会計イベント・モデル
会計イベントは財務上重要なトランザクションを表し、例としてローンの発行、資産の処分などがあります。これらのイベントに関する財務会計情報は、記録して、「会計の作成」プロセスで計上できます。
会計イベントを定義するときは、ソース・システムで発生するアクティビティまたはトランザクションによる財務上の影響があるかどうかをビジネスの観点から決定します。
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会計上または操作上の影響が大きく異なるイベントは、異なる会計イベント・タイプに分類します。
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イベント・タイプは会計イベント区分に分類されます。
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会計ハブでの会計定義は、イベント区分およびイベント・タイプに基づいています。
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イベント・タイプは、アプリケーション内で一意である必要があります。
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この図は、ローン・アプリケーションの会計イベント・モデルを示しています。

イベント区分
イベント区分によって、ソース・システム内の関連トランザクション情報および属性がグループ化されます。
イベント区分は登録済ソース・システム名を使用して作成されます。たとえば、貸付金ソース・システムなどです。
イベント・タイプ
ソース・システムの登録時に、ソース・システムのトランザクション・タイプとしてイベント・タイプを指定できます。
たとえば、イベント・タイプのローンの取組およびローン支払予定は、その機能および操作上の影響が異なるトランザクションのタイプです。
ユーザー・トランザクション識別子
ユーザー・トランザクション識別子は、基礎となる補助元帳トランザクションのユーザー指向のキーで構成されます。
これらの識別子は、トランザクションを一意に識別するために、主に会計イベント照会および会計イベント・レポートで使用されます。
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スプレッドシート・テンプレートを使用したソース・システムの登録時に、仕訳表示列を使用して、ユーザー・トランザクション識別子であるソースを識別します。
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照会およびレポートに使用可能なトランザクション・ソースの列を10まで指定できます。
トランザクションを識別するトランザクション・データは、補助元帳アプリケーションによって異なります。
会計イベント・レポートおよび会計イベント照会によって、対応するイベント区分に適切なトランザクション識別子とそのラベルが表示されます。
イベントのユーザー・トランザクション識別子は、イベントのステータスに関係なく表示できます。これには、会計イベントが処理されていない場合も含まれます。
ユーザー・トランザクション識別子の値は、会計イベント・レポートおよび会計イベント照会が実行されると表示されます。