サブスクリプションの監査履歴
監査を使用すると、サブスクリプションまたはサブスクリプション製品の属性の変更履歴をトラッキングできます。ただし、それらの属性が監査対象として選択されている必要があるとともに、サブスクリプション管理で監査が有効になっている必要があります。
サブスクリプション属性またはサブスクリプション製品属性を変更すると、誰(ユーザーID)がいつ(日時)どのように変更したか(追加、更新または削除)が記録されます。
構成設定によって、サブスクリプションまたはサブスクリプション製品について監査する属性と、監査を開始および終了する時期が決定されます。この機能が使用できない場合は、アプリケーション管理者に問い合せてください。アプリケーション管理者は、この機能を有効にすることができます。
変更履歴を表示するには、「監査履歴の表示」(FND_VIEW_AUDIT_HISTORY_PRIV)権限を割り当てられているロールが必要です。ロールおよび権限の適切な割当は、セキュリティ管理者に確認してください。
監査レポート
監査プロセスによって記録されたデータにアクセスするには、「監査」サブタブで監査レポートを表示します。「サブスクリプション詳細」ページおよび「製品の編集」ページで「監査」サブタブにアクセスできます。
「監査」サブタブのデフォルト検索では、検索結果表に監査履歴の要約が表示されます。これには、日付、ユーザー、イベント・タイプ、摘要などの主要データが含まれます。詳細レポートが必要な場合は、検索基準を変更して再度検索します。レポート要約はMicrosoft Excelにエクスポートできます。
次の表に、検索パラメータと、それらを選択した場合の詳細レポートの結果をリストします。
検索パラメータ |
選択の結果 |
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子オブジェクトを含める |
監査が設定されたときにそのビジネス・オブジェクトにリストされていたすべての子オブジェクトを表示します。たとえば、子オブジェクトとして複数の項目が含まれる販売オーダー・オブジェクトなどです。 ノート: 親の直下のレベルの子オブジェクトのみが表示されます。それより下のレベルの子を表示するには、ビジネス・オブジェクト・タイプとして子オブジェクトを選択し、再度検索します。
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ユーザー関連の詳細の表示 |
偽装セッション中にオブジェクトを変更したインパーソネータの詳細を表示します。 偽装とは、処理を他のユーザーに委任する概念です。一般に、サポート担当者やアプリケーション管理者などのユーザー・グループ(
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属性詳細の表示 |
属性リストを有効にし、すべての属性または特定の属性を選択して変更内容を表示できるようにします。選択に基づいて、検索結果には、属性が作成されたか、更新されたかまたは削除されたかが示され、対応する、以前の値および置換された値が表示されます。 |
追加のオブジェクト識別子列を表示 |
ビジネス・オブジェクトが使用されたインスタンス(コンテキスト)を表示します。コンテキスト値により、オブジェクトとそのオブジェクトが使用されたトランザクションが識別されます。各コンテキストは一意となり、ビジネス・オブジェクトに一意の摘要を割り当てます。 |
サポートされている属性
監査では、管理者が有効にしたオブジェクトおよび属性についてのみ変更内容が記録されます。監査をサポートするサブスクリプション属性とサブスクリプション製品属性は、次のとおりです。
サブスクリプション属性 |
サブスクリプション製品属性 |
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これらの属性とともに、ユーザー定義のビジネス・オブジェクト属性の監査を構成することもできます。