」「mobile」および「tv」のいずれかになります
    End Dateレート・カードの停止予定日または停止日
    共通レート・カードの場合、別の共通レート・カードが開始されるまで失効しないことから、このプロパティには「Never」と表示されます。「Never」は、終了日が設けられていない優先レート・カードに対しても表示されます。
    IDレート・カードに割り当てられている一意の識別子
    Nameレート・カードの名前
    この名前には、通常、自分の名前と直接取引の購入者の名前(該当する場合)が含まれています。
    Providerプロバイダの名前またはパートナID
    Start Dateレート・カードの発効日または発効予定日
    Status

    レート・カードの現在の状態。次のいずれかになります。

    • Active: レート・カードは現在有効です。
    • Expired: レート・カードの終了日が過ぎました。
    • Pending Activation: レート・カードは発行されましたが、まだ開始日に達していません。
    • Draft: レート・カードはまだ発行されていません。
  2. (オプション)使用可能な値のいずれかに基づいてレート・カードをフィルタします。

レート・カードのエクスポート

レート・カードは、TSVファイルにエクスポートできます。このファイルには、レート・カードのIDと名前、アカウント、直接取引の購入者(該当する場合)およびレート・カードの発効日が表示されます。

レート・カードをエクスポートする手順は、次のとおりです。

  1. エクスポートするレート・カードのチェック・ボックスを選択します。
  2. 「Export」をクリックします。
  3. エクスポートしたレート・カードのTSVファイルを開くか、保存します。

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