Campaign DesignerでのWebサイトのロードのトラブルシューティング

このトピックでは、Campaign DesignerでのWebサイトのロードに関連して発生する可能性がある問題と、それらを解決するために実行できるステップについて説明します。

Campaign DesignerでWebサイトをロードするときに発生する可能性がある互換性の問題には、次のようなものがあります。

  • Oracle Maxymiserの実装: Campaign Designerを有効にするためにライブラリとUIアカウントが正しく設定されていることを確認してください。
  • Webサイト・アプリケーション: Webサイトまたはアプリケーション・サーバー内のセキュリティ・ルールを検討してください。Campaign Designerによるiframeを使用したサイトのリクエストが禁止されている場合があります。
  • ネットワークまたはDNSのポリシー: ネットワークまたはDNSのルールを検討してください。Campaign DesignerによるOracle Maxymiser Webプロキシ・サーバーを介したWebサイトのリクエストがブロックされる場合があります。

タグが存在しないというエラー

次のエラー・メッセージが表示される場合は、考えられる原因と解決策を検討してください。

The Maxymiser tag is not present on this page, please check that the tag is installed correctly and try again.

タグがページにないというエラーが表示された、Campaign DesignerにロードされたWebサイトのイメージ

考えられる原因 説明 考えられる解決策
Oracle Maxymiserタグがページ上にない。 タグがまだWebページに正しくインストールされていません。
  • mmapi.js JavaScriptライブラリがページ上にあるかどうか、またはwindow.mmsystem変数が存在するかどうかを確認します。
  • タグがページ上にない場合は、JavaScriptライブラリの構成に記載されているようにインストールします。
  • タグが正しくインストールされている場合は、他に考えられる原因として次のことを検討してください。
Oracle Maxymiserタグが条件付きでロードされる。 タグ・マネージャを使用してタグをデプロイすると、特定の条件またはトリガーが原因でタグがCampaign Designer内にデプロイされないことがあります。
  • ロード条件またはトリガーにもMaxymiser UIドメインが含まれていることを確認します。たとえば、ドメインがexample.comと等しい場合にMaxymiserをデプロイするかどうかをチェックできます。
  • ドメインにmaxymiser.comが含まれている場合にMaxymiserをデプロイする条件を追加します。
その他の互換性の問題 その他の互換性の問題やDNSの問題がこのエラー・メッセージの原因となっている可能性があります。 他に考えられる原因として次のことを検討してください。

書込みの実行に失敗したというエラー

次のエラー・メッセージが表示される場合は、考えられる原因と解決策を検討してください。

Failed to execute 'write' on 'Document': It isn't possible to write into a document from an asynchronously-loaded external script unless it is explicitly opened.

ドキュメントへの書き込みに失敗したというエラーが表示された、Campaign DesignerにロードされたWebサイトのイメージ

考えられる原因 説明 考えられる解決策
Oracle Maxymiserタグが非同期的にロードされる タグが非同期的にロードされるが、mmapi.jsの非同期フラグがfalseである場合、コンソールにエラー・メッセージが表示され、Maxymiserはロードに失敗します。
  • mmapi.js JavaScriptライブラリが非同期メソッド(setTimeoutsetIntervalなど)またはコールバック・メソッドの外部の<head>タグで同期的にデプロイされるかどうかを確認します。
  • タグがページ上にない場合は、JavaScriptライブラリの構成に記載されているようにインストールします。
  • タグが正しくインストールされている場合は、他に考えられる原因として次のことを検討してください。
Oracle Maxymiserタグがasync: trueを使用して構成されている。 Campaign Designerでは現在、非同期ライブラリはサポートされていません。 mmapi.jsの非同期フラグをfalseに設定します。

アクセス拒否エラー

次のタイプのエラーは、アプリケーション・サーバーの設定が原因で発生します。

Access Denied.You don't have permission to access http://www.<domain> on this server.Reference #<identifier_string>

考えられる原因 説明 考えられる解決策
DNSまたはネットワークのポリシー 1つ以上のルールまたはポリシーで、Campaign DesignerプロキシによるWebサイトのロードが禁止されています。たとえば、DNSの設定によって、特定のIPアドレスやサーバー・ジオロケーションからのWebサイトへのアクセスが禁止されている可能性があります。
  • 次に示すMaxymiserのCampaign Designer IPアドレスを許可リストに登録します。
    • 147.154.144.27
    • 147.154.6.156
    • 147.154.129.13
  • このエラー・メッセージに関連付けられているサーバーで参照番号またはエラー・ログを調査します。
  • Campaign Designerの互換性モードを有効にします。

ボット対策システム

Akamai Bot Managerのようなボット対策システムはCampaign Designerプロキシをボット・システムとして識別し、それからのリクエストをブロックするため、Campaign Designerで無限にスピナーが表示され続ける可能性があります。通常、このような状況が発生したときには、ブラウザのDevToolでレスポンスなしのリクエストやタイムアウトによって失敗したリクエストを見つけることもできます。

考えられる原因 説明 考えられる解決策
ボット対策システム ボット対策システムは、Campaign Designerからのリクエストをブロックします
  • 次に示すMaxymiserのCampaign Designer IPアドレスを許可リストに登録します。
    • 147.154.144.27
    • 147.154.6.156
    • 147.154.129.13

Google reCAPTCHA

ページでGoogle reCAPTCHAを使用している場合、Campaign Designerでページをロードする際に問題が発生することがあります。Oracle Maxymiserドメインoraprod-mmproxy.comをGoogle reCAPTCHAのドメイン・リストに追加する必要があります。

  1. https://www.google.com/recaptcha/about/を開きます。
  2. サイトのAdmin Consoleに移動します。
  3. ドロップダウン・リストからreCAPTCHAを選択します。
  4. reCAPTCHA設定に移動します。
  5. 「Domains」リストで、新しい値oraprod-mmproxy.comを追加します。
  6. 設定の変更を保存します。

    Google Admin Console reCAPTCHAの設定の例を次に示します。
    Google Admin Console reCAPTCHAの設定のイメージ

さらに学ぶ

タグの設定

シングル・ページ・アプリケーションWebサイトのテスト

互換性モードの有効化

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