通常消込および超過消込

トランザクションに割り当てるトランザクション・タイプにより、トランザクション残高に対して許可される消込のタイプが決まります。この定義は、トランザクション・タイプの「超過消込不可」オプションおよび「超過消込の許可」オプションによって管理されます。

通常消込では、トランザクション残高をゼロに近づけるか、ゼロにするトランザクションに対してのみ支払またはクレジットを消し込むことができます。たとえば、請求書の未回収残高が$400の場合、このトランザクションに対して$400までしか消し込むことができません。通常消込では、残高をゼロにすることのみ可能です。

超過消込では、トランザクションに対して未回収残高以上を消し込むことができます。たとえば、$500の入金を$400の請求書に消し込むと、請求書に$100が超過消込され、残高の符号がプラスからマイナスに反転されます。

通常消込および超過消込の使用

トランザクションが超過消込を許可するかどうかによって、そのトランザクションで実行できる処理が決まります。

通常消込のみを許可するトランザクションに全額支払われると、トランザクションをクレジットするために、クレジットを作成する前にまずトランザクションから入金の消込を取り消す必要があります。

自動インボイスを使用して、支払済請求書に対してクレジット・メモをインポートし、これらのクレジットを自動入金処理のために評価する場合、支払済請求書のトランザクション・タイプで通常消込のみを許可する必要があります。ただし、トランザクションのトランザクション・ソースで「クレジットの入金処理」オプションが有効になっていない場合、自動インボイスでは、請求書から入金の消込が取り消されるまで、関連するクレジット・メモがインタフェース表に残ります。