消込ルール・セットのルール

入金またはクレジット・メモをトランザクションに消し込むと、消込ルール・セットによって、Receivablesでトランザクションの明細金額、税額、運送費および延滞手数料金額の未回収残高を減額する方法が決定されます。

Receivablesでは、トランザクション・タイプに割り当てられた消込ルール・セットを使用して、支払消込を処理します。トランザクション・タイプに消込ルール・セットが割り当てられていない場合は、売掛/未収金システム・オプションに割り当てられた消込ルール・セットが使用されます。

必要に応じて、消込ルール・セット内の明細タイプおよび消込ルールの順序を編成できます。各明細タイプが消込ルール・セットに含まれること、かつ1回のみ含まれることが必要です。超過消込ルールは、常に順序内の最後になります。

明細が先、税金が後ルール

明細が先、税金が後ルールは、最初に支払をオープン明細金額に消し込み、次にその残金を関連税金に消し込みます。

支払がオープン明細と税額の合計より大きい場合、Receivablesは次の順序で残金を消し込み、支払が全額消し込まれると停止することによって、残りの各オープン項目のクローズを試みます。

  1. 運送費

  2. 延滞手数料

支払が全額消し込まれた後、入金額が残っている場合、この金額は超過消込ルールによって管理されます。

明細と税金で按分

明細と税金で按分ルールは、オープン明細および各明細の税額に比例配分された支払額を消し込みます。

支払がオープン明細と税額の合計より大きい場合、Receivablesは次の順序で残金を消し込み、支払が全額消し込まれると停止することによって、残りの各オープン項目のクローズを試みます。

  1. 運送費

  2. 延滞手数料

支払が全額消し込まれた後、入金額が残っている場合、この金額は超過消込ルールによって管理されます。

すべてで按分

すべてで按分ルールは、借方品目に関連付けられた各未回収金額(この品目の明細金額、税額、運送費および延滞手数料金額)に比例配分された支払額を消し込みます。

Receivablesでは、次の算式を使用して消込済金額を決定します。

Applied Amount = open application line type amount / sum of application line types in rule details * Receipt Amount

支払が全額消し込まれた後、入金額が残っている場合、この金額は超過消込ルールによって管理されます。

超過消込ルール

超過消込ルールは、常に消込ルール・セット内の最後のルールとなります。このルールにより、すべてのトランザクション明細の未回収残高がゼロに減少された後の入金額の残金が管理されます。

借方品目のトランザクション・タイプで超過消込が許可されている場合、Receivablesによって残金がトランザクション明細に消し込まれ、未回収残高がマイナスになります。借方品目のトランザクション・タイプで超過消込が許可されていない場合、残金を対顧客勘定にするか、未消込のままにできます。

ノート: ロックボックスでは、消込ルール・セットではなく自動消込ルール・セットを使用して、残金の消込方法が決定されます。