Oracle Infinity Analyticsの用語集
A
放棄率(Abandonment rate)
放棄率は、訪問中に完了しなかった開始済シナリオの割合です。
アカウント(Account)
Oracle Infinityアカウント内で収集されたすべてのデータは統合されたデータ・レイクに流入するため、クロスドメインとクロスチャネルの分析が容易になります。サブ・アカウントは、Infinity内のデータ・フローを目的とし、独立したアカウントとして扱われます。
アカウントGUID (Account GUID)
アカウントGUIDはアカウントを識別するためのものです。すべてのタグが同じアカウントGUIDを使用するため、アカウントに収集されたすべてのデータがまとめて格納されます。
完了確認ページ(Acknowledgment Page)
完了確認ページは通常、ビジターによる購入の完了後に表示するお礼や入金のページなど、ビジターのアクションの完了時に表示されます。完了確認ページはファネル分析で利用でき、シナリオが完了したことのインジケータとなります。
獲得(Acquisition)
獲得とは、サイトにビジターを誘致するプロセスです。
アクション(Action)
アクションによって、Webデータ・ソースがシステムに関連付けられます。たとえば、アクションは、Eメール・リマーケティングやクロスセルの見込み客を識別するための、Eメール・パートナ・システムへのストリーム接続として構成されます。アクションは格納されており、指定の時間にアクティブ化して実行されます。
アクション・センター(Action Center)
Oracle Infinityアクション・センターは、リマーケティングや軽いデータ配信のためにストリーム・データを接続する統合ハブです。
アクティビティ(Activity)
アクティビティは、訪問数、ヒット数、表示時間など、ほとんどのサイト・メジャーを示す一般的な用語です。
広告のクリック(Ad Click)
広告のクリックとは、ビジターが広告をクリックし、結果として広告中のサイトにジャンプすることを指します。
アドホック分析(Ad hoc analysis)
アドホック分析は、特定のビジネス上の質問を明確化した後、その質問への回答に役立つデータに対してカスタマイズされたビューを作成するプロセスです。
広告ビュー(Ad View)
広告ビューとは、訪問時に表示されるページ上の広告表示を指します。1つのページに複数の広告ビューが存在する場合があります。
認証済ユーザー(Authenticated User)
認証済ユーザーとは、Webサイトの全部または一部にアクセスするためにユーザー名とパスワードを入力したビジターです。ユーザー名(パスワードは除く)は、Webサイトのログ・ファイル内にある特定フィールド、またはクライアント側のデータ収集タグを介して取得されます。認証済ユーザー名は、一意のビジター数を数える最も正確な方法の1つですが、通常はCookieによる方法をお薦めします。
平均頻度(Average Frequency)
平均頻度とは、レポート期間中のすべてのビジターの頻度の平均を指します。各ビジターの頻度は、Oracle Infinity Analyticsのビジター・トラッキングが開始してからビジターがサイトを訪問した回数です。
平均レイテンシ(Average Latency)
平均レイテンシとは、レポート期間中のすべてのビジターのレイテンシの平均を指します。各ビジターのレイテンシは、Oracle Infinityのビジター・トラッキングが開始してからの、すべての訪問間の平均経過時間(日数)です。
平均生涯価値(Average Lifetime Value)
平均生涯価値とは、レポート期間中のすべてのビジターの生涯価値の平均を指します。各ビジターの生涯価値は、Oracle Infinityのビジター・トラッキングが開始してからの、ビジターによる過去のオーダーの合計金額です。
C
キャンペーン(Campaign)
キャンペーンは、ビジターをサイトに誘致するための特定の広告作業です。キャンペーンは、1つの独立した広告で構成される場合や、広告、マーケティングEメールおよびグラフィックの組み合わせで構成される場合があり、レポート目的では1つのエンティティとして扱われます。Oracle Infinityでは、問合せパラメータを使用してキャンペーンを追跡し、ランディング・ページの一意のURL、開始日、終了日およびコストを使用してレポートを設定できます。
コレクション(Collection)
コレクションとは、データをビューに表示するために共通セグメントまたはセグメント・セットを共有するレポートの集合です。各コレクションには、名前、セグメントのセット、レポートのセットおよび権限があります。コレクションへのアクセス権は、すべてのユーザーが使用できるようにすることも、特定のユーザー・グループに制限することもできます。
コンテンツ・グループ(Content group)
コンテンツ・グループは、1つのエンティティとして扱われる1つ以上のWebページのグループです。
コンテキスト(Context)
コンテキストとは、問合せパラメータによって選択可能な一意のOracle Infinity Tag構成を指します。複数のコンテキストを構成できますが、Oracle Infinity Tagでサポートされるのは、一度に1つのアクティブなコンテキストのみです。
コンバージョン(Conversion)
コンバージョンとは、ビジターが実行するアクションを指し、Webサイトのパフォーマンスやビジターの目標を測定する際のキーとなります。
コンバージョン率(Conversion rate)
コンバージョン率は、対象となる特定のアクションを実行したビジターの割合です。コンバージョンは、すべてのビジターか、あるいは、小さな限定されたアクションを対象にできます。
Cookie
Cookieとは通常、HTTPリクエスト中に、サーバーによってクライアント・ブラウザに格納されたテキスト文字列を指します。Cookieを使用すると、アプリケーションWebサーバーはクライアントに関する情報(ドメイン、パス、その他のセッション変数など)を取得できます。WebブラウザがサーバーへCookie情報を送信するよう要求されることにより、個々のWebサイト・ユーザーが、最初に割り当てられた一意のCookieによって、再度認識されます。
CTR
クリックスルー・レート(CTR)は、オンライン広告キャンペーンの成功を判断するために使用されるメトリックです。CTR = レポート期間中のクリック回数/表示回数。
D
データ・コネクタ(Data Connector)
Oracle Infinityデータ・コネクタは、オンライン行動データを顧客データ・ウェアハウスまたはビッグ・データ・イニシアチブに安全に転送します。
DCSID
DCSIDは、Webサイトまたはアプリから収集されたセット・データに関連付けられた一意の識別子です。これはWT.dcs_id
パラメータで使用し、SmartSourceファイル内の複数のDCSIDを複数のサイトから追跡する場合に役立ちます。たとえば、wt.dcs_id=DCSID
を使用して、各サイトのアクティビティなど、レポート・データをセグメント化できます。
ディメンション(Dimension)
ディメンションとは、キャンペーン、ページ、コンテンツ・グループ、デバイス、場所などのメジャーやセグメントを使用して分析されるデータの属性です。
DNT
トラッキング拒否(DNT)とは、データ収集に関する通知と選択を消費者に提供するため、プライバシに関するガイドラインのフレームワーク、ブラウザ設定およびHTTPヘッダー・フィールドを指します。
E
エントリ・ページ(Entry page)
エントリ・ページは、訪問において最初にリクエストされ表示されるページです。1回の訪問において、エントリ・ページは1つのみです。
イベント(Event)
イベントとは、1つ以上のキー/値ペアのコレクションを指し、タグが追加されたWebページまたはモバイル・アプリ内から、Oracle Infinityに送信される特定の状態またはアクションを定義したものです。
終了ページ(Exit page)
終了ページは、訪問で表示された最後のページです。1回の訪問において、終了ページは1つのみです。
F
ファネル(Funnel)
ファネルとは、コンバージョンに向けたシナリオ上で、サイトまたは他のデジタル・プロパティを通過するビジター数の遷移を指します。各ステップに参加する人数は、通常、前のステップより少なくなるため、グラフはファネルに似ています。
H
ヒット(Hit)
ヒットとは、ブラウザによるファイルのリクエストを指します。1つのWebサイト・ページ・ビューには、イメージ、スタイルおよびその他の要素に対するリクエストが多数含まれている場合があるため、ヒット数は、訪問回数やビジター数と比較するとあまり有用なサイト・トラフィックのメジャーではありません。
I
Infinity Analytics
Oracle Infinityは、エンタープライズWebサイトやモバイル・アプリのパフォーマンスやビジター行動を追跡し、測定し、最適化するためのデジタル分析プラットフォームです。Oracle InfinityのAnalyticsアプリケーションには、データを調査して管理するための一連のレポート・コレクションが用意されています。
L
ライブラリ(Library)
Oracle Infinity Analyticsライブラリは、オブジェクトがどのように使われたか、いつ誰に編集されたかを確認できるエンタープライズ向けのガバナンス・ツールです。
リンク・トラッキング(Link Tracking)
拡張リンク・トラッキング・プラグインには、どのクリックを追跡すべきかを設定するための様々なオプションが用意されています。
M
メジャー(Measure)
メジャーは、ユーザー数、ページでの時間、バウンス率など、ディメンションに使われる値です。メジャーは、多くの場合、ビジネスのキー・パフォーマンス・インディケータ(KPI)と呼ばれます。
メタ・タグ(Meta Tag)
<meta>タグは、Oracle Infinity Tagによって解析されるキー/値ペアで、Webページに関するメタデータを提供します。たとえば: <meta name="parameter_key" content="parameter_value">
ミューテーション(Mutation)
ミューテーションは、コレクションに送信されるイベント・データを動的に変更するシンプルな機能です。この機能は、メッセージ全体へのアクセスを提供し、イベント・トラッキング・パイプラインを通過するときにデータ・ペイロードを変更して、様々な通信プロトコルおよび宛先を指定できます。
O
オブジェクト(Object)
Oracle Infinity Analyticsでのオブジェクトとは、通常、メジャー、ディメンション、セグメント、レポートおよびコレクションに対するアクセス権を指します。
P
パラメータ(Parameter)
パラメータは、データの収集、問合せ、表示に使用されるキー/値ペアのキーです。Oracle Infinity Analyticsには、ディメンション、メジャーおよびセグメントで使用する標準パラメータがデフォルトで含まれています。
ペイロード(Payload)
ペイロードには、送信されるパラメータが含まれています。ペイロードの値は、データの収集前にミューテーションによって再定義できます。
権限(Permissions)
権限とは、ユーザがアクセスできる特定のデータなど、どのオブジェクトにユーザーの権限が適用されるかを指します。たとえば、特定のドメインへのアクセスを制限するグループにデータ権限を割り当てることができます。
プラグイン(Plugin)
プラグインは、Oracle Infinity Tagの動作をカスタマイズするために使用できるモジュールです。
R
リーセンシ(Recency)
リーセンシとは、永続Cookieで追跡されているユーザーがサイトを最近訪問してから経過した日数を指します。リーセンシがゼロの場合は、24時間以内に訪問されたことを指します。平均リーセンシは、レポート期間中のすべてのビジターのリーセンシの平均です。レポート期間中にビジターがサイトを訪問しなかった場合、そのビジターのリーセンシは含まれません。
参照元(Referrer)
参照元Webドメイン、サイトまたはページで、ビジターがあなたのサイトへアクセスするために使用したリンクを含んでいるサイト・ページです。詳細は、HTTP参照元フィールドを参照してください。
レポート(Report)
レポートは、データを問い合せる方法の定義または式です。レポートの構築には、少なくとも1つのディメンションと1つのメジャーが必要で、セグメントはオプションです。レポートは1つのカテゴリに割り当てられ、複数のレポート・コレクションに割り当てることができます。Oracle Infinity Analyticsにはいくつかの標準レポートが用意されており、これを使用してさらにアドホックなデータ分析を始められます。また、独自のレポートを作成することもできます。
権限(Rights)
権限とは、Oracle Infinity内で実行できる内容を指し、通常は、ロールに割り当てられてからグループに割り当てられます。各機能セットには、使用可能な権限の様々なセットがあります。
ロール(Role)
ロールは、グループに割り当てることができる事前定義の権限のセットです。各機能セットには、使用可能な権限の様々なセットがあります。
S
シナリオ(Scenario)
シナリオは、コンバージョンまたは放棄の測定に使用するWebサイト上の複数ステップのプロセス(典型的なビジター・パスなど)です。シナリオは、ショッピング・プロセス全体、Eコマース・サイトでの限定されたチェックアウト・プロセス、リード生成サイトでの登録プロセス、情報サイトでの検索プロセスなど、様々な方法で定義できます。
SCS
ストリーミング収集サーバー(SCS)には、イベント・データを分析および拡充して、JSON形式のAPIで使用できるようにする拡張処理エンジンがあり、WebSockets接続およびストリームAPIを介してアプリケーションで使用できます。
セグメント(Segment)
セグメントは、リージョン別、デバイス別、リピート顧客別などの意味のあるグループを定義するルールに基づいたデータのサブセットです。
セッション(Session)
セッションは、サイトまたはモバイル・アプリで、ユーザーが1つ以上のWebページを特定の時間内にわたって訪問する際の一意の訪問です。セッション・ストリームを表示して、現在のセッション中のイベントに基づいたビジターの詳細を確認できます。
スパークライン(Sparkline)
スパークラインは、テキストの一部に数値または統計情報をすばやく表現するように設計された、軸のない傾向線グラフです。
T
タグID(Tag ID)
タグIDを使用すると、Oracle Infinity Tagにアクセス権を割り当てて、階層形式にすることができます。
ターゲット・ページ(Target page)
ターゲット・ページは、ビジターがリダイレクト・ページで送信される先のページです。
トラッキング・パイプライン(Tracking Pipeline)
トラッキング・パイプラインとは、収集したイベントをOracle Infinityに渡すためにOracle Infinity Tagで使用されるメッセージ・バスを指します。タグ・プラグインでは、新しいイベント・メッセージをイベント・トラッキング・パイプラインに挿入したり、既存のメッセージをパス・スルー時に変更することができます。
U
UI
Infinityのユーザー・インタフェース(UI)では、ホーム・ページと後続の画面において、左側にアイコンのリストが表示されます。このナビゲーション・バーは常に存在し、画面上部の青色のバーは現在の場所を示しています。画面の左下には、アカウント・メニューがあり、ここからサインアウト、プロファイルの変更、またはアクセス可能な他のアカウントへの切替を実行できます。
一意のビジター数(Unique visitors)
一意のビジター数とは、指定期間内にサイトを訪問し、永続Cookieによって識別された一意の個人の数を指します。期間内に複数回の訪問があった場合は、一意のビジターとしてカウントされます。1人のユーザーが複数のコンピュータからサイトを訪問したり、複数のユーザーが1つのコンピュータを共有してサイトを訪問している可能性があるため、一意のビジター数はサイトを訪問した一意の個人の数と完全に一致しない場合があります。
URIステム(URI Stem)
URIステムとは、ホストとポートの後に位置しているが、問合せ文字列の前に位置しているURLの部分を指します。通常、この部分はアクセス対象のディレクトリで、Webサーバーのルート・ディレクトリを基準にした相対的なものです。たとえば、URL http://www.oracle.com/test.jsp?hello=y
でのURIステムは/test.jsp
です。
V
ビジター(Visitor)
ビジターとは、デバイス、ブラウザまたはアプリを使用して、指定期間中にデジタル・プロパティを訪問するユーザーです。1人のユーザーが異なるデバイス、ブラウザまたはアプリを使用する場合があるため、その場合、複数のビジターとして表示される可能性があります。複数のユーザーが同じデバイスを共有している場合は、1人のビジターとして表示されます。
W
WT
WTは、Webトラッキングを意味するパラメータの接頭辞です。