標準キューブおよび平均残高キューブの例
Oracle Fusion General Ledger残高キューブには、標準残高キューブと平均残高キューブの2つのタイプがあります。
標準残高キューブ
新しい標準残高キューブは、勘定体系と会計カレンダの新しい一意の組合せを使用するプライマリ元帳またはセカンダリ元帳に対して会計構成が発行されるたびに作成されます。キューブには、勘定体系に基づく名前が付けられます。
標準残高キューブの例を2つ示します。
-
勘定体系、InFusion US勘定体系は、InFusion US勘定体系という名前の関連キューブを持ちます。勘定体系が異なるカレンダを持つ複数の元帳で使用される場合、キューブの名前は勘定体系の名前に番号を付加することで区別されます。
-
InFusion US勘定体系は2つの異なる元帳によって使用されており、各元帳が異なる会計カレンダを持ちます。一方は、標準カレンダ年度末の12月31日を使用するカレンダで、もう一方は会計年度末の5月31日を使用するカレンダです。2つのキューブが作成されます。キューブの名前は、InFusion US勘定体系およびInFusion US勘定体系2となります。
平均残高キューブ
平均残高キューブは、標準残高キューブとは異なるディメンションを使用するため、各結果を個別のキューブに格納する必要があります。元帳で平均残高オプションが使用可能な場合、2番目の平均残高キューブが、勘定体系と会計カレンダの一意の組合せの同じ基準に基づいて自動的に作成されます。平均残高キューブの名前は、ADB (日次平均残高)に関連する勘定体系の名前が付加されたものになります。
たとえば、勘定体系がInFusion US勘定体系の場合、平均残高キューブの名前はADB InFusion US勘定体系です。同じ勘定体系により複数のカレンダが使用されている場合は、名前に番号が付加されます。採番は関連する標準残高キューブによって決定され、共有されます。InFusion US勘定体系3という名前の標準キューブに対応する平均残高キューブの名前は、ADB InFusion US勘定体系3です。