一般会計のサブジェクト領域、フォルダおよび属性

一般会計のリアルタイム分析を作成するには、サブジェクト領域、フォルダおよび属性について理解している必要があります。

サブジェクト領域

分析を作成するには、まず、分析に含める情報の列を選択するサブジェクト領域を選択します。たとえば、仕訳情報の分析を作成するには、一般会計 - 仕訳リアルタイム・サブジェクト領域を選択することから開始します。サブジェクト領域は、ビジネス・オブジェクトまたはファクトに基づきます。この例では、サブジェクト領域は仕訳表の列に基づいています。

一般会計には、次の4つの一般会計固有のサブジェクト領域があります。

  • 一般会計 - 残高リアルタイム

  • 一般会計 - 仕訳リアルタイム

  • 一般会計 - 期間ステータス・リアルタイム

  • 一般会計 - トランザクション残高リアルタイム

ヒント: 残高を問い合せ、仕訳へのドリルダウンが可能なレポートを作成するには、一般会計 - トランザクション残高リアルタイムおよび一般会計 - 仕訳リアルタイム・サブジェクト領域を使用します。それ以外では、サブジェクト領域をまたがるレポートは作成しないことをお薦めします。そのようなレポートは最適なパフォーマンスを満たさない場合があり、保守が困難です。

フォルダ

各サブジェクト領域に、1つのファクト・フォルダと複数のディメンション・フォルダがあります。ファクト・フォルダには測定可能な属性が含まれています。つまりこれらは、仕訳の借方および貸方金額などの数値です。ファクト・フォルダは、通常はディメンション・フォルダの後に表示され、通常はサブジェクト領域に関連した名前が付けられます。ディメンション・フォルダには、仕訳名および会計期間などの属性および階層列が含まれています。

「時間」などの一部のフォルダは複数のサブジェクト領域に表示されます。これらは共通フォルダまたは共通ディメンションと呼ばれます。

サブジェクト領域内の各フォルダは、それぞれ異なる詳細度レベルを持つ場合があります。次に例を示します。

  • 「仕訳承認」には、承認属性があります。

  • 「仕訳バッチ」には、属性付きのサブフォルダがあります。

属性

最後に、各ディメンション・フォルダには、残高タイプや転記日などの属性(列)が含まれています。この図は、サブジェクト領域、フォルダおよび属性の構造を示しています。

次の図は、一般会計 - 仕訳リアルタイム・サブジェクト領域を示しています。サブジェクト領域には、「承認ステータス」、「仕訳バッチ」、「仕訳ヘッダー」、「仕訳明細」、「転記ステータス」、「時間」というフォルダが含まれています。

「承認ステータス」フォルダは、ディメンション - プレゼンテーション・フォルダであり、「承認ステータス・コード」、承認ステータス摘要、承認ステータス内容というディメンション属性が含まれています。「明細」フォルダは、ファクト - プレゼンテーション・フォルダであり、「計上済貸方」、「計上済借方」、「入力済貸方」、「入力済借方」、「統計数量」というメジャーが含まれています。

この図は、一般会計 - 仕訳リアルタイム・サブジェクト領域と そのフォルダを示しています。