消込ルールの使用例

次の例は、消込ルール・セット内の各消込ルールがトランザクションに支払を消し込む方法を示しています。

請求書123に含まれる詳細は次のとおりです。

フィールド

明細

$1000

税金

$140

運送費

$200

合計

$1340

顧客はこの請求書に対して$1040の一部支払を送金します。この表は、Receivablesで3つの各消込ルールを使用して支払を消し込む方法を示しています。

消込ルール

消込済金額合計

消込済明細金額

消込済税額

消込済運送費

明細が先、税金が後

1040

1000

40

0

明細と税金で按分

1040

912.28

127.72

0

すべてで按分

1040

776.12

108.66

155.22

この表は、各消込ルールで使用される計算を示しています。

消込ルール

計算

明細が先、税金が後

  1. 支払をオープン明細金額に消し込みます。

  2. 残金がある場合はこれを税金に消し込みます。

明細と税金で按分

  1. (1040/1140) * 1000 = 912.28 (入金額 / 明細と税金の合計) * 明細金額 = 消込済明細金額

  2. (1040/1140) * 140 = 127.72 (入金額 / 明細と税金の合計) * オープン税額 = 消込済税額

すべてで按分

  1. (1040/1340) x 1000 = 776.12 (入金額 / 請求書合計) * オープン明細金額 = 消込済明細金額

  2. (1040/1340) x 140 = 108.66 (入金額 / 請求書合計) * オープン税額 = 消込済税額

  3. (1040/1340) x 200 = 155.22 (入金額 / 請求書合計) x オープン運送費 = 消込済運送費

明細が先、税金が後

明細が先、税金が後ルールは、最初に支払を明細金額に消し込み、未回収残高をゼロに減らします。その後、Receivablesは残金($40)を税額に消し込み、オープン税額を$100に減らします。支払がこれらの品目をクローズするのに十分でないため、運送費残高は影響を受けません。

この表は、明細が先、税金が後ルールを使用して金額を消し込む前と後の各明細タイプの比較を示しています。

トランザクション金額

残金

明細品目

明細品目残高

税金

税金残高

運送費

運送費残高

$1340

$300

$1000

$0

$140

$100

$200

$200

明細と税金で按分

明細と税金で按分ルールは、オープン明細および税額に比例配分された金額を消し込みます。消し込まれた金額がこれらの品目をクローズするのに十分でないため、運送費残高は影響を受けません。

この表は、明細と税金で按分ルールを使用して金額を消し込む前と後の各明細タイプの比較を示しています。

トランザクション金額

残金

明細品目

明細品目残高

税金

税金残高

運送費

運送費残高

$1340

$300

$1000

$87.72

$140

$12.28

$200

$200

この表は、比例配分された金額に至るまでの計算を示しています。

品目

計算

明細品目

1000 - 912.28 = 87.72

金額明細品目 - 消込済明細金額 = オープン明細金額

税金

140 - 127.72 = 12.28

税金当初 - 消込済税額 = オープン税額

すべてで按分

すべてで按分ルールは、このトランザクションの明細、税金および運送費に比例配分された入金額を消し込みます。

この表は、すべてで按分ルールを使用して金額を消し込む前と後の各明細タイプの比較を示しています。

トランザクション金額

残金

明細品目

明細品目残高

税金

税金残高

運送費

運送費残高

$1340

$300

$1000

$223.88

$140

$31.34

$200

$44.78

この表は、比例配分された金額に至るまでの計算を示しています。

品目

計算

明細品目

1000 - 776.12 = 223.88

金額明細品目 - 消込済明細金額 = オープン明細金額

税金

140 - 108.66 = 31.34

税金当初 - 消込済税額 = オープン税額

運送費

200 - 155.22 = 44.78

運送費当初 - 消込済運送費 = オープン運送費