残高に混合符号を使用するトランザクションでの消込ルールの使用例

この例は、すべてで按分消込ルールを使用して、残高に混合符号を使用するトランザクションに支払を消し込む方法を示しています。残高に混合符号を使用するトランザクションでは、トランザクションの手数料にプラス符号とマイナス符号の組合せが含まれます。

残高に混合符号を使用するトランザクションに支払を消し込む場合、Receivablesでは支払と同じ符号の支払金額にのみ支払を消し込みます。たとえば、支払がプラスの金額に対するものである(つまり、クレジット・メモではない)場合、Receivablesでは残高がプラスの手数料のみを減額します。マイナスの残高は影響を受けません。

残高に混合符号を使用するトランザクションの場合と同様、Receivablesでは、消込ルール・セットに割り当てられた超過消込ルールに従って、残金を消し込みます。

残高に混合符号を使用する場合のすべてで按分

請求書101に含まれる詳細は次のとおりです。

フィールド

明細

<$100>

税金

$100

運送費

$30

延滞手数料

$10

すべてで按分消込ルールを使用しているとします。顧客が$100の入金を送金します。Receivablesは、プラスの入金額を、プラスの税額、運送費および延滞手数料金額の間で按分します。<$100>の明細金額は影響を受けません。

この表は、入金消込後の請求書101の新しい残高を示しています。

フィールド

明細

<$100>

税金

$28.56

運送費

$8.58

延滞手数料

$2.86

この表は、すべてで按分ルールを使用して支払を消し込む前と後のこの請求書の各明細タイプの比較を示しています。

明細品目

明細品目残高

税金

税金残高

運送費

運送費残高

延滞手数料

延滞手数料残高

<$100>

<$100>

$100

$28.56

$30

$8.58

$10.00

$2.86

この表は、各明細タイプに消し込まれた金額を示しています。

消込済金額合計

消込済明細金額

消込済税額

消込済運送費

消込済延滞手数料金額

100

0

71.44

21.42

7.14

この表は、すべてで按分消込ルールで使用される計算を示しています。

品目

計算

税金

100 - (21.42 + 7.14) = 71.44

運送費

(30 * 100) / 140 = 21.42

延滞手数料

3(10.00 * 100) / 140 = 7.14