OAGIS 10.1 XMLトランザクション送信のためのReceivablesの設定

OAGIS 10.1 XMLフォーマットでの顧客へのトランザクション送信を可能にする実装の一部として、OAGIS 10.1 XMLトランザクション送信のためにReceivablesを設定します。

Receivablesの設定を完了するとともに、コラボレーション・メッセージング・フレームワークで関連設定を完了する必要もあります。両方の製品で設定を完了すると、XMLトランザクション送信を使用できるようになります。

OAGIS 10.1 XMLトランザクション送信のためにReceivablesを設定するには、次のタスクを実行します。

顧客アカウント・プロファイルでXML請求を設定します。
XMLトランザクション用の添付カテゴリを設定します(オプション)。

ノート: これらの設定を完了する前に、機能設定マネージャの機能オプトイン・ページを使用して、「オープン・アプリケーション・グループ統合仕様(OAGIS) 10.1 XMLフォーマットでの売掛/未収金請求書送信」機能を有効にしておく必要があります。OAGIS 10.1 XMLトランザクション送信を有効にすると、Universal Business Language (UBL) 2.1 XMLトランザクション送信も有効になります。

顧客アカウント・プロファイルのXML請求の設定

XMLトランザクション送信の取引先として定義する顧客の売掛/未収金顧客アカウント・プロファイルを設定します。使用する設定は、その顧客アカウントに属するすべてのサイトに適用されます。

XMLトランザクション送信の顧客アカウントを設定するには:

「請求」作業領域にナビゲートします。
「顧客の管理」タスクを選択します。
「顧客の管理」ページで、XMLトランザクション送信を有効にする顧客を検索します。
「アカウントの編集」ページで、「プロファイル履歴」タブをクリックします。
「請求」セクションで、「優先送信方法」を「XML」に設定します。
この顧客の該当トランザクションに対して「XML請求の使用可能」のチェック・ボックス(「請求書」、「デビット・メモ」、「チャージバック」、「クレジット・メモ」)を選択します。

この顧客アカウントに対して「XMLトランザクションの生成および転送」プロセスを実行するたびに、Receivablesによってすべての適格なトランザクションが選択されます。
作業内容を保存します。
該当する各顧客アカウントについて、ステップ3から7を繰り返します。

必要に応じて、顧客プロファイルでXML請求書の配信を拡張すれば、XML形式のトランザクションの配信先を、「紙」、「Eメール」、「ポータル・アップロード」またはカスタム配信方法などの優先配信方法が設定されていない顧客アカウントに属するすべての顧客サイトに限定できます。この拡張を定義するには、AR_FEATURES参照タイプのAR_XML_INVOICE_ENHANCED参照コードを作成して有効にします。

このXML配信の拡張機能を設定するには:

「設定および保守」作業領域にナビゲートします。
設定タスク「売掛/未収金参照の管理」を検索します。
「売掛/未収金参照の管理」ページで、AR_FEATURES参照タイプを検索します。
参照コードの新しい行を入力します。
「参照コード」フィールドに、AR_XML_INVOICE_ENHANCEDと入力します。
「参照データ・セット」フィールドで、「共通セット」を選択します。
「使用可能」オプションを選択します。
「内容」フィールドに、この参照コードの説明を入力します。
作業内容を保存します。

「XMLトランザクションの生成および転送」プロセスを実行すると、サイト・レベルの配信方法が設定されていない顧客アカウントの顧客サイトに属するトランザクションが、XML形式で配信するために選択されます。このプロセスでは、「紙」、「Eメール」、「ポータル・アップロード」またはカスタム配信方法の優先配信方法が設定された顧客サイトは無視されます。

ノート: AR_XML_INVOICE_ENHANCED参照コードを作成しても「使用可能」オプションを選択しないと、「XMLトランザクションの生成および転送」プロセスで、サイト・レベルの送信方法の設定が無視され、顧客アカウントとその顧客サイトに属するすべてのトランザクションがXML形式で配信するために選択されます。

XMLトランザクション用の添付カテゴリの設定

オプションで、XMLトランザクションにトランザクション・ヘッダー添付を含めるための添付カテゴリを定義できます。

「XMLトランザクションの生成および転送」プロセスの実行中、定義したXML添付カテゴリに関連付けられているトランザクションへの添付がOAGIS 10.1 XMLに埋め込まれます。

XMLトランザクション用の添付カテゴリを設定するには:

「設定および保守」作業領域にナビゲートします。
「添付カテゴリの管理」タスクを選択します。
「添付カテゴリの管理」ページで、プラス(+)アイコンをクリックして、新規の添付カテゴリを作成します。

ノート: 既存の添付カテゴリを使用することもできます。
XMLトランザクション添付カテゴリの各フィールドに入力します。次に例を示します。
- カテゴリ名: XML_INVOICE
- ユーザー名: XML請求書
- 摘要: XML請求書ヘッダーに埋め込まれる添付
「添付エンティティ」セクションで、プラス(+)アイコンをクリックします。
「エンティティ名」フィールドに、RA_CUSTOMER_TRX_ALLを入力して、添付をトランザクション・ヘッダーに関連付けます。
作業内容を保存します。
「売掛管理プロファイル・オプションの管理」タスクを選択します。

次に、添付カテゴリを、添付を印刷するための「請求提示」プロファイル・オプション(AR_BPA_PRINT_ATTACH_CATEGORY)に関連付けます。
「売掛管理プロファイル・オプションの管理」ページで、AR_BPA_PRINT_ATTACH_CATEGORYプロファイル・オプションを検索します。
「プロファイル値」セクションで、プラス(+)アイコンをクリックします。
「プロファイル・レベル」フィールドに、「サイト」と入力します。
「プロファイル値」フィールドに、ステップ4で定義した添付カテゴリの名前を入力します。
作業内容を保存します。

このサイト・プロファイル値を使用すると、トランザクション・ヘッダーのAR_BPA_PRINT_ATTACH_CATEGORYカテゴリに属する添付をXMLトランザクションに埋め込むことができます。
「トランザクションの作成」ページの「添付」ウィンドウで、作成してAR_BPA_PRINT_ATTACH_CATEGORYプロファイル・オプションと関連付けた添付カテゴリを使用して、XMLトランザクションに含める添付を追加します。