勘定科目グループの構成

勘定科目グループの構成により、締め処理時に勘定科目の予期しない異常に気付くことをなくすのに役立つ、セルフモニタリング勘定科目を作成できます。

シナリオ

ユーザーは勘定科目グループを設定するタスクを与えられています。重要な勘定科目を目的別、カテゴリ別および比較基準別にトラッキングする勘定科目グループを定義するには、次のステップを実行します。

  1. 「一般会計ダッシュボード」ページにナビゲートします。

  2. 「勘定科目モニター」セクションで、「表示」「勘定科目グループ」「作成」を選択します。その他の勘定科目グループ・オプションには次のようなものがあります。

    • 勘定科目グループを作成、編集または削除する「管理」。他のユーザーと勘定科目グループを共有することもできます。

    • 所有または共有している勘定科目グループ、公開されている勘定科目グループなど、既存の勘定科目グループを変更したり、アクセス権がある既存の勘定科目グループのコピーを作成する「編集」。コピーした勘定科目グループの所有者としてマークされ、このグループは自動的に非公開アクセスに設定されますが、希望のアクセス設定に変更できます。

  3. 勘定科目グループ名および摘要を入力します。名前はデフォルトでは勘定科目グループが表示されるインフォレットで使用されますが、インフォレットの「処理」メニューで変更できます。

  4. 「次で表示」オプションの値を選択して、勘定科目グループをいずれかのインフォレット(「配賦」、「経費」、「収益」)、「勘定科目モニター」または「クローズ・モニター」に表示するかどうかを決定します。選択した表示オプションは、他の勘定科目グループの設定に影響することがあります。たとえば、「クローズ・モニター」に表示される勘定科目グループには公開アクセス権が必要であり、インフォレットに表示される勘定科目グループでは「元帳の動的派生」オプションを使用可能にする必要があります。

    ノート: 表示設定に関係なく、どの勘定科目グループも「勘定科目モニター」および「財務レポート・センター」内から表示できます。
  5. インフォレットおよび「勘定科目モニター」の表示設定ごとに、「デフォルトとして設定」オプションを選択してデフォルトの勘定科目グループを指定できます。デフォルトの勘定科目グループ設定はユーザー固有であり、この設定により、インフォレットおよび「勘定科目モニター」を表示したときに表示される勘定科目グループが決まります。

    ノート: デフォルト設定は、「クローズ・モニター」に表示されるように設定された勘定科目グループには影響しません。「クローズ・モニター」に表示される勘定科目グループは、元帳セット定義によって決定されます。
  6. 「元帳の動的派生」オプションを選択して、勘定科目グループを同一の残高キューブの元帳に適用します。派生する元帳は、選択したデータ・アクセス・セットに基づくものです。このオプションは、「収益」、「経費」および「配賦」インフォレットに表示される勘定科目グループに対して使用可能にする必要があります。

    ノート: このオプションを選択しない場合、それぞれの勘定科目の行に元帳を入力します。
  7. 次の表に示すように、「時間オプション」「比較オプション」を選択します。

    時間オプション

    比較オプション

    会計期間

    • 予算PTD

    • 予算QTD

    • 予算YTD

    • 前期間PTD

    • 前年度PTD

    • 前年度QTD

    • 前年度YTD

    四半期

    • 予算QTD

    • 予算YTD

    • 前四半期QTD

    • 前年度QTD

    • 前年度YTD

    • 予算YTD

    • 前年度YTD

    ヒント: 予算比較オプションを使用している場合、「シナリオ」フィールドの予算名を選択します。
  8. アクセスを設定します。

    ノート: アクセス設定に関係なく、勘定科目グループを変更できるのは、その所有者のみです。ただし、アクセス権を持っている勘定科目グループについては、その所有者でない場合でも他のユーザーと共有できます。
    • 非公開: 自分のみが使用する場合。

    • 公開: 勘定科目グループの同じ残高キューブへのアクセス権を持つすべてのユーザーが使用する場合。「クローズ・モニター」に表示される勘定科目グループは、「公開」に設定する必要があります。

    • 共有: 勘定科目グループの同じ残高キューブへのアクセス権を持つ、指定したユーザーが使用する場合。

      ノート: 共有アクセスを設定するには、「勘定科目グループの管理」ページにナビゲートします。
  9. 「勘定科目」セクションで、監視する勘定科目を入力します。勘定科目は、収益、経費または配賦プールのトラッキングを目的とした特定のインフォレットに整合するように定義する必要があります。

    • 「経費」インフォレットに表示される勘定科目グループに含まれる勘定科目は、費用勘定科目タイプである必要があります。

    • 「収益」インフォレットに表示される勘定科目グループに含まれる勘定科目は、収益勘定科目タイプである必要があります。

    • 「クローズ・モニター」の勘定科目グループの勘定科目は、2行のみにする必要があります。1行目は収益合計を表し、2行目は経費合計を表す必要があります。

    1. 各勘定科目に識別しやすい短い名前をつけます。名前はインフォレットおよび「勘定科目モニター」の「名前」列に表示されます。インフォレットに表示される勘定科目グループには、各勘定科目の名前を指定する必要があります。

    2. 「元帳の動的派生」オプションが使用可能になっていない場合は、元帳を入力する必要があります。

    3. 勘定科目の各セグメントに親値または子値のいずれかを入力します。

    4. 「増減」フィールドでいつ勘定科目を表示するか選択します。

      • 常に表示

      • より少ない金額による減少

      • より少ないパーセントによる減少

      • より多い金額による減少

      • より多い金額による増加

      • より少ない金額による増加

      • より少ないパーセントによる増加

      • より多いパーセントによる増加

      • より多いパーセントによる減少

      • 等しくない

      • 等しい

    5. 判断の基準である「しきい」フィールドの値を入力します。しきい値は「増減」フィールドで選択した設定と組み合せて使用されます。

  10. 「保存してクローズ」または「保存して別の作成」をクリックします。