回収プリファレンスの定義

この例では、Oracle Fusion Advanced Collectionsのプリファレンスを設定する方法を示します。

プリファレンスの2つのセクション(「グローバル・プリファレンス」と「プリファレンス」)の設定を任されました。次の要件に基づいてプリファレンスを構成します。

  • 会社では、期日を90日超過しているトランザクションと30日先までの現行トランザクションを回収担当がレビューする必要があります。

  • 回収担当はアカウント別に顧客をレビューし、期日超過通知をEメールで送信します。

  • 使用可能な担当者情報がない場合は、買掛/未払金マネージャに通知が送信されます。

  • 顧客の履歴をレビューするには、現行トランザクションとクローズ済トランザクションを表示する必要があります。

  • 会社では、ダッシュボードで作業を2日まで再スケジュールできます。

  • 修正および係争は、記録されてから1営業日以内に処理されます。

  • 1つのアカウントに対する貸方は要約されます。

  • 年齢調べは、5バケット年齢調べ方法で表示されます。

  • 換算レートは、社内で設定されたレートに基づきます。

  • データを区切るために使用するデリミタ記号はパイプです。

  • 顧客アカウントの検索を実行するための最小文字数は3文字となり、これが推奨される文字数です。

次の表を使用して、プリファレンスの2つのセクションを定義します。

回収プリファレンスの構成

  1. 「グローバル・プリファレンス」を定義します

    フィールド

    「トランザクション」タブのデフォルトのトランザクション・タイプを選択します

    「請求書」を選択します。他のトランザクションの選択肢は、「すべて」、「クレジット・メモ」または「デビット・メモ」です。

    「トランザクション」タブにクローズ済トランザクションを自動的に表示します

    顧客の履歴の一部としてクローズ済トランザクションを表示するには、「はい」を選択します。

    「トランザクション」タブに現行トランザクションを自動的に表示します

    顧客の待ち状態の現行トランザクションまたはオープン・トランザクションを表示するには、「はい」を選択します。

    トランザクション日付範囲が開始する現在日より前の日数を入力します

    この例では、90日を指定すると、3か月分の履歴が回収担当に表示されます。使用可能な範囲は1から9999です。

    トランザクション日付範囲が終了する現在日より後の日数を入力します

    30日分の現行トランザクションまたはオープン・トランザクションが表示されます。使用可能な範囲は1-9999です。

    ダッシュボードで作業を再スケジュールできる最大日数を入力します

    作業のスケジュールで許容される変更は2日です。使用可能な範囲は1-9999です。

    活動が生成される修正または係争が発行されてからの日数を入力します。

    1日で係争および修正が生成されます。使用可能な範囲は1-9999です。

    デフォルトの年齢調べ方法を選択します

    5バケット年齢調べ。様々な年齢調べバケットを定義でき、それらを使用できる場合があります。

    回収ダッシュボードで顧客、アカウントおよびサイトを区切るために使用するデリミタを入力します

    パイプ記号。使用可能な他の選択肢は、「より大きい」記号、ダッシュ記号およびコロン記号です。

    検索の実行に必要な最小文字数を入力します

    お薦めする検索の文字数は3文字です。使用可能な範囲は1-9999です。

    督促通信用の送信者または返信先Eメール・アドレスを入力します

    顧客が応答するデフォルトの返信先Eメール・アドレス

  2. 「プリファレンス」を定義します

    「プリファレンス」表の列名

    フィールド値

    回収プリファレンス・セット

    値「共通セット」を選択します。

    回収ビジネス・レベルの選択

    「アカウント」。他の選択肢は「顧客」と「サイト」です。

    貸方残高をデフォルトで年齢調べするか要約するかを選択します

    「要約済」。貸方を年齢調べ済として表示することもできます。

    複数通貨トランザクションを換算するための換算レート・タイプを選択します

    「社内」。様々な選択肢を定義でき、それらが表示されます。

    回収通知を送信するデフォルトの方法を選択します

    「Eメール」を選択します。他の方法は「FAX」または「印刷」です。

    督促受取者が不明な場合のデフォルト担当者を入力します

    買掛/未払金マネージャ。担当者がリストされない場合はユーザー定義。

    「通信」表の列名

    フィールド値

    回収プリファレンス・セット

    値「共通セット」を選択します。

    修正通知の送信

    顧客のアカウントに対して行われた修正を顧客に通知するには、「はい」を選択します。

    修正テンプレート

    提供されているテンプレートを選択します。

    係争通知の送信

    顧客のアカウントに対して行われた係争を顧客に通知するには、「はい」を選択します。

    係争テンプレート

    提供されているテンプレートを選択します。

    支払通知の送信

    顧客のアカウントに対して行われた支払を顧客に通知するには、「はい」を選択します。

    支払テンプレート

    提供されているテンプレートを選択します。

    約束通知の送信

    顧客のアカウントに対する支払約束を顧客に通知するには、「はい」を選択します。

    約束テンプレート

    提供されているテンプレートを選択します。

  3. 「保存」または「保存してクローズ」をクリックして、プリファレンスを有効にします。