トランザクション・データを会計ハブにインポートするための高度な機能

ユニバーサル・コンテンツ・マネージャからインタフェース表にトランザクションをアップロードし、インタフェース表から会計トランザクションをインポートして、3つの個別のプロセスとして会計を作成する柔軟性があります。

たとえば、大量の会計トランザクションを複数のデータ・ファイルに分割し、それらをインタフェース表に個別にインポートできます。すべてのファイルをアップロードした後、「インタフェースからの会計トランザクションのインポート」プロセスを発行して、すべてのトランザクションを会計ハブにインポートし、会計を作成できます。必要に応じて、後のステージで「会計の作成」プロセスを使用して会計を作成できます。

トランザクション・データをインポートする柔軟性を確保するには、次のタスクを実行する必要があります。

  • 会計ハブ・クラウド・サービスの柔軟な構成機能を有効にします。

  • 更新されたトランザクション・テンプレートをダウンロードして使用します。

  • 「会計トランザクションのインポート」プロセスのパラメータを構成します。

  • 「インタフェースからの会計トランザクションのインポート」プロセスのパラメータを構成します。

会計ハブ・クラウド・サービスの柔軟な構成機能の有効化

会計ハブ・クラウド・サービスの柔軟な構成機能は、手動で無効にしないかぎり、デフォルトで有効になっています。無効にすると、他の多くの依存機能がサポートされない可能性があるため、この機能を有効にしておくことをお薦めします。いずれかの補助元帳で「トランザクション逆仕訳のサポート」がすでに有効になっている場合は、この拡張機能からオプトアウトできないことに注意してください。

新しいトランザクション・テンプレートをダウンロードし、対応する列のソース値をテンプレートに移入する必要があります。新しいテンプレートでは、XlaTrxH.csvおよびXlaTrxL.csvファイル内の未使用列がCHAR1、CHAR2、CHAR3....、NUMBER1、NUMBER2、NUMBER3....、DATE1、DATE2、DATE3....、LONG_CHAR1、LONG_CHAR2、LONG_CHAR3....などとして表示されます。これらの列はテンプレートから削除できませんが、未使用の場合はこれらの列を空白にしておくことができます。

会計トランザクションのインポート・プロセスのパラメータの構成

次の表では、「会計トランザクションのインポート」プロセスに設定できるパラメータについて説明します。

パラメータ

説明

インタフェースからのインポート

トランザクション・データをインタフェース表にアップロードして、インタフェースから会計ハブにトランザクションを1ステップでインポートするかどうかを選択します。

インポート・セットのトランザクション・データが単一のデータ・ファイルに含まれる場合は、「はい」を選択します。

インポート・セットのトランザクション・データが複数のデータ・ファイルに分割されている場合は、「いいえ」を選択します。この場合、すべてのトランザクション・データがインタフェース表にインポートされるまで待機してから、インタフェースから会計トランザクションのインポートを発行して、トランザクションを会計ハブにインポートできます。

インポート・セット

同時に処理するトランザクションのグループ。この情報が入力されていない場合、各データ・ファイルは1つのインポート・セットとみなされます。

会計の作成

トランザクションがインタフェース表からインポートされた後に会計の作成プロセスを発行するかどうかを選択します。

レポート形式

レポート出力の生成に使用するフォーマットを選択します。

一般会計への転送

補助元帳仕訳を一般会計に転送するかどうかを選択します。

一般会計における転記

一般会計で補助元帳仕訳を転記するかどうかを選択します。

補助元帳残高の更新

会計の作成プロセスの完了後に、補助元帳勘定残高の更新プロセスを発行してサポート参照残高を更新するかどうかを選択します。

インタフェースからの会計トランザクションのインポート・プロセスのパラメータの構成

インタフェース表から会計トランザクション・データを会計ハブにインポートするには、「インタフェースからの会計トランザクションのインポート」プロセスを使用します。たとえば、同じ実行でインポートをトリガーせずに、インタフェース表にトランザクションをロードすることを選択できます。後で、「インタフェースからの会計トランザクションのインポート」プロセスを使用して、これらのトランザクションをインポートできます。これはオプション・プロセスであり、「インタフェースからのインポート」がNの状態で「会計トランザクションのインポート」プロセスが発行された場合のみ、これを実行する必要があります。

次の表では、「インタフェースからの会計トランザクションのインポート」プロセスに対して構成できるパラメータについて説明します。

パラメータ

説明

補助元帳アプリケーション

インタフェース表から会計トランザクションをインポートして会計を作成する補助元帳アプリケーションを選択します。

インポート・セット

同時に処理するトランザクションのグループ。この情報が入力されていない場合、各データ・ファイルは1つのインポート・セットとみなされます。

会計の作成

トランザクションがインタフェース表からインポートされた後に会計の作成プロセスを発行するかどうかを選択します。

レポート形式

レポート出力の生成に使用するフォーマットを選択します。

一般会計への転送

補助元帳仕訳を一般会計に転送するかどうかを選択します。

一般会計における転記

一般会計で補助元帳仕訳を転記するかどうかを選択します。

補助元帳残高の更新

会計の作成プロセスの完了後に、補助元帳勘定残高の更新プロセスを発行してサポート参照残高を更新するかどうかを選択します。