Oracle Fusion Cloud Customer ExperienceのSales and Fusion ServiceのREST API

生存カスタム・ヘッダーの有効化を使用したレコードのベスト・バージョンの決定

REST APIを使用してアカウント、担当者、ハブ組織およびハブ個人の更新で生存を有効にし、レコードの最適なバージョンを維持できます。

生存ルールは、マージ操作中にマスター・レコードまたは生存者レコードとその属性を決定するビジネス・ルールの集合です。ルールによって、ビジネス・ルールに基づいて、複数のソース・システムから最適なバージョンのレコードが選択されます。マージ・リクエストを処理する前に、生存ルールおよび契約ルールを構成する必要があります。生存の設定の詳細は、『CX Sales and Fusion Serviceのための顧客データ管理(CDM)の実装』ガイドの重複解決の設定に関する章の次の項を参照してください:

Groovyスクリプトを使用した重複解決の設定
Oracle Business Rulesを使用した重複解決の設定

REST APIを使用してアカウント、ハブ組織、担当者およびハブ個人を更新する場合、特定の属性に複数の値インスタンスを設定できます。ヘッダー「Enable-Survivorship」を渡すことで、ゴールデン・マスター・レコードに最適な属性値インスタンスを設定できます: RESTリクエストのY"。更新の生存は、更新メッセージによって提示された提案された変更を評価し、構成済の生存ルールに基づいて変更を受け入れるか拒否するかを決定します。

生存はアカウント、担当者、ハブ個人およびハブ組織でのみサポートされているため、ヘッダーは、作成される既存のRESTベースのジョブに最小限の影響を与えます。または、特定のジョブに対してのみヘッダーを有効にできます。

次のRESTコールの例では、最初にハブ組織を作成し(更新するレコードがあることを確認するため)、次に、生存の有効化ヘッダーをYに設定して、同じハブ組織の一部の属性を更新します。

URLの例 : https://servername.fa.us2.oraclecloud.com /crmRestApi/resources/11.13.18.05/hubOrganizations

リクエスト本文:

{
    "OrganizationName": "Enable Survivorship LLT",
    "SourceSystem": "RNOW",
    "Comments": "RNOW",
    "StockSymbol": "RNOW",
    "DUNSNumber": "RNOW",
    "PrincipalName": "RNOW",
    "MissionStatement": "RNOW",
    "BusinessScope": "RNOW",
    "PartyUsageCode": "PARTY_OF_INTEREST"
}

レスポンス本文:

{
    "PartyId": 300100584892080,
    "PartyNumber": "CDRM_970817",
    "SourceSystem": "RNOW",
    "BusinessScope": "RNOW",
    "SourceSystemReferenceValue": null,
    "OrganizationName": "Enable Survivorship LLT",
    "UniqueNameSuffix": null,
    "Status": "A",
    "PartyUsageCode": "PARTY_OF_INTEREST",
    "Comments": "RNOW",
    "DUNSNumber": "RNOW",
    "MissionStatement": "RNOW",
    "PrincipalName": "RNOW",
    "StockSymbol": "RNOW",
    "UniqueNameAlias": "Enable Survivorship LLT",
    "YearIncorporated": null,
...
}

次に、SourceSystemでハブ組織を更新し、ヘッダー"Enable-Survivorship: Y"で"DAAS"として他の属性を更新

URLの例:

https://servername.fa.us2.oraclecloud.com/crmRestApi/resources/11.13.18.05/hubOrganizations/CDRM_970818

cURLコマンドの例を次に示します:

curl --location --リクエストPATCH https://servername.fa.us2.oraclecloud.com /crmRestApi/resources/11.13.18.05/hubOrganizations/CDRM_970818'

--header 'Accept: application/json' \

--header 'Content-Type: application/vnd.oracle.adf.resourceitem+json' \

--header 'Enable-Survivorship: True' \

--header 'Authorization: 基本U2FsZXNfYWRtaW46V2VsY29tZTE='

リクエスト本文:

{
    "SourceSystem": "DAAS",
    "StockSymbol": "DAAS",
    "MissionStatement": "DAAS",
    "DUNSNumber": "DAAS",
    "Comments": "DAAS",
    "BusinessScope": "DAAS",
    "PrincipalName": "DAAS"
}

レスポンス本文:

{
    "PartyId": 300100584894088,
    "PartyNumber": "CDRM_970818",
    "SourceSystem": "DAAS",
    "SourceSystemReferenceValue": null,
    "OrganizationName": "Enable Survivorship Logic",
    "PartyUsageCode": "PARTY_OF_INTEREST",
    "Comments": "DAAS",
    "DUNSNumber": "RNOW",
    "MissionStatement": "DAAS",
    "PrincipalName": "RNOW",
     "StockSymbol": "DAAS",
    "UniqueNameAlias": "Enable Survivorship Logic",
...
}

PrincipalNameおよびBusinessScopeの値が更新されていても、その値はRNOWのままであることがわかります。これは、これらの属性の'RNOW'の属性ソース信頼度の値が'DAAS'よりも高いためです。生存ルールは、レコードを無効にすることなく、その属性の更新中に実行される属性に対して定義されます。構成された生存ルールに基づいて、既存のマスター・レコードに対する更新で、更新メッセージから特定の属性を選択的に破棄できます。