顧客住所のガイドライン

売掛/未収金顧客レコードの住所情報を入力および保守します。

顧客を作成する場合は、アカウントおよび住所情報を入力する必要があります。この住所は、顧客のアカウント・サイト・レコードになります。

顧客に追加の顧客アカウントを作成する場合は、新しい住所情報を入力して新しいアカウント・サイトを作成するか、既存のアカウント・サイトを使用できます。既存のアカウント・サイトを新しいアカウントに割り当てる場合、住所情報自体は変更できますが、この住所が他のパーティと共有されていると、警告が表示されます。

次のガイドラインは、顧客住所の入力および更新に適用されます。

  • アカウント・サイトの参照データ・セット

  • 更新の共有

  • アカウント住所詳細

  • 住所ビジネス目的

  • 参照アカウント

アカウント・サイトの参照データ・セット

顧客を作成またはインポートする前に、顧客アカウント・サイトで使用する参照データ・セットを作成する必要があります。この参照データ・セットは、要件に応じて1つ以上のビジネス・ユニット間で共有できます。

顧客アカウント・サイトの新しい参照データ・セットにアクセスするには、指定されたユーザーに適切なデータ・ロールをプロビジョニングして、特定のビジネス・ユニットおよび参照データ・セットのジョブ・ロールへのアクセス権を付与します。

更新の共有

情報が間違っていたか欠落していたために住所を更新した場合、これらの更新は、この住所を使用するすべてのアカウント・サイトと共有されます。

更新の共有は、住所情報にのみ適用され、アカウント住所詳細またはビジネス目的には適用されません。

アカウント住所詳細

「アカウント住所詳細」サブセクションを使用して、アカウント・サイトの次の値を指定します。

  • 顧客カテゴリ・コード: 企業のニーズに応じてこの顧客を分類する場合に使用します。これらのカテゴリ・コードは、取引先コミュニティ・モデルを使用して定義します。

  • 翻訳済顧客名: 別の言語で顧客名を入力する場合に使用します。外部文書の顧客名が翻訳された名前で置換されます。

住所ビジネス目的

住所ビジネス目的をアカウント・サイトに割り当てて、特定の各顧客アカウント・サイトによって実行される機能を識別します。住所ビジネス目的ごとに1つのアカウント・サイトをプライマリとして指定できます。

共通の住所ビジネス目的には、次のものがあります。

  • 請求先: 請求先ビジネス目的は、請求を受け入れて処理するように指定されたアカウント・サイトに割り当てます。顧客のトランザクションを処理するには、少なくとも1つの請求先サイトを作成する必要があります。

  • 出荷先: 出荷先ビジネス目的は、顧客アカウントが購入した商品を受け入れるように指定されたアカウント・サイトに割り当てます。

    出荷先ビジネス目的を作成する場合は、出荷済商品の請求を処理する関連請求先サイトを指定する必要があります。

    出荷先サイトに関連付けることができる請求先サイトは、同じ顧客アカウントまたは関連顧客アカウントに属します。

  • 搬送先: 搬送先ビジネス目的は、出荷先サイトに送付されたすべての商品または一部の商品を受け入れるサイトに割り当てます。

  • 船荷証券: 船荷証券ビジネス目的は、顧客の商品を出荷する運送業者の契約を管理するサイトに割り当てます。

  • 督促: 督促ビジネス目的は、督促状を受け取るサイトに割り当てます。

  • 延滞手数料: 延滞手数料ビジネス目的は、この顧客アカウントの延滞手数料ポリシーが割り当てられているサイトに割り当てます。

    「使用される取引明細書、督促状および延滞手数料サイト・プロファイル」プロファイル・オプションが「はい」に設定されている場合、Receivablesでは、延滞手数料サイトに割り当てられた延滞手数料ポリシーを使用して、トランザクションの延滞手数料を計算します。プロファイル・オプションが「いいえ」に設定されている場合、Receivablesでは、トランザクションに割り当てられた請求先サイトに割り当てられた延滞手数料ポリシーを使用します。

参照アカウント

収益、運送費、売掛/未収金、自動インボイス決済、税金、未請求売掛金および繰延収益の各勘定の配分を顧客請求先サイトに割り当てます。自動会計が請求先サイトに依存する場合、Receivablesでは、トランザクションの請求先サイトを使用して、これらの配分の関連セグメントを決定します。