クレジット事例フォルダ・テンプレートの作成

クレジット事例フォルダの作成で使用するクレジット事例フォルダ・テンプレートを作成します。

クレジット事例フォルダ・テンプレートでは、次のものを定義します。

  • 事例フォルダに表示するデータ・ポイント。

  • 所定の与信レビューで使用可能にする事例フォルダ内の必須およびオプションのデータ・ポイントの定義。

  • 必要に応じて、顧客または顧客アカウントの事例フォルダで使用するスコアリング・モデル。

クレジット事例フォルダは、与信分類とレビュー・タイプの組合せに対して作成されます。これらの組合せごとに事例フォルダ・テンプレートを設定できます。与信ポリシーに従って、同じ組合せで複数の事例フォルダ・テンプレートを作成できますが、一度にアクティブにして有効にできる特定の組合せのテンプレートは1つのみです。

たとえば、アドホック・レビュー中に、高リスクの顧客には、与信の決定の基礎になる追加の担保および銀行参照データ・ポイントが必要です。または、中リスク(D&B使用)顧客の定期レビュー中に、主に「DB Paydexスコア」および「DB評価」データ・ポイントの値に依存する場合があります。

与信レビューが開始されて事例フォルダが作成されると、与信分類とレビュー・タイプの組合せに基づいて事例フォルダ・テンプレートが割り当てられます。この組合せでテンプレートが見つからない場合は、デフォルトとして指定した事例フォルダ・テンプレートが使用されます。

事例フォルダ・テンプレートを作成するには:

  1. 「設定および保守」→「クレジット事例フォルダ・テンプレートの管理」ページにナビゲートします。

  2. プラス(+)アイコンをクリックして、「クレジット事例フォルダ・テンプレートの作成」ページを開きます

  3. 「名前」および「摘要」フィールドに、この事例フォルダ・テンプレートの名前と説明を入力します。

    与信分類とレビュー・タイプの組合せに関連するため、事例フォルダ・テンプレートのタイプを識別する名前を使用できます。

  4. 「開始日」フィールドに、この事例フォルダ・テンプレートをアクティブにする日付を入力します。デフォルトはシステム日付ですが、システム日付よりも前または後の日付に変更できます。

    アクティブおよび有効な事例フォルダ・テンプレートは、事例フォルダ・テンプレートの開始日以降に作成された事例フォルダで使用できます。

  5. 「終了日」フィールドを使用して、事例フォルダ・テンプレートに対するアクティブな操作の制限を定義します。与信ポリシーが変更された場合、または近い将来に変更されると予想される場合、与信分類とレビュー・タイプの特定の組合せに対して複数の事例フォルダ・テンプレートを作成できます。これを行うには、将来の終了日を現在のテンプレートに適用し、現在のテンプレートの終了日より後の開始日を指定して新しいテンプレートを作成します。

    ノート: 終了日を入力して作業内容を保存すると、終了日を変更または削除できなくなります。
  6. オプションで、「スコアリング・モデル」フィールドに、この事例フォルダ・テンプレートで使用するスコアリング・モデルを入力します。

    スコアリング・モデルを選択しない場合、このテンプレートに設定したデータ・ポイントは与信アナリストにより与信の決定に使用されますが、クレジット・スコアは計算されません。

  7. 「データ・ポイント」セクションで、「カテゴリ」フィールドを使用して、特定のカテゴリのデータ・ポイントのみを表示します。デフォルトでは、「データ・ポイント」セクションにはすべてのカテゴリのすべてのデータ・ポイントが表示されます

  8. 「事例フォルダに含める」列のフィールドを使用して、事例フォルダ・テンプレートに含めるデータ・ポイントを指定します。

    • いいえ: デフォルト。これらのデータ・ポイントは保存後にテンプレートに表示されず、このテンプレートを使用して作成された事例フォルダには表示されません

    • 必須: データ・ポイントはテンプレートに含まれ、与信の決定、およびこのテンプレートを使用するクレジット事例フォルダでクレジット・スコアを計算するには、値が必要です。

      クレジット事例フォルダでは、値のない必須データ・ポイントに警告アイコンのラベルが付いています。

    • オプション: データ・ポイントはテンプレートに含まれますが、値は必須ではありません。オプションのデータ・ポイントにより、与信アナリストは特定の与信の決定に必要な値をより柔軟に決定できます。

    ノート: このテンプレートに対してスコアリング・モデルを選択した場合でも、このテンプレートを使用するクレジット事例フォルダに表示するためには、スコアリング・モデルのデータ・ポイントを「必須」または「オプション」に設定する必要があります。与信アナリストがスコア可のオプションのデータ・ポイントに値を入力した場合は、この値がクレジット・スコア計算に含められます。
  9. テンプレートに必要なデータ・ポイントをすべて設定した後、作業内容を保存します。